青春18きっぷの旅 2024年8月 福島県相馬 編
こんにちは。7月20日の青春18きっぷ夏季シーズンスタート以来、頭の中が18きっぷ旅のことばかりになってきている、アラ還18きっぱーのホタテマンです。
さて、今回はその2024年夏の18きっぷ旅第3弾、一泊二日で福島県の浜通りの北部にある相馬市に行ってきた。相馬と言えば2011年3月の東日本大震災とその津波の被害、更には東京電力福島第一原発事故の影響等で知られる。後者の方はかなり離れていたので直接的な影響は限定的だったと思うが、同じ福島県の浜通りと言うことでの風評被害が今も多少残っていると思われる。特に海産物は厳しいようだ。
小生は東日本大震災の傷跡を見るのが忍びなく、今日まで足が遠のいていた。今回は電車旅であり、実際の災害遺構に行くのは難しかったので車窓からの感想になるが、それでも色々と考えさせられることが多かった旅である。災害遺構に関しては、一度バイクで訪問してみたいと思う。
1日目
さあ、先ずはいつものJR久里浜始発の04:31発 東京行きに乗車してスタート!
05:09 戸塚着。こちらも最近パターン化している上野東京ラインへの乗り換え。
05:58 上野着。常磐線に乗り換えて水戸を目指す。
因みに、この時間帯の常磐線に最近良く乗るのだが、想像では都内から水戸方面への下りの早朝はガラガラだと思っていたが、意外と乗客が多いのにはびっくり。私の観察ではオールナイトで遊んだ若者、早朝まで営業している飲食店やコンビニなどの従業員などかなと勝手に想像している。この従業員群の中には外国人労働者も多く見受けられる。
08:00 水戸到着。
時間が少しあったので駅の周りをプラプラ。
どうやらこの週末は「水戸黄門まつり」が実施されるそうで、駅周辺の飾りつけがいつもより派手だった。
それではこの旅行の副題の方に移行する。今回は三セク鉄道を2社訪問予定。その内の1社目がご存知「鹿島臨海鉄道」である。この路線は大洗からさんふらわぁで北海道の苫小牧に徒歩で行く時に使うので、次回フェリー利用時にでも鉄印をゲットしようと思いつつ、結果的に今日まで2年間も放置してしまった。鉄印は大洗駅で販売しているのでそこまでサクッと往復してみる。
08:49 大洗到着。大洗はアニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地。電車を降りると次々にお出迎えしてくれる。
そして駅の売店で鉄印をゲット。ステッカーも1枚購入。
用事も済んだので水戸に戻るためホームへ。
09:19 に大洗を出発。09:35水戸到着。
お腹もペコペコなので9時にオープンの駅中そば屋「そばうどん水戸」で朝食とする。
お腹も落ち着いたので常磐線の旅を続ける。
10:05に水戸を出発し、日立~小木津間では綺麗な海が見えたりと長閑な電車旅が続く。いわきでは当駅止まりの特急の待ち合わせがあり、約30分程停車。思わず磐越東線に乗り換えそうになるがここはぐっと我慢。常磐線の旅を続ける。
Jヴィレッジを過ぎた辺りから車窓の雰囲気が徐々に変わってくる。進行方向右側が海側なのだが、建物がほとんどなくなり、住宅や施設等は全て左側のみ。駅の周りには立派な新しい建物が多かったりしたと思ったら、双葉や浪江の駅周辺には不自然な空き地が増えてきたりと、2011年の地震・津波・原発事故の傷跡が今なお残っているように感じた。
そして13:38に原ノ町到着。乗り継ぎまで20分強あり、先程の水戸の駅そばから3時間半たっていたので昼食にする。
また蕎麦である。最近は駅そば評論家のようになって来た。立ち寄ったのは駅から徒歩1分の所にある立喰いそばの「まるや」。立喰いといいつつ、椅子席もかなりあり、大箱の店である。
暑かったので注文したのはこちら。ざるがよかったのだが、丁度完売してしまっていた。
とても美味。このお店は人気店だと思う。
サクッと食べて駅に戻る。駅舎内には「相馬野馬追」の展示があった。
ここから先は701系の出番。東北感が出て来た。
14:19相馬到着。
今夜はこの近所に宿泊予定。いつもの通り、近所のスーパーで酒と肴を購入しホテルに向かう。今回寄ったスーパーは「フレスコキクチ 相馬店」。
そして宿泊先はこちら。
こちらのホテルはコンテナの形状の部屋が繋がっているタイプ。このタイプに宿泊したのは初めてだったが中は普通のビジネスホテルといっしょだった。
