「滞在を通じて、少しずつ育児に関する知識や実践の回数が増えていって「大丈夫」って自信が持てるようになりました。」田中(仮名)さま(ご夫婦インタビュー前編)
コロナ禍で結婚し、赤ちゃんを授かった田中(仮名)ご夫婦。初産かつ実家が遠方なため、育児への不安もかなりあったそう。身体の回復はもちろん、育児に慣れるためにHOTEL CAFUNEをご利用いただきました。
そんなお二人が滞在してくださった産後ケアホテルでの体験について、それぞれの視点でお話を伺いました。前編は田中エリ(仮名)さまのお話をご紹介します。
男性のパートナー側のインタビューはこちら。
ー産後ケアを知ったきっかけはなんでしたか?
私の会社の同僚や先輩でも産後ケアを利用している人がいたので、出産前から「産後ケア」の存在は知っていました。自分が産後ケアに興味を持ったのは2つの理由からでした。一つ目は自分が初産でなにもかもがわからず、育児への不安が強かったこと。もう一つ目は実家が地方で自宅から遠く、産後すぐは実母が手伝いにきてくれることになっていたものの、最終的には自分たちでどうにかしなければならないという危機感があったことでした。
ところが調べてみると、他の産後ケア施設は自宅からアクセスしにくい場所にあるのがネックとなり、利用を諦めていたんです。そんな時に友人にHOTEL CAFUNEを紹介してもらい、立地やサービスもとても魅力的だと思い、利用を決めました。
ー実際に泊まってみてどうでしたか?
育児は初めてのことなので、本や記事を読むだけではわからないことだらけでした。HOTEL CAFUNEには助産師や託児のスタッフの方が24時間常駐しているので、わからないことがあったらすぐに聞ける環境だったので、それがとても良かったです。赤ちゃんの体重増加を一緒に喜んでくれる方々の存在はとても心強かった。夜に預かってもらうスタッフさんもベテランの方が多く安心感がありました。
授乳について片方しか飲めなくても問題ないというアドバイスがあったり、飲ませ方も助産師さんに修正してもらえたり、少しずつ育児に関する知識や実践の回数が増えていって「大丈夫」って自信が持てるようになりました。
ーHOTEL CAFUNEではどのように過ごされていましたか?
最初の1週間は自分で赤ちゃんのお世話をやってみていたのですが、実際やってみると疲れてきて預けることもありました。だんだん赤ちゃんのリズムができてくると夜も寝てくれるようになり、夜間同室で過ごす時間も増えていきました。
滞在の後半では赤ちゃんを預けて、外出したり美容室に行ったりしました。実は私は妊娠糖尿病だったのでしばらく糖質制限をしていたんです。出産したら絶対美味しい甘いものを食べるぞ、と心に誓っていました。滞在中に赤ちゃんを預かってもらって、友人と都内でアフタヌーンティーをしたのですがとても楽しく、リフレッシュできました。
あとホテルと川崎駅をつなぐ無料シャトルバスがあるので、それに乗って川崎駅近辺の書店で育児本をゆっくり選んだりもできましたね。
ーどんな人にHOTEL CAFUNEをおすすめしたいですか?
私のように初産で子育てのスタートに不安を感じている人にはぜひ利用してほしいです。やはりまだまだ産後ケアにお金を払うという考え方がまだまだ一般的ではないので、今すぐは難しいと思うのですが、徐々に常識になっていったらいいなと思います。
私たちはコロナ禍の結婚だったためハネムーンは行かず、結婚式も家族だけで執り行いました。本来そこにかかるはずだった出費を産後ケアホテルに費やしたという感覚なんです。結婚して子どもが欲しいとなったタイミングで、出産や子育てにかかる費用に産後ケアも当たり前に含まれるものという考え方が広まっていったらいいのになと思います。
パートナーの理解が必要になる場面も出てくると思いますが、その点私はとても恵まれている気がします。子どもができると子どものことを最優先に考えた旅行になるかと思いますが、こちらはホテルかつ託児サービスがついているので旅行気分でリフレッシュする人もきっと多いはず。夫婦揃って少しの間安らげる場所になると思います。