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「無関心」に必死に発信・啓蒙するよりも、「相手がいる場所、気にかけているところにそっと置いておく」アプローチが大切。ほっちのロッヂのような取組は我が意を得たりという想い。 #私のロッヂャー宣言
私たち【ほっちのロッヂ】では、診療所、通所介護施設(デイサービス)、病児保育、そして訪問看護、訪問診療の拠点を運営します。制度上はそうなっていますが、つくりたいのは、「ケアの文化拠点」。まちの文化が生まれる起点になりたいなと思います。
今まで福祉の現場に関わりのなかったひとたちが関わりしろをもってもらうために、2019年3月18日(月)23時まで、クラウドファンディングサイトを通じて、【ほっちのロッヂャー】を募ります。
福祉の未来は、わたしたちの未来。一緒にごきげんな未来を、つくりましょう。
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・【始まった!】ごきげんな未来をつくる仲間「ほっちのロッヂャー」って、何だろう。
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#私のロッヂャー宣言 集めています
#1 自分らしく生きるってどういうことかを追求しておくことが、後々、大きな意味を持つ
#2 入院を楽しく過ごしたいなんていったら不謹慎?病気だから、入院だから、割り切ってするしかないって、本当にそうかしら?
#3 ようやく福祉について他人事ではなく考えるタイミングがきた。
#4 試行錯誤される暮らしの場づくりからエッセンスを持ち帰って、将来同時多発的に各地でいろんな試みがなされていったらいいな。そのチャレンジャーのひとりでありたい。
#5 健常者と高齢者や障がい者だけじゃなくて、家族と他人の垣根も取っ払っていきたい。拠点そのものが地域の中心的存在になっていたら、楽しくやっていけそうだな。
#6 「好きなことをする仲間として出会おう」という言葉。とっつきにくい福祉のイメージをひっくり返す力があるなぁと思った。
▶︎ #7 「無関心」に必死に発信・啓蒙するよりも、「相手がいる場所、気にかけているところにそっと置いておく」アプローチが大切。ほっちのロッヂのような取組は我が意を得たりという想い。
#8 直接的に自分の日常に関わりがあるわけではないので、放っておくとすぐに半年、1年経ってしまう。今まさにいろいろ動いているとき、その時間を流してしまうのはもったいない、共有したい。
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ほっちのロッヂャー宣言!してくださった方の中に、「ほっちのロッヂのアプローチ、大好きです!」と言ってくださった方がいました。その理由を私たちへ届けてくださったので、ご紹介させてください。
「無関心」に必死に発信・啓蒙するよりも、「相手がいる場所、気にかけているところにそっと置いておく」アプローチが大切。ほっちのロッヂのような取組は我が意を得たりという想い。
幼少期、僕は認知症のある祖父母と一緒に暮らしていました。
脳血管性認知症の祖父と、アルツハイマー型の祖母。
父と母は「おじいちゃんは優しくて頼りになって凄い人だったんだよ」などと言って聞かせてくれていました。
ただ、その祖父母の認知症は家の外では隠され、行動は制限され、挙動を見張られるような生活でした。
当時の僕は認知症への理解もなく、振り返ると不適切な接し方で今も慚愧に堪えない気持ちになります。
ただその当時から感じていたのは、凄い人「だった」と過去だけ見ているような言葉遣いへの違和感と「なんでこれまで頑張ってきて、人生の後半でこんなに窮屈な生き方をさせられなければならないんだろう」という疑問でした。
母が限界になったため祖母を一次的にショートステイに預かってもらった際、一気に認知症状が進んで戻ってきたこともありました。症状が進まないように必死に頑張ってきた母は、大きな無力感と「自分がサボって預けたことで悪化した」という後悔を抱えました。この後悔は本人の納得感によるもので、周りが何と言おうと消化しきれていないでしょう。
また終末期段階でも「医学的管理のために、希望する生活や身体的な行動が抑制される」場面に出くわしました。
もっと適切な表現でいうと、人生の主導権が本人の生活起点から医学・介護的管理モデル起点に移されてしまった。
そのような経験から、僕は「医療と介護の両方を学びつつも、保険サービス提供側ではなくビジネスサイドから業界を変えたい」と考えるようになりました。そしてそれが、生活者が主導権をもって最期まで暮らすことに繋がればと。
医療系コンサルに入って業界を学び、医療ベンチャーで事業経営に触れ、介護ベンチャーでも働きました。その後は、IT系会社を移りながら新規事業を作り続けています。
今では業界を変えるというよりも「制度の外で、どんな人も気ままに生きられる社会」に繋がる事業を作りたいと考えています。
大切なのは「正しさと決まりごとに人生が搦め(からめ)とられない、当たり前の生活を続ける場の存在」。
そんな場が社会全体が溢れれば素敵だなと思っていますが、現状はなかなか難しそう。
根本原因は性善説・性悪説という切り口では定義できないと思っています。
今日まちなかで見かけたはずの看板広告を覚えていないように、社会の大半は「価値観にないものに無関心」です。
であれば、必死に発信・啓蒙して相手をこちら側に引き込むというよりも
「相手がいる場所、気にかけているところにそっと置いておく」アプローチが大切。
そう意味で、ほっちのロッヂのような取組は我が意を得たりという想い。
非常に期待、応援しています。
僕もユーザーが「興味のまま動いたら、結果として社会に貢献していた」となるサービスを、世に出し続けたいと思っています。
頑張ってください!
(会社員・男性)
今、目の前に福祉のコトがなくっても誰しもいつのまにか経験し、そして忘れてしまっていることを、この方は心に留め、実現したい未来を追いかけていらっしゃることに、私たちも非常に胸を打たれています。こうして、力強い仲間が、またおひとり、またおひとりと集まって来てくださっています。
ほっちのロッヂャープロジェクトの成立まで、あと半分のところまで来ていいます。この記事を公開する前、ほっちのロッヂャー宣言(支援してくださっている方)は間も無く100名になります。
みなさんの声、まだまだ寄せてください。お待ちしています。
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次回に続きます。