シンカミノはいいぞ
突然ですがシンカミノの紹介です。シンカミノはパズル通信ニコリ182号のオモパコーナーに登場したパズルで、原作者は齋藤スバルさん。10月10日発売のザ・ペンシルパズル2025にはシンカミノが21問掲載されていて、自作も1問だけペンネーム:帆立座で載っており、とても嬉しい。というわけで解き方を解説。詳細なルール文はニコリ本誌を参照ください。(10/18追記:ニコリ公式HPにルールが記載されていると教えていただきました。こちらを参照。)
例題です。Puzzlinkで解く
白い四角を追加してタテヨコに並べてブロックを作り、すべてのブロックがどこかの矢印に1マスだけ重なるようにするパズルです。矢印に重なっているブロックが、矢印の方向に進むにつれて四角を1つずつ追加されて大きくなっていくのが特徴です(ブロックの回転や反転はありません)。
黒マスには四角を置けないので、左上と左端中央の四角は、途中経過1のように矢印に重なるまで伸びます。左上が大きさ3マスの長方形に決まったので、矢印に乗っているブロックは2マス→3マス→4マスの順に大きくなります。ブロックを回転させることはできないので、ヨコ2マスのブロックに1マス足してヨコ3マスのブロックを作ることになり、途中経過2のように2マスのブロックの向きが決まります。
すべての矢印には2つ以上のブロックが乗っていなければなりません。というわけで、左下の長さ3マスの矢印には、その始点と終点に四角が入り、1マスブロック→2マスブロックと大きくするために途中経過3のように決まります。すると、下端中央の四角は途中経過4のように矢印に乗るまで伸びることになります。ここで1マス→?→3マスとブロックが大きくなるので、2マスブロックが必要だとわかり、解きあがりは次の解答図のようになります。
問題1。図形に慣れていないと難しいかもしれない。Puzzlinkで解く
問題2。まずは矢印の始点と終点に四角を入れましょう。Puzzlinkで解く
シンカミノの問題作りは面白いのだが、良い問題を作ろうとするとアイディアとかセンスとかが問われるような気がして難しく感じる。