3月28日(日) 社会人一年目の始まり

最近、色々な事が変わった。

大学を中退して、14年ほど続いた学生生活が終わりを告げた。そして始まった、社会人としての生活。自分の会社名が書かれている新しい保険証も届いて、今まで払って貰っていた生活費も自分で支払うことになった。大きな大きな変化。また新たな人生が始まった感じ。

学生は一番楽しいよ、大人なんて大変だよと、沢山の大人から聞いてきた。大変なのはすごくわかる。働きたくはないし、できれば毎日遅くまで寝て、好きな映画を見て、可愛い雑貨屋さんに通って、贅沢な暮らしがしたい。でも、社会人になったからもう何もかもが自分で決められる。責任は怖いけど、自由は素敵。20歳になってお酒が飲めるようになった半年前、沢山の人から「これでもう大人になったね」と言われたけれど、自分が本当に”おとな”の分類に分けられるのかよく分からなかった。自分が想像していた二十歳とはあまりにもかけ離れていて、できない事が多すぎた。

社会人になった日の朝、バスに乗って会社まで行った。見慣れたバスの中が少し違って見えたし、「私も大人になったのよ」なんて思いながら、少し気取ってSuicaでの支払いを済ませた。大人になれた感触がして、背中が伸びたしワクワクした。会社では、よろしくお願いしますと頭を下げて回った。父がよく聞いていた曲のフレーズ「頭が床に着くくらい、頭をさげ毎日働いている」が出てきて、すこし笑ってしまった。そんなブラックな会社じゃないし、先輩も優しくて、この曲が驚くぐらい似合わない。高卒でも全然問題ないと社長は言ってくれたけど、さすがに二十歳で「大学を中退して入社してきた女の子」はみんなにとって驚きだったみたい。実力がものを言う業界だからこそ、未経験は雇ってくれにくくて、全くの未経験で理想の業界に入れた私はツイてた。頑張っていこう。

お仕事はほとんどがリモートでできる事がだから、滅多に出社はしない。こんな状況だしね。家から会社まで1時間半以上かかってしまうから、結構リモートワークなのは嬉しいのだけど、家で仕事をすると時々不安に襲われる。平日は毎日自宅勤務で、土日もあまり遊びに行ったりはしないから、足腰弱くなんないと良いな。自分の社会人デビューが、まさかリモートだとは思ってもいなかった。

まだ社会人になってなかった頃の私と今の私で違うことといえば、肩書きくらいだけど、何もかも違っている気がする。すこし遠慮していた贅沢も、自分で働くからちょっとくらい良いかなって、一丁前なこと考えてしまったりして。きっと1年後には、格好良い社会人になれていて、一年半後には実家も出て、一人暮らしを始めるんだ。やっぱりワクワクする。


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