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6歳が、町の高校の美術部の表現に舌を巻く。
「カルビとは何であるか。それは美術部です。軽井沢高校の美術部です。
しかしどこか美術部という枠では収まりきらない、つかみどころのなさがある。作品とか表現ではくくりきれない、濃密な時間と空間を味わう集団のようなんですね。」(カルビの活動をまとめた本より抜粋)
町に越してからすぐに、楽しみにしていた、個展に行った。
高校の美術部が、あの千住博美術館のギャラリーで個展を開く、という事自体に、美術館側の地域へと開く姿勢への感嘆と、美術部の大いなる挑戦に何だか胸がふるえたのだ。
同世代に比べるとおそらくかなりのアート展に行っている(否、母に連れ回されている)息子(6歳)が、5分ほど、ある絵の前から離れなかった。じっと見ている。
この月齢での”5分”は、かなり長い時間だ。
少しだけ年が近い作家たちの、2メートルを越すその作品に、独特な青白い熱量と、ここにいるのだという叫びと、まあ、ただ何となく、何かを感じたのだろうか。
人の目が気になり、でも自分をどこかに探している。10代は複雑な感情が入り混じる頃。
町の美術部の作品は、見事に、それでいう”複雑”ではなかった。シンプルな表現の集い場で、ある意味振り切っている作家たち。自分に夢中なのだ。
控えめにいって、最高だった。
展示をみて帰ってきた6歳は、おもむろにティッシュを折り模様をつけ始めた。やっぱり、何となく何かを感じたのだろうか。
軽井沢高等学校 美術部
軽井沢町の公立高等学校。軽井沢町で6月に開催されるG20関係閣僚会合のロゴを、軽井沢高校美術部(カルビ)がデザインした。
1、「COFFEE SHOP KAIDO」の幻の一杯
#渾身のコーヒーブレイク
2、中軽井沢図書館に居ると帰りたくなくなる。
#本好きの幸せどころ
3、6歳が、町の高校の美術部の表現に舌を巻く。
#町の表現者たち