東京ジャーミイと、修学旅行の話【女子大生が卒業までにやりたい100のこと、その26】

26.東京ジャーミイに行く

26個目は、東京ジャーミイという、代々木のあたりにあるトルコ文化センターに行きました。礼拝堂の写真が煌びやかで、それを見た時に行ってみたい!と思ったため、期待しながら向かいました。

今回は1人で行ったのですが、入り口や館内の地図がなかなかわからず、少し迷いました。おどおどしていたらスタッフの方が声をかけてくださり、礼拝堂に案内してくださいました。スタッフの方と楽しくお話ししながら歩けたため、ラッキーだとすら思いました。(迷惑をかけてしまったことは重々承知ですが、、、)

礼拝堂の入り口にはスカーフがおいてありました。イスラム教では女性は髪や肌を隠すため、礼拝堂の中ではスカーフを頭に巻きます。礼拝堂の中には、実際に礼拝をされている方もいらっしゃいました。

実際に入ってみると、装飾の細かさに驚きます。写真はインスタに。

まず目をひくのが、大きなシャンデリアです。くるっと回るような曲線が組み合わさってできていて、とても存在感がありました。結構高いところにあるので、見上げていると首が疲れそうになります。
また、壁や床の装飾も繊細で、なおかつ煌びやかでした。花のように、丸くて外に広がる模様が多く華やかで、赤青白の色も素敵でした。

書いてみてわかったのですが、建築に対する知識も語彙力もないので、これ、文章にするのがすごく難しいです。どうやったらこの美しさを文にできるのか全然わかりませんでした。

礼拝堂だけでなく1階にはホールもあり、トルコについての知識を得られます。日本ではない、異国の文化を知れて面白かったです。

私の唯一の海外経験が、高校の修学旅行でシンガポール・マレーシアに行ったことです。シンガポールの街を7〜8人のグループで観光したのですが、言葉が通じない場所で子どもだけで行動するのはすごく緊張しました。英語ならどうにか話そうと試みることができるのですが、街では中国語が飛びかっていました。言葉が全くわからないのは、こんなに不安なものなのかと実感しました。コミュニケーションがとれず、自分たちは透明人間になったのかとすら思うような、孤独感でした。ただ、グループでの観光は楽しく、今でも写真を見るとその時の匂いや音や景色が鮮明に思い出されます。

マレーシアでは、現地の学校の生徒さんとペアを組んで交流しました。実際に会う前に何度か手紙でやりとりをしたのですが、その中で、ペアの子と音楽の話をしました。私は大好きなラッパーさんの曲を紹介し、その子は私にラッパーとシンガーのユニットを紹介してくれました。当日会った時、その子が携帯でYouTubeの画面をだし、私が紹介した音楽の流して、いい(彼女が話すこと全てを聞き取れたわけではないけど)と褒めてくれました。この時に、音楽は本当に国境を越えるんだと、ひしひしと感じました。言葉はわからなくても、メロディやリズムは誰にも等しく聞こえているんだと、実感しました。

ちょっと修学旅行の話が長くなりましたが最後です。私が礼拝堂を美しいと思ったり、マレーシアの子が日本の曲を褒めてくれたり、異文化と言っても共感できる部分がたくさんあるんだと思います。簡単に「文化が違う」とか「多様性」とかって言葉で片付けて、他のものと距離を取るのはもったいないと、強く思います。何が共感できて、何ができないのか、考える癖をつけたいです。

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