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ガマンしないで 〜避難生活〜

何日ぶりかわからなくなるぐらい久しぶりにnote。

夜中の3時。

私と子ども達は今、リアルに避難生活を送っている。

私にはずっとガマンしてきた事がある。
それは夫のこと。

私さえガマンすれば、この生活を維持できるんだ。
私だけががんばれば、今のままでいいんだ。​

ガマンしてはならない、ガマンで通る話じゃない、
そんな事が起きてしまった。私のガマンのせいで。

長年のガマンのせいで、感覚が麻痺してしまっていた。
もっと早く、なんでもっと早く動かなかったのか。
もう、ずっとおかしいと思っていたのに、『おかしい』とすら、思うことができてなかった。

私の夫はアル中だ。

もう、ずっと、ガマンしてきた。
困ることはいくつもあった。

アル中の夫は、12歳になる長男をボコボコにした。

その日、お正月休み最後の夜、
夕飯の後いつものように酔っている夫と長男を
初めて2人きりにしてしまった。
私と次男は風呂に入っていた。

酔って長男に説教しながら絡んでいる大声が、すぐ隣の風呂場に聞こえてきた。
壁に何か打ち付ける鈍い音がして、まさかとは思うけど、不安で私はハダカですぐ風呂から出た。

数分で痣だらけになった息子の両腕。
頭を抱えてうずくまる息子。
それでも止まない殴る蹴る、夫の怒鳴り声。

もう、とにかく、夫をなだめる。
110番なんて、思いつきもしなかった。

怒鳴り続ける夫をなだめて、風呂に入ってもらって、
やっと、暴力は終わった。

夫はアル中だと、私 ずっとわかってた。

子煩悩な人だった。
時間があれば子どもたちと本気で遊んで
誰よりも楽しそうに笑っている
料理の上手な人だった。


私はずっと酔っては繰り返されるモラハラに
ただ、ガマンしてしまった。

"伝え方" 、"話し方" 、のベストセラーを読み学んで、
会話やコミュニケーション能力をあげる方法をひたすら学んで、私に対する態度は、ここ数年だいぶマシになったと感じていた。調子に乗っていた。


私さえガマンすれば
私さえ 私さえ 私さえ変われば大丈夫


やっと、私は逃げることを選べた。

次の日、親しい友人に、「すぐ逃げなさい」と
言われるまで、逃げることも思いつかなかった。


役所、児童相談所、警察、弁護士、学校、幼稚園

やる事はまだまだある。
こうしてはいられない。
これで終わりじゃない。


ガマンしないで。

自分を大事にしてください。


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