【スタッフ紹介】助産師インタビュー vol.1
HOTEL CAFUNEでは、ホテリエや助産師、保育士など様々なスタッフが在籍しています。その中でも今回は助産師にフォーカスを当て、インタビューを行いました。
助産師は日々のヒアリングやケアを通して深くお客様に関わっています。今回の記事を通して、HOTEL CAFUNEの助産師のことを少しでも多くのお客様に知っていただければと思います。
助産師D(28)
九州の総合病院で助産師として勤務し、4月からHOTEL CAFUNEで勤務。
リンパケアセラピスト、アロマテラピストの資格保持。
HOTEL CAFUNEで働こうと思ったきっかけは何ですか?
私は助産師の資格を取ってからずっと総合病院の産科で働いてきました。「助産師として働く」=「お産に関わる」という考えが潜在的にあったんだと思います。実際に病院で働いていると、管理入院中の妊婦さんたちと日々関わることや出産の現場に立ち会うことはとてもやりがいのある仕事でした。ですが、出産後5日目から7日目には退院していく方がほとんどで、産後のお母さんたちと関わる時間は極わずかでした。しかもその短い期間に授乳や沐浴、おむつ替えなどすべての育児技術を練習していかないといけないので、私たち助産師もお母さんたちも必死になっていました。退院してしまうと、お母さんたちやそのご家族と次に関わるのは健診の時くらいなので、「これからの育児に向けた準備期間」があまりにも少ないなって思っていましたね。
助産師としてもっと産後のお母さんたちにゆっくり関わることはできないのかな?と考えていた時、Instagramで「産後ケアホテル」を見つけたんです。HOTEL CAFUNEを見つけて、これだ!と思いましたね。HOTEL CAFUNEでは、「新しい家族のキックオフ」という言葉を使っていて、ここなら新しい家族を迎えてこれからの育児に取り組むご家族のケアや育児に関わっていける!と思いました。あと、他の産後ケア施設や病院ってお母さんメインで育児指導を行うところが多いんですよね。HOTEL CAFUNEでは「ファミリーハネムーン」といってお母さんだけじゃなくてご家族にも関わることができるのも魅力の一つだと思いました。出産後すぐじゃなくても、例えばレスパイトプランやデイユースプランのようにちょっとだけ休みたい、気軽に預けたいっていうご家族の思いに柔軟に応えられるところもいいなと思ったのでHOTEL CAFUNEで働きたい!と思いました。
印象に残っていることは何ですか?
HOTEL CAFUNEで働き始めてまだ日が浅いんですが、ご滞在されたお客様がお帰りになる際、皆さま口を揃えて「帰りたくないです!まだここにいたいです。」とおっしゃってくれることですね。実はこれって病院じゃなかなかないことで、お見送りの際にこういったお言葉をいただけるとすごく励みになります。「帰りたくない!」と言っていただけるほどお客様にご満足していただけたのかと思うととても嬉しい気持ちになります。
お知り合いからの紹介でご予約されるお客様もいらっしゃるんですが、自分が体験して本当に良いと思ったものって人に紹介したくなるものなんですね。私も家族や友人にHOTEL CAFUNEをめちゃめちゃ勧めてますし、知り合いじゃなくても本当にお勧めしたいです。自分が出産したら少し子どもを預けてゆっくりした時間を楽しみたいですね。HOTEL CAFUNEのスタッフに色々ケアしてもらいたいです。
この仕事のやりがいは何ですか?
HOTEL CAFUNEで働こうと思ったきっかけでも少しお伝えしたんですが、ゆっくりとしたペースで育児のキックオフのお手伝いができるので、お客様のニーズに合ったサポートができるのがとても嬉しいんです。長期間宿泊してくださるお客様も多いので、お客様がどんなことを求めているのか時間をかけて聞き出すことができますし、お客様のペースに合わせてケアを行うことができるので、その分満足度も自然と上がっていくのではないかと思っています。やっぱりお客様の笑顔がみられることが一番のやりがいですね。なかなか寝ない子が自分の提案したおくるみで長い間寝てくれるようになったとか、授乳のお手伝いをしていくうちに飲めている母乳の量が増えてきたといったお声をいただくと、お客様に合ったケアを提供することができたんだなと嬉しくなります。ご宿泊の間に赤ちゃんたちの成長も垣間見えることもあるので、とても幸せな気持ちになります。
助産師として何を大切にしていますか?
「決めつけない、固定概念を持たない」っていうのを意識するようにしています。助産師として知識や技術をお母さんたちやそのご家族に提供していく中で、それを押し付けるやり方ではなくて、いろんな選択肢を提供した上で最終的にどうするか決めるのはご家族に委ねられるような関わり方をするようにしています。もちろん悩まれる方もいらっしゃるので、そうした時はできるだけ一緒に考えて一緒に答えを出せるようにしています。なので、いろんな選択肢を提供できるように常に勉強しないといけないなと自分にも言い聞かせています。HOTEL CAFUNEのスタッフは皆経歴も違うし、色々な資格を持っている人も多いので、私もいろんな技を教えてもらったりしています。お客様と接する中でも、私が知らない技や知識をもっている方がいらっしゃるので、お客様からも様々なことを学ばせてもらっています。もちろん赤ちゃんたちにもそれぞれ個性があるので、こんな赤ちゃんにはこうしよう!とか対応を変えてみたりして、赤ちゃんたちからも色々学ばせてもらってますね。