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母は強しって話は本当だった。

避難生活ももう少し。
これから新生活が始まる。

避難生活を始めてから、1日も止まらず、
いつも何かしている。
それでも身体は壊さない。

"母は強し"って話は本当だった。

市役所に行く
児童相談所に連絡
警察に行く
弁護士さんに面談
一時避難しながら、これら諸連絡をつどする。

これを毎週繰り返して、合間に子どもたちの進学先に連絡をし、手続きをする。

そして、物件を探し、不動産屋さんを決めた。
住むところを契約。

今週で進学の準備もほぼ終わる。
あっという間に1ヶ月が過ぎた。

お金はいよいよ底をつきそう。

夫からの支払いは未だ、ない。

お金はこっそり隠し貯金をしていた。
何かあったら、子どもたちを連れて逃げられるように。

隠し貯金だけは、やっておいてよかった。

結局は私の実家にお世話になって。
もし、両親が健在じゃなかったら、とっくに追い詰められていた。

改めて、両親に感謝しています。

良好とは言えない関係だった。
年齢や経験を重ねた今、やっと、近づくことができるようになった。

"育てたように子は育つ"って、
すごく嫌な言葉だと、母としては思う。
そんな重大責任、一人で負いたくない。

私は不器用で、料理も苦手な、笑顔の少ない母親です。
そんな私が編み出した方法。

それは、

たくさんの人と出会う機会をつくること。


たくさんの人と出会うと、人間関係が複雑になる。


親は縦、兄弟は横の関係、いとこはナナメの関係。
友達は少し離れた横の関係だったり、人によっては家族より近い横のつながりだったりもすると思う。
年上の人、幼稚園の先生、学校の先生、習い事の先生、いつも行くお店の方、病院の先生…などなど、出会いは無限大。

たくさんの方から、"関わり"という愛情をもらう。
すると、私自身も育児がラクになった。

人と関わるのが苦手な方は、無理しないでください。

この方法は、あくまでも私流。
ウチの子はやんちゃで、"やんちゃ"という言葉では足りない。とにかく、ほんとに小さな頃からたくさんの方にご迷惑をおかけして、どこに行っても会う人会う人に謝っていた。

そんな時、長男の通っていた幼稚園の園長先生から教えていただきました。
『たくさんの方に育ててもらえてるんだよ。』と。

それからも、謝る日々に変わりはなかったものの、謝る気持ちだけではなく、たくさんの経験をさせていただいてありがたい、お友達や先生方、近所の方にも関わっていただいてありがたい、と、思えるようになり、私の心もだんだんとですが、変わっていきました。


"母は強し"

です。 

これからは、ますます、1人でやらなければならなくなる事が多くなるかも、と思っている。
でも、家族以外の外の世界とのつながりも増やしていけたら、と思う。

少しの希望を持って。


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