青春18きっぷの旅 2023年8月 身延編
こんにちは。青春18きっぷを使った旅行の組み方がだんだんわかって来たアラ還でも青春真っ只中のホタテマンです。
さて、今回は身延線をフィーチャーした旅行です。前の記事でも触れましたが、私の中で身延線と言えはゆるキャン△。そうです、あのキャンプブームの火付け役となったアニメです。大洗のガルパン程詳しくはないので、本当になんちゃって聖地巡礼ですが、色んな発見や感動がありました。
それでは旅程を見て行きましょう。
今回のコースはこんな感じです。
久里浜~大船~国府津~御殿場~沼津~富士~身延~甲府~高尾~八王子~橋本~茅ヶ崎~大船~逗子~久里浜
先ずはいつものJR久里浜駅から。正直、ここ三回の投稿のオープニングが全く一緒なのでそろそろ割愛してもよいのではと思いますが、どうしても旅の中で一番元気で興奮する所なのでバッサリ切るのが忍びないです。
身延線の起点である富士駅から終点の甲府駅まで通しで走る週末の始発電車が富士発9:12だったので、少しゆっくりでも大丈夫だったのですが、色々やりたいこともあり、いつもの通り始発になりました。
通勤で使っているリュックが大きく、重かったので(ボロかったし)日帰り旅行用に新しく買いました。
今回は進行方向左側に座ったので観音様が見えました。
東海道線に乗り換えます。
5:10発 熱海行き
5:44 国府津駅着。
6:03の御殿場線乗り継ぎまで多少時間があったので、ここで青春18きっぷに押印してもらいました。ついでに外に出て駅舎の外観を確認。
駅構内からは想像もできないほど立派な駅舎。まるで病院か学校のようです。御殿場線に乗って直ぐにわかりましたが、この国府津を出ると御殿場線沿いに大きな車両基地(JR東日本国府津車両センター)があり、国府津から色んな列車が出ているものと思われます。聞いた話ではその昔まだ御殿場線が東海道本線だったころは山越えの為の増結も行われていた模様で、この駅は物凄くにぎわっていたのだろうと思います。その名残で今でもJR東海とJR東日本の乗務員の宿舎機能があるのではと想像します。
御殿場線はJR東海の管轄。3番線に入って来た列車は後ろ2両が313系、前3両が211系の5両編成でした。
211系の方はボックスシートだったのでそっちに乗ることにしました。内装はこんな感じ。
国府津を出ますと長閑な風景の中、地元民を拾いながら進んで行きます。路線は東名高速や国道246号線に寄り添いながら進みます。
途中、御殿場駅では対向車両との時間調整のため少し止まりました。
御殿場駅を出ると、富士山が見えました。
そして07:42に沼津到着。沼津では駅そばが食べたかったので一旦下車。8時開店まで少々時間があったので色々見て回りました。どうやら沼津はラブライブとコラボしている模様です。
グーグル先生で調べてみたらこんなの出てきました。
時間も良い頃合いなので下りホームの駅そば「桃中軒」に行ってみた所、こちらは閉鎖されてました。上り線のみ営業とありましたので上りホームに移動。
行ってみたらこんな感じでした。
このお店、人手不足なのかお盆のせいなのかわかりませんが、どう見ても後期高齢者のマダムがワンオペでまわしており、もの凄く時間がかかってました。しかも冷たいメニューもあり、暑いせいか冷を頼む客がほとんどなので準備にも時間が余計かかってしまっていたようです。店員さんご本人は汗だくになりながら頑張っていらっしゃってたので何も文句はないのですが、駅の立ち食いそばで注文まで20分待たされたのは今回が初めてです。その間、日本の老後問題やらなんやら色々考えていましたが、多分このマダムも仕事をしているから気を張って日々の生活が送れているので、長生きの秘訣かもと思った次第です。そう考えれば20分程度待つのも変則的な親孝行みたいなものかなと思えました。
そして注文したのがこちら。
じゃん!
つゆは見た目ほど辛くなく、かなり甘めで出汁がしっかり効いた旨いやつでした。それとかき揚げの海老が沢山入ってたのも静岡だからでしょうか。
汗だくで食べながら瞬殺!!
