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今年は福井に仲間を求めて!「すべて」の人たちと共に活動したいアーティストのための、身につく・実になるインクルーシブ合宿 #つながるサーカスキャラバン2024🎪 #交換留藝 in 福井
2020年の活動開始から「ケアの現場でアートに何ができるか?」を模索している、ほっちのロッヂの文化企画。年間約180本近くある大小の企画の中でも、アーティストによる滞在制作を基軸にすえることで、医療現場の日常にアーティストがいて、表現活動や作品づくりを身近に感じられる環境づくりを目指してきました。
(交換留藝とは)自分の表現を持ってくる・見てもらう、という関係性ではなく、生きると生きるを終える狭間の場所である「ほっちのロッヂ」の活動を通し、また、はたらく中でつくっていく表現活動の総称です。
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スタッフや訪れた人と共に、作品についての語らいを通して
「いのち」についての気づきを紡ぎ、継いでいく
医療福祉現場でのアート活動というと、「ケアを必要としている人に対して、医療行為やケアの代わりにアート活動を処方する」という構図を思い浮かべがちです。
交換留藝では、アーティストも、まちの人も、スタッフも「ケアする」「ケアされる」という関係を超えて、それぞれいつも通り過ごしているうちに何かが生まれる(かもしれない)という仕掛けづくりを心がけています。
診察の時間、ほっちのロッヂだと30分〜1時間くらい取ることが多くて、「今日どうして来ましたか」という話に始まり、日々の暮らしのこと、好きなことや食べ物の話もするんです。
・・・皆「(みゆきさんが)どういう状態なのか気になる」と言っていて。「音が形になるというのはどういう状態か」とか、「音が体の方に向かってきて、刺さるとどうなっちゃの」、とか(笑)。このやりとりって、お互い知り合うのにも、制作のプロセスを知るのにもいいコミュニケーションになるのかなと思います。
生まれてくる作品を通して私たちの活動を見直すきっかけとなれば、と思い企画を進めました。なので今回は、特別なことは何もせず、私たちは普段通りに過ごして仕事をし、それを清水さんに体感して頂く形でした。
5年目の活動に踏み出す今年は、ほっちのロッヂの運営元である医療法人社団オレンジのある本拠地・福井県にも出張企画をはじめます!
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医療福祉現場でのアート活動は、まだまだ担い手の限られている分野だからこそ、仲間探しや評価してもらうことが難しい世界。首都圏の大きなまちではなく、地方の小さなまちの取り組みを通して医療福祉の現場と共にする表現活動の可能性をさらに見つめ、発信していきたいと考えています。
1、チャレンジをはじめたいアーティスト、募集
学校で、病院で、介護や福祉の現場で、演劇や音楽を鑑賞したり、体験したりするアウトリーチ企画を実践している方・これから実践したいと思っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
一方で、「現場のスタッフとの連携はどうしたらいいのかな…」「参加者にケアが必要になった時、どういう風に対応したらいいのかな…」「どういう風にプログラムを組み立てたらよいか分からない…」とお悩みの方もいらっしゃるはず。
今年は、福井県を中心とした北陸・東海地域(福井、石川、富山、滋賀、岐阜、愛知)で活動しているアーティストの方を対象に、多様な背景の人を対象にしたリサーチからワークショップ制作・実践までを一気に学べる滞在制作プログラムを準備しました。
おすすめポイント①
プロのアーティストと制作体験
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今回制作プロセスを案内するのは、ほっちのロッヂではもはやおなじみ・サーカスアーティストの金井ケイスケさん。
在仏中は紛争国を含めた35か国をツアーし、人種や民族、貧困やドラッグなど社会課題にアプローチする「ソーシャルサーカス」の世界観にふれた金井さん。帰国後は認定NPO法人スローレーベル(リンク)のパフォーミングディレクターとして、横浜パラトリエンナーレ、東京2020パラリンピックなどで障害のある人たちと舞台活動を共にするなど、多様な背景の人たちとの実践を重ねてきました。
このプログラムでは、そんな金井さんと共に、表現活動の可能性やワークショップの組み立て方を模索していきます。
おすすめポイント②
学校やケアの現場で実践
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ワークショップは生モノのプロセス。やってみなくては分からないこともたくさんあります。このプログラムでは、期間中、最大3つの学校と、3つの医療・障害福祉に関わる現場で、自分の作ったワークショップを実践してみる機会があります。
おすすめポイント③
