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【働くこと、5】共感して笑って、くやしくて泣いて、ホッと安心して、これでいい?と不安になって、仲間が横にいて、また前を向いていく。感情溢れるメンバでいよう。

ほっちのロッヂの始まりファンファーレが鳴りました!

ファンファーレ、が鳴り、2020年4月のほっちのロッヂの全事業開始に先駆けて、2019年9月、私たち 「ほっちのロッヂ」は、”訪問看護事業”を、開始することになりました。

私たちは、訪問看護事業をこのように捉え、動き出します。

「家に訪問し医療のサポートをしたり、町全体の健康を考える活動のこと」

どなたかの家に訪問して医療のこと、暮らしのことの話を聞いている時間。そしてもしかしたら、町の農園で働いているかもしれません。はたまた、文庫を作っているかもしれないし、町のどこかにいるかもしれませんね。

さて働き手たちとの冒険が始まります。

9月1日、軽井沢町のコワーキングスペースで、オリエンテーションが始まりました。

最初は「チェックイン」。
初めましてのメンバも、名前と、そして今の素直な気持ちをお互いに共有から始まりました。

私の”取扱”説明書を書く

そのあと、「私の取扱説明書」を書きはじめます。


【持っているもの】【持っていないもの】から書き出します。好きなこと、熱中していることも。
「イラストレータが使える」、「保育士と介護士の資格」「どこでも寝れる」、「開拓精神」「看護師資格」「パンクロックに熱中している」などなど。「もう夜10時からは眠たくなる」「短い気を持ってます(つまり短気である)」など、自分を表す言葉をリアルに出していきます。

次に、【自分がサポートをもらいたいコト・モノ】。
「言語化するのが苦手」「集団で動くことが苦手なんです」「裁縫が苦手」などなど。
それぞれにサポートをもらいたいことを話すと、「裁縫が得意」「料理が好き」など、それぞれの得意なことと、サポートをもらいたいことがうまく繋がるタイミングがあります。

私ごとの目標作り

だんだんと、その人となりがわかってきたところで、今度はほっちのロッヂの目指すところを整理して、そして私自身の目標、在りたい姿を書き出します。

この目標は、9/2から始まる、医療法人オレンジの拠点での研修でも毎日振り返りながら、確実に毎日を進めていくコンパスになります。

それぞれに、2020年4月に在りたい姿を書き出し、そのためにこの9月をどう過ごすのか?具体的な言葉にしていきます。

ほっちのロッヂで気持ちよく働くにはどんなことが必要だろう?

オリエンテーションの前半、最後の問い。自分たちで、気持ちよく働くにはどんなことが必要なのか、アイディアを出し合いました。

「余白を持ちたい。では、どうやったら余白をもてるだろう?朝に、ティータイムを持とうよ。」

「ネガティヴなことだって、正直に言葉にしていこう。溜めずに。」

「しないこと、を決めよう。なんでも買わない。まずは、作れる?から考えていく。」

「医療のサポートをするのに、誰が一番上だとか、下だとかも関係がないはず。サポートを必要とする人にも、それに関わる人たちにも、私たちの考えをしっかり伝えていきたい、その姿勢を皆で持ちたい。」

「場所を選ばず、オンラインでも働けるようにしていきたいね。」

それぞれの感覚を、ボードに書いていきます。

町を歩き、表現をスコープする

オリエンテーションの後半は、軽井沢町に飛び出し、それぞれの「好き」に基づいた、町歩き。町のあちらこちらで表現されるモノコトヒトをスコープし、町を捉えていきます。

「温泉につかって、図書館で図書館カードを作って、本を借りて、郵便局に行って・・・、軽井沢検定ってものがあって・・・」たった4時間ほどで、すでに町民、町民以上のフットワークの軽さで動くメンバ、さすがです。

軽井沢に3年以上通っているメンバは、「馴染みの食堂に行って、歩いていたいら顔なじみの町民に声をかけられて、家でお茶をして、そのあと大好きな喫茶店に行ったら、どうやらそのマダムが入院しているみたいで・・」と早速町に関わりはじめています。

「本のコミュニティがないかなと町の図書館へ行ったり、チラシを集めてみて町の活動を知ったり、なんだか歩いていたら、この町には教会が多いですね!」と、独自の視点を教えてくれるメンバ。

「お腹が空いて飛び込んだラーメン屋さんのマスタが、強面なのに、優しい声。このお店のネーミングセンスもすごく面白くて・・・」と、デザインに強みを持つメンバは、言葉遣いや人の観察もとても鋭いものがあります。

そんなメンバ1人1人に、ほっちのロッヂの藤岡が、町のあちらこちらで表現されるモノコトヒトをスコープした報告を受けて、”アワード”授与。1人1人それぞれにお渡ししました。

さて、メンバは翌日から福井へ旅だち、しばし研修の時間。毎日のインプットの中で、どんな問いを持ち帰って来れるのか、軽井沢町で残るメンバとともに、楽しみに待っていようと思います。

今回、オリエンテーションでお借りしたのは、いこいヴィラさん。中軽井沢駅から徒歩8分ほど。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
書いた人、文責:藤岡