【スタッフ紹介】助産師インタビュー vol.4

　HOTEL CAFUNEでは、ホテリエや助産師、保育士など様々なスタッフが在籍しています。その中でも今回は助産師にフォーカスを当て、インタビューを行いました。助産師は日々のヒアリングやケアを通して深くお客様に関わっています。今回の記事を通して、HOTEL CAFUNEの助産師のことを少しでも多くのお客様に知っていただければと思います。

▼過去の助産師インタビューシリーズはこちら

助産師T（30）
総合病院の産婦人科病棟、産婦人科病院で勤務。その後、HOTEL CAFUNEで１年間勤務。

HOTEL CAFUNEで働こうと思ったきっかけは何ですか？

　助産師を目指そうと思った頃から助産師＝出産というイメージがあり、出産のことだけを仕事にするのだと思っていました。就職した後も長い妊娠期間のゴールである出産という一大ライフイベントをどう安全にサポートできるのかを考えて働いていました。
　そんな中で、親しい友人が母となり、育児のことを質問される機会が増えました。育児期に関する悩みの多さと休みなく育児と家事をする毎日を目の当たりにしました。約１週間の入院では伝えられることに限界があるなと実感すると同時に、周囲のサポートの重要性を強く感じました。
　また、２週間検診や１ヶ月健診時に退院後のお母さんとお話しをしている時にも周囲のサポートが不足していることで不安や悩みを抱えるお母さんが多く、このお母さんたちのサポートがしたいと思うようになりました。
　私の働いていた地域には産後ケア施設が少なく、病院や助産院に併設されている産後ケアしかありません。ここでは育児に慣れるために完全母子同室のことが多いので休息のための時間はあまり取れません。
　育児に慣れる時間も取りつつ、しっかりと休んで自分の時間を大切にしてほしい、お母さんのみならずお父さんやご家族にも育児を楽しんでほしいと思っていました。そんな時にHOTEL CAFUNEを見つけ、私のやりたいことに産後ケアリゾートホテルが合っていると思い、HOTEL CAFUNEで働きたいと思いました。

印象に残っていることは何ですか？

　印象に残っていることは、お父さんたちの育児技術が向上していく姿です。病院で働いている時は、お父さんたちに対して出産前の両親学級で育児のお話をする機会があっても、出産後にしっかりと指導する場はありませんでした。なので、お父さんたちが育児と格闘し、おむつ交換や抱っこ、ミルク授乳が上達していく姿はとても新鮮でした。
　チェックイン日に行っているカウンセリングでも、パートナー様に指導をしてほしいと希望される方は多くいます。『変化をうまく受け止めながら新しい生活を始めていくそんな“新しい家族のキックオフ”をしていくための産後ケアリゾート』を体現している姿が印象に残っています。

この仕事のやりがいは何ですか？

　HOTEL CAFUNEでは1週間以上滞在される方が多いので、お母さん、お父さん、お子さんの成長を感じる場面が多くあります。
　最初は母乳をあげる時にうまく咥えさせられなくてお手伝いしていた方が1人で上手に咥えさせられるようになり,、緊張でカチカチだった授乳姿勢もリラックスして授乳できている様子を見ると嬉しくなります。
　おむつ交換後すぐにゆるゆるになっていたおむつが、指導を重ねることで緩くならずおむつが付けられている姿を見ると試行錯誤されていた様子が目に浮かび微笑ましく感じます。
　授乳時間になっても起きず、哺乳瓶でのミルクが30分以上時間がかかっていたお子様が授乳時間より少し早く起きてきてミルクをペロッと完食する姿を見て頼もしく感じます。
　少しでもできることが増えて帰っていただきたいので、どのように伝えよればわかりやすいか、どう工夫すれば自宅に戻られてからもできることが継続するかを考えることが今のやりがいです。
　また、私自身もゲスト様から知らなかった育児物品を教わったり、その子にあった寝かしつけや授乳など一緒に試行錯誤しながら見つけたりすることで日々成長しているなと感じます。ゲスト様と一緒に成長できることがとても嬉しいです。

助産師として何を大切にしていますか？

　良いところを見つけて伝えることです。これで良いのか不安な気持ちを抱きながら日々頑張っているお母さんやお父さんに少しでも安心しながら育児をしていってほしいという想いから良いところを伝えるようにしています。たくさんの成功体験を積み重ね、楽しく育児をしてほしいと思っています。

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