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夏の子どもアトリエキャンプ!どんなことがあったかな②「サーカスでつながろう」
夏休みの間、朝から夕方まで子どもたちと共に過ごしてきた「夏の子どもアトリエキャンプ!」。どんなことに挑戦して、どんな出会いがあったかな。写真で振り返ってみたいと思います。
サーカスアーティストの金井ケイスケさん、鈴木彩華さん、松本ジャグリングクラブや高校生の皆さんが加わり行われた「つながるサーカスワークショップ」。
子どもたちの中には、お互い「はじめまして」の子もいて、ドキドキだったのではないでしょうか?そんな中、初日はロッヂから離れた密蔵院まで約2km歩くところからスタート…!3日間、たっぷりと身体を使いました。
【こんなことがあったよ!その1】いろんなパフォーマンスができるようになったよ〜!成功体験は1人1人の自信に
筒けん(けん玉のけんの代わりに筒を利用して、誰でも球を扱いやすくした道具)、皿回し、ディアボロ、フラフープなど、たくさんのジャグリング道具を体験した3日間。
「みてみて〜!はいっ!」と、できるようになったことを周りの人にアピール!ボールジャグリングを6〜7個こなす子も。
道具以外にも、サボテン(2人で行う組体操)、人間ピラミッド、空中浮遊、宙返りなど、体全身を使ったパフォーマンスも!怖がっていた子も、みんなが挑戦しているのを見て、やってみようと気になり、「できた!」という成功体験を味わいました。
THE・アクロバティック!
【こんなことがあったよ!その2】みんなでゴロゴロ〜!からだの大きさも状態もごちゃ混ぜに、みんなで楽しむ
横になっている人を他の人が転がすゲームにて、どっちが早くゴールできるか競争!みんな負けじと全力でゴロゴロ〜〜〜。
ゴロゴロ転がることが難しいシンくんは、お布団に乗ってみんなが引っ張って進む~。「次、私が引っ張る!」と人気者のシンくん。シンくん自身も、自分の足で床を蹴って参戦していました!
【こんなことがあったよ!その3】ケアとまなびがとなり合う瞬間
ランチタイム。「それなぁに?」とシンくんの周りに駆け寄ってくる子どもたち。
シンくんの肺をブルブル振動させるケア(*1)をみて、「やってみたい!」「私もー!」と代わる代わる体験。
「あ”ーーー」と振動を楽しむ子もいたり、「んー、なんか変な感じ」とイマイチな表情を浮かべる子も。
(*1)パーカッサー:胸郭に振動を与え、分泌物を体外に移動させる医療機器
お腹からチューブを通して食べ物を胃に入れていると(*2)、「シンくんって食べないの〜?」と聞いてくる子どもたち。
その質問に対して、同じくワークショップに参加していたシンくんのお姉ちゃんが「ゴックンって飲み込むことができないから、お腹に穴を開けてそこから食べているんだよ」と説明します。
それを聞いた子が、後から聞いてきた子にも同じように説明してくれていました。
(*2)胃瘻注入:口から食べることが難しいため、腹部に穴を開けてチューブを通して栄養を取る食事方法
シンくんのケアのことが、他の子どもたちの日常の片隅で起こり、子どもたちが直接見たり触れたりできるきっかけになりました。
【こんなことがあったよ !その4】お友達とたくさんお話ししたよ!
たったの3日間でしたが、人や場所に慣れてくると、子どもたち同士のコミュニケーションがとても増えました。
お寺を会場にお借りした今回。「ここは神様の大事な場所だから触ったりしたらいけないよ」「今は片付けの時間だよ」と子どもたち同士で声をかけ合ったり。
子どもたちの間で起こったトラブルも、「どうしたの?」と周りで見ていた子が仲介役に入って子どもたちだけで解決しようとしたり。
「ありがとう」「ごめんね」もしっかり伝え合えることができました!
【こんなことがあったよ!その5】最終日は、保護者の方たちへ向けに、サーカス芸のお披露目会!!
ひまりちゃんは、なかなかみんなと混ざって何かをすることが苦手のようでしたが、3日目にして、何かが弾けたようにお友達とワイワイ走り回るまでに。
皿回しでは、お友達のスティックへパスが成功し、Hugで喜びを分かち合っていました。
みんなでおっきな人間ピラミッド!
ケンイチくんと高校生とのコラボ演出も!
彼はセンスありますね〜!
道具を介して混じる、いっぱい身体を動かして混じる。
お互いが混ざり合うきっかけは、意外と単純なのかもしれません。
様々な場面から子どもたちの変化がみられ、
みんなが混ざりに混ざった濃厚な3日間でした!
名前はすべて仮名です。会場をお借りした密蔵院さん、気兼ねなくのびのびと会場を使わせて頂き、ありがとうございました!
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ほっちのロッヂ
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書き手:松永恵(めーちゃん)
文責:唐川恵美子(エミリー)、藤岡聡子