そして宴の時間到来。
既に時効だが、このサントリーレッドポケット瓶は小生がまだ10代のころ、初めて公園で飲んで足を取られて家に帰れなくなった酒である。それ以来、トラウマとなり今日まで手を付けなかったのだが、たまたま大洗駅で見つけ、購入してしまった。ストレートだとそれほど旨くないので炭酸で割ってハイボールにしたら、そこそこ旨かった。
酒の肴シリーズ。
朝も早かったので早目に就寝となった。
2日目
翌日は早朝の午前5時にホテルを出発し、駅に向かって歩いていく。駅の北側にある踏切を渡って駅に向かうのだが、始発前だったので踏切から撮影。
始発列車が到着。少し早めに駅に着いていたので電車の到着をしばらく待っていたが、自分の後からドンドン乗客が来るので電車利用各は意外と多いようである。
約40分後の06:18に東北本線との合流駅である岩沼の2番線に到着。乗換時間3分で折り返し上りの東北本線06:21発 福島行に乗り継ぐ。幸いにもホーム反対側の3番線ホームだったので乗り継ぎは楽勝。
今来た路線を少し戻り、常磐線とは別れ東北本線に入って次の駅の槻木に06:26到着。ここで今回の旅行では第2弾となる第三セクター路線チャレンジのスタート。乗るのはご存知「阿武隈急行」。阿武隈急行は宮城県のJR槻木駅と福島県のJR福島駅の間(54.9km)を繋ぐ、阿武隈川に沿って角田、丸森、梁川を通る路線。位置的には浜通りを走る常磐線と中通りを走る東北本線との中間地点の山間部を抜ける路線。丸森と富野の間にはあぶくま駅と兜駅があるのだが山間部であり、秘境駅感が漂っている。そしてあぶくま駅と兜駅の間に県境があることから、阿武隈急行は福島県と宮城県の公的資金が注入されている。県を跨ぐ三セクは珍しいのではないかと思う。
乗車したのは阿武隈急行の主力車両 AB900系。先ほどまで乗っていたJR東日本の701系に比べるとかなり新しく乗り心地が良かったので乗り心地は快適。この日は第1日曜日だったのでフリーパスが600円の日。とてもお得に乗れた。
阿武隈川の景観や福島市街地の景色を楽しみながら約1時間半の乗り潰しを完了し、07:56に福島駅に到着。
阿武隈急行線のホームはJR在来線1番線ホームの更に東側の端にあり、島式のホームを福島交通飯坂線と共有している。インバウンド客への対策だろうか、電車の絵を使って利用ホームの説明を行っている。
阿武隈急行の福島駅で鉄印ゲット!JR福島駅の東口から駅舎に入る。
朝食を駅そばでと思い探した所、新幹線改札内だったので駅員さんに入場券が必要かと確認した所、こちらを使ってくださいと渡された出場券。こちらは新幹線利用客用だと思うが、変則的に私のような18きっぱー用に使用している模様。
そばを頂いたのは「そば処 ふくしま」。暖簾には「立そば処 鷹」とあるので郡山と同じ系列である。
注文したのは定番のかき揚げそば。郡山同様、少し甘めのつゆがとのても美味。
お腹も落ち着いたので南下を続ける。
09:30 郡山到着。郡山では珍しく、普段は会津若松方面行きの磐越西線ホームである1番線から新白河行が発車。
10:30 新白河到着。同じホームの前後で別れている5番線から6番線に移動して、黒磯行に乗り継ぐ。
11:18 黒磯到着。
12:15 宇都宮到着。昼に餃子でもと思ったが、暑くてギブアップ。キオスクで弁当を購入し、クリーン車に乗り込む。
15:14 鎌倉到着。乗換が同じホームにて楽なので終点の逗子の手前の鎌倉で乗り換え。鎌倉も人出は多かった。
15:54に無事久里浜到着。
戦利品は左から娘用の牛めし弁当、中央上が奥の方様用福島「太陽堂」のむぎせんべい、中央下が大洗で購入したステッカーと右が阿武隈急行と鹿島臨海鉄道の鉄印。
総括
今回は常磐線の乗り潰しと東北本線の福島~郡山間の乗車実績がメインであり、副題である3セク鉄道2社も鉄印ゲットに成功。福島県浜通りの災害遺構確認は限定的だったので、こんどバイクツーリングの際にでもゆっくり訪問したいと思う。
まだまだ青春18きっぷシーズンは続くので次回にご期待頂きたい。多分、次回は変則的、且つ私の趣味丸出しの内容になる予定。
乞うご期待!!
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