インド旅行記 2023年6月 2日目
こんにちは。レインボーマンが修行したインドを旅行してきたアラ還トラベラーのホタテマンです。
先ずは朝食から。昨晩(今朝)は午前5時頃に眠りにつきましたが、時差3時間半と早朝の猫の喧嘩で9時前には目が覚めました。今日も暑い!でも、インドではどんな時でも先ずチャイです。おばあちゃん(妹の旦那の母)が淹れてくれました。
チャイはもともとインドの文化だと思いますが、クッキーはイギリス植民地時代の名残りだと思います。作り方はご存じの方も多いと思いますが、簡単に説明すると茶葉(アッサムかセイロン辺りが良いとのこと)を中火で煮立ててスパイスと牛乳と砂糖を加える。スパイスは基本シナモン、カルダモン、クローブで牛乳は水牛を好んで使うみたいです。砂糖も色々あるのでスパイスの量や牛乳・砂糖の種類で味が少し変わります。お母さんのチャイの味があるようで、日本の味噌汁みたいな感覚なのでしょう。
おばあちゃんのチャイは既に砂糖が十分入っているのですが、追い砂糖用に少し色が付いた白糖と黒糖を出してくれました。黒糖を出すのは恥ずかしいのか、やたらおばあちゃんが健康に良いと強調するので、日本でも黒糖は同じ理由で見直されていると伝えると首を横に振って微笑みました。
因みに、インド全土なのか特定地域特有なのかわかりませんが、ムンバイのインド人は日本人がうなずく時の頭の上下の運動とは違い、あごをUの字に振り子のように横に傾けるしぐさをします。これに慣れるのに1~2日かかりましたが、帰るころには私もやってました。
さて、みんな起きて来たころには既に正午。同じアパートに住んでいる人で料理を提供している人がいるらしく、ブランチはその人の家からデリバリーです。
インドにはナン以外にも沢山パンの種類があるので先ずはこちらをご参照ください。
因みに写真のパクワンは上記リンクには記載がありませんでしたが、薄い揚げパンです。
カレーはダル(豆)でパクワンと良くあいます。マンゴーの漬物は辛くてとてもしょっぱいのですが、ダルが思いのほか私的には薄味だったので一緒に食べるといい感じでした。
そしてブランチにはムンバイのダウンタウンに住む私の妹の旦那の妹(義理妹)が車で遊びに来てくれたので、食後は地元で買い物。場所は実家から北に少し行った所にあるLinking Road Market。特に妹家族は大きなラゲッジ2個が未着だったので子供たちの着替えを調達する必要がありました。
このLinking Road Marketが実質的な私にとってのインドデビューとなりました。
びっくりしたことが沢山ありましたので箇条書きにします。
気温:暑すぎ!スマホで調べると気温32度、湿度40%とあるのですが、体感温度40度ともあります。この気温と体感温度の差は何なのでしょう?
服装:男女ともに基本全員長ズボン。短パンは子供が履くものとの認識らしく、一週間の滞在期間中スポーツ中以外で短パンを履いている現地人は多分10名未満。また、この暑さで長袖の人が多かったのもびっくり!暑さへの耐性が根本的に違うのでしょう。
交通:一言でいえば混沌。少し盛った表現をすると片側3車線の道を5台の車が並走するなか、二人乗り、三人乗りのバイクが縫うようにすり抜けて行き、そこを歩行者が横断してくる。ややもすれば逆走する車やバイクもいたりする。そして信号機はあってないもの。信号無視は当たり前。赤信号に突っ込む時はクラクションを鳴らしっぱなし。仮に歩行者の信号が青になって徒歩で渡っても四方八方から車やバイクが突っ込んでくるので実質幹線道路を横断するのと同じリスク。歩行者も危険なので早歩きすれば良いものを余裕でゆっくり歩いているし、路肩近くをバイクが物凄い勢いで通過してる所を3人横並びで歩いてたりしていて、全くお構いなし。基本、周りに配慮と言う概念が皆無。だからこそ、自分の存在を知らしめる為に常にクラクションを鳴らし続ける必要がある模様。
物価:言い値が基本。Fixed Price(料金固定)と書いてある店もあるが、値札がないので所詮言い値。交渉が常に必要。定価がわからないので何軒かハシゴする方が良いのだが、暑すぎてそんな体力的余裕はない。
言語:ほとんどのインド人は英語が話せると思っていたが、実際は上流階級のちゃんと高等教育を受けた人たちのみ。店の店員等は片言程度か全く英語が出来ない人ばかり。仮に話せても訛りが強かったり、ヒンズー語とのちゃんぽんになっていたりと理解に苦しむ。
人柄:基本的には親切な人が多いが、配慮が出来ないせいか日本人の感覚だと適当にしか見えない。それがまた長所になる場合もある。
性別:場所にもよると思うが、やたら男(おっさん)が多い。オッサンのオッサンによるオッサンの為の町と言った感じ。例外的にフィッシュマーケットの魚屋さんはほぼ100%女性。魚を捌くのは女性らしい。
動物:なんでもあり。野良の犬、猫、ネズミに加え、野良なのかペットなのか食料なのか判別が出来ないアヒルや鶏、ヤギ等もいた。野良牛もいたが、街中は大概徳を積む為の餌やり用が人間に引かれて歩いている。
表記:アルファベットとヒンズー語の併記が多いが、意味が分からないとアルファベットでも検討がつかない。
バイク:バイク好きなので色々見ていましたが、基本排気量110㏄~350㏄のバイクかスクーターが主体。日本のような50㏄は多分無く、代わりに食事のデリバリー用電動スクーターが居たり、大型バイクもたまに見かけました。中でもRoyal EnfieldのMeteorと言う350㏄単気筒バイクを多く見かけましたが、私はこのバイクが一番好きです。でも、スクーターに家族4人乗りは凄かった。
まあ、こんな感じでしょうか。正直、あまりにも暑すぎて買い物時の交渉が面倒くさくなってしまい、買い物はあまりしませんでした。
買い物後は再度実家に戻り夕飯。この時は義理妹の旦那も合流していっしょに食べました。
夕飯はまたブランチの時と同じ家からデリバリーしてもらいました。メニューはダルよりもサラサラした野菜のカレーにオクラの炒め物、そしてチャパティとお米に昼の残りのマンゴーの漬物。デザートは完熟マンゴーです。野菜カレーの中にはドラムスティックと言う野菜が入ってました。これはモリンガの実なので体に良い植物です。
チャイもそうなのですが、インド料理に使われるスパイスや野菜等には色んな効果があるようで、薬膳に通じる考え方があるみたいです。
食後の夕方、少し涼しくなった(それでも体感温度38度)ので近くのビーチ(Mahim湾)に行ってみました。
沖には渋滞緩和用に作られた橋が架かっています。
暑さと寝不足で本日は早目に就寝。明日は朝から避暑地のロナバラに電車で移動です。