アクセシビリティと相互理解についての学びの場
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年齢や障害、国籍や言語、性のあり方。多様な背景の人たちと共に過ごし、共に生きていく知恵や技術、マインドセットを座学形式で学んでいきます。講座はオンラインで、滞在期間中に宿泊が難しい参加者の方も参加することができます。
2、インクルーシブな創作・表現環境づくりを、地方からはじめる私たちのチャレンジ
2023年からほっちのロッヂで制作運営面をバックアップしている、金井ケイスケ作・演出のサーカス舞台「ムーンナイトサーカス」。
2023年はここに、ほっちのロッヂが関わり続けている子どもたちや、地域に住むさまざまな年齢・状態の一般公募キャストのパワーが加わり、文字通り「すべての人」と創り上げたのが、ムーンナイトサーカスの世界観です。
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地域を見回してみると、私たちの世界は無意識のうちに区切られています。年齢ごとに同じ教室へ。障害の有無や程度で別々の学校へ。医療の必要な人は病院へ、ケアの必要な人は介護福祉施設へ。生まれること、老いること、病を患うこと、いのちを終えることは、なるべく見えないところへ・・・
ほっちのロッヂの文化企画では、ムーンナイトサーカスの創作や上演のプロセスを通して、垣根を超え、地域に生きている人たちと出会い直し、時間を共にする空間を日本のすみずみまで広げていくことを目指しています。
今回、リサーチやワークショップで協力予定の団体はこちら(随時更新)。
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福井県福井市を拠点に、医療的ケア児の暮らしと挑戦をサポートしています。
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福井県内の特別支援学校の在校生・卒業生を中心に、舞台活動に取り組んでいます。
チャレンジに加わって下さる方を、心よりお待ちしています!
3、応募方法
少しでもピン!と来た方は、申込フォーム(https://x.gd/1xnCK)よりご応募ください。フォームへの記入が難しい方は、お電話・メールにてご連絡を。
「つながるサーカスキャラバン in ふくい インクルーシブ合宿」募集要項
❚ 対象
・演劇、音楽、アート、ダンス、大道芸・ジャグリングなどに携わり、活動をしている方。ジャンル、年齢や身体の状態、プロ・アマチュアは問いません。
・北陸東海地域(主に福井県、石川県、富山県、滋賀県、岐阜県、愛知県)に在住し、障害と共に生きている、またはそうした人との活動に共感と関心をもつ個人。団体での応募は受け付けません。
❚ 応募条件
・6月8日(土)から11日(火)までの間、2日以上参加できること。
・8月2日(金)から5日(月)、10月11日(金)から14日(月・祝)の各滞在予定期間のうち、それぞれ2日以上、積極的に参加できること。
❚ 募集定員 10名(応募多数の場合は書類選考)
❚ 参加費・参加方法※詳細は申込フォームにある企画詳細をご参照下さい
・食費(1食800円程度)
・保険料(各滞在期間500円程度)
・活動拠点または最寄り駅までの移動交通費(最寄駅⇔活動拠点までの送迎あり)
❚ 実費・謝礼支給について
・宿泊無料。県内在住の方は日帰りも可能。
・活動実績やスキルに応じて日当および謝礼を検討します。
❚ お問い合わせ
ほっちのロッヂの文化企画(担当:唐川)
電話:0267-31-5519(代表)
メール:info@hotch-l.com
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つながるサーカスキャラバン2024 in ふくい
文化庁委託事業「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
主催:文化庁、医療法人社団オレンジ
制作:医療法人社団オレンジ
運営:ほっちのロッヂ、JDS(ジャグリング・デ・信州)
協力:(公財)福井県文化振興事業団、一般社団法人Orange Kids’ Care Lab.、みんなで舞台に立とう!を広げる会
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最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。
ほっちのロッヂにご興味のある方は、よければ、ご友人に直接話をしてくださったり、このnote記事に「スキ」、ツイッターなどSNSでシェアしてくださると、嬉しいです。
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ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
書き手:唐川恵美子(エミリー)
公演写真:矢萩篤志
宣伝美術ディレクション:カウベルコーポレーション
文責:藤岡聡子