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Night Tempo新作に思う、昭和歌謡リバイバル

ここ数年、毎年フジロックに行ってるんですが、数ある要注目のアーティストのなかで、Night Tempoの新作アルバムが出てます。

これがですね、まあFuture Funkのムーヴメントの中で出てきたアーティストであるんですが、ご多分に漏れず、ほぼ全編が日本の昭和歌謡曲のリエディットで構成されております。

自分なんかも記憶の片隅を刺激されつつ聞いているわけで、なんとなく聴いたことある曲の歌詞の断片で検索して元ネタを発見しつつ「うわーこれやん。」なんて言ってビビったりしてます。

和モノDJとしては、アナログレコードの状態でそのまま使うことにこだわってDIGったりしてるわけですが、彼の場合はリエディットというチューンアップを施すわけで、それならば元ネタの入手はアナログ・デジタル問わないわけで、堀り方の自由度が半端ないなと思ったりしてます。

そして生まれ変わったその昭和の歌謡曲達が、フジロック最終日の苗場の深夜レッドマーキーで鳴り響くなんて最高だな、と思いながら楽しみにしてるわけです。

しかし本当、昔の日本の歌謡曲等の再評価は凄まじいですね。ちょっと前にTV番組で「大貫妙子のアナログ買いに日本まで来た」みたいな外人が取り上げられていたり、友達から教えてもらった「REVINYL」というアプリで調べられる日本のシティポップのレコード相場の高騰ぶりも凄まじかったり。

私の地元を代表するアーティスト、さだまさしの「帰去来」が高騰する日はくるんでしょうか…気になります。(ちなみに私はハードオフのジャンクコーナーで100円で購入しました)

海外アーティストが日本の音源をサンプリングすることも増えてきており、J.Coleがハイ・ファイ・セットを、Travis Scottがセキトウシゲオなる人物のシンセサイザーによるインストをサンプリングするなどしてます。

こういう流れに日本のレコード会社もうまく乗れたら一儲けできるんですけどねーなんかそういうのには動かないんですよねー。

てな感じのことを今日考えたりしてたんですけど、自分の作ったFuture Funk音源もSpotify等でリリースしてますんで、みんな聴いてねっ。





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