お腹も落ち着いた所で、再度下りホームに移動して08:44発の豊橋行きを待ちます。
来ました。
08:44発 豊橋行
富士までは20分程度。ロングシートに座れましたが沼津止まりのJR東日本の東海道線から大量に人が乗って来て朝の通勤ラッシュなみに混みました。
9:03 富士到着!身延線ホームに移動です。
9:12発 甲府行き
鈍行はほぼこの313系2両ワンマンの一択です。車両は比較的新しくて綺麗でした。でもワンマンだと運転手さんがいちいち席を立って左右どちらかの扉横のドア開閉スイッチの対応をしなくてはならないので大変そうでした。これが相模線は画期的だったので後ほど詳しく説明します。
富士川沿いをずっと遡上していく形で静岡県内を北上します。そして稲子と十島の間が県境で山梨県に入りました。ここから本格的な聖地巡礼のスタートです。と言っても、なんちゃって程度です。山梨県に入って4つ目の駅「内船」(うつぶな)が主人公のなでしこちゃん家の最寄り駅。降りることはしませんでした。そして次の甲斐大島を過ぎるとついに身延駅。ここでは下車します。因みに次の列車まで1時間半ありますので色々見て回りましょう。
10:31 身延駅に到着。
富士川を眺めながら、みのぶまんじゅうを肴に缶酎ハイで乾杯。
そろそろ時間です。駅に戻ります。
1時間半程度はあっと言う間に感じるほど、まったりとした落ち着く時間を過ごしました。駅の周りは統一されたデザインの町並みで素敵でしたし、通称「身延饅頭ベンチ」の枝垂れ桜の木陰で涼みつつ、缶酎ハイを飲みながらボーっと眺める富士川は最高でした。是非、再訪したいです。
次の電車が来てしまったのでそれに乗って甲府を目指します。しばらくは特に乗降客もなくまったり進みます。
鰍沢口を過ぎた辺りから乗客が段々増え、甲府経済圏に入ったことが感じられます。そして地元住民や観光客で列車はどんどん乗客を増やしていき、甲府駅に着くころには満員でした。
しかも身延線はワンマンなので途中乗車の客は全員駅員がいるブースで精算する必要があり、長蛇の列が出来ています。私は青春18きっぷなので駅員さんに見せるだけなのですが、黙って列に並びます。駅員さん3名で対応していたのでICカードの情報修正以外の乗客をテキパキ捌いてましたので10分程度で通過できたと思います。
甲府には13:19に到着したので昼食にします。山梨なのでほうとう等も考えましたが観光客が沢山居そうだったので地元の食堂にしました。それがこちら。
地元の定食屋さん。予想通り外れのない味と庶民価格。お勘定も全部で2000円程度でした。
さあ、帰路です。駅に戻ります。
4年ぶりの本格帰省シーズンなのでかなり人が動いているようで、鉄道も例外ではないく、この日の中央線は混雑の影響でかなり遅れが出ていました。私が乗る予定の14:46発高尾行きは2~3分程度の遅れでしたが、下りの特急あずさは最大30分以上の遅れでした。
自分が乗る電車が到着するホームに特急かいじが居ました。
14:46発 高尾行
いつもの通り、特急にばんばん抜かれながら無事16:32に高尾到着。
16:37発 快速東京行き
八王子で横浜線に乗り換えます。
16:49発 桜木町行
橋本で相模線に乗り換えます。
17:04発 茅ヶ崎行き
相模線は先述の身延線同様、ワンマンなのですが身延線の313系とは違い、この最新鋭?の131系500番台は運転席の上にモニターがあり、多分車両に埋め込まれたカメラで乗客の乗降状態を見ることが出来るので運転手さんはいちいち席を立ってドアのオペレーションをする必要がありません。勿論、身延線とは違い無人駅でも切符や運賃の回収作業が無いのも大きいとは思いますが、ワンマンながら効率的に列車運行を行っているように見えました。
1時間弱で茅ヶ崎到着。相模線は相模川に沿っているのですが、今や圏央道が常に見える感じで昔に比べて見える景色が大分変ったように思います。
18:01 茅ヶ崎到着。
18:21発 上野東京ライン 古川行き
久しぶりにNEXを見ました。やはりカッコイイです。
18:39 逗子行き
逗子駅で接続車両に乗り継ぎます。
18:52 久里浜行き
19:13 久里浜到着
無事戻ってきました。今回は富士山を時計回りに一周するコースでした。また、御殿場線、身延線、相模線の乗りつぶしができたのも良かったです。乗りつぶしはスタンプラリーみたいであまりロマンを感じないのですが、それでも一度乗りつぶすとその路線の専門家になれたような錯覚をするのでチャンスがあれば今後も実施していきたいと思います。
青春18きっぷまだあと2回乗れます。次はどこにいこうかな。。。
良かったら、またお会いしましょう。