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第四回イベントレポート『森の調査・足掛かり・しがらみ造作』

東京の梅雨入りが発表された6月11日、実に3か月ぶりにイベントを再開致しました。

コロナ対策、熱中症対策も万全に、安全に配慮しながらのスタートです。

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曇りのち雨の天気予報を吹き飛ばし、青空の下は夏の陽気、暑い日になる予感。

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森の入り口付近ではピンクの花が広がり、チョウたちが集まっていました。

ムシトリナデシコでしょうか?!、、、、
花の下辺りを触ってみるとベトベトしています。
蜜を盗むだけで受粉を助けてくれないアリさんたちが登れないようにしてるらしいです。

今年は春の花々を見ることが出来なかったなぁ、、、なんて気分も、この花のおかげで癒されました。

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いつもなら真っ直ぐに沢に向かう所ですが、今回は半日、森の上の方まで登ってみることにしました。

間伐が終わっているエリア、まだ手付かずのエリア、新しく作った道、丸太を置いてあるところなど、様々な森を体感します。

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「うわぁ!、この丸太、良いですねー」
真っ直ぐな角材は取れないけれど、個性があって何かに使いたいと残して置いた曲がった部分に興味津々!
くねったカーブの美しさにずっと見惚れてしまいます。

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こうした端材も、見る方によって全然視点が違うのが面白い。

4〜50年位ですねと年輪を数え始める人。
こう切ったらこんな木目が出るかなと想像を巡らす人。
土になるまで生きていて、土だって生きていて、また樹を育んで、、、、と永遠に続く〝循環〟に想いを巡らす人。
何に使えるかなと考える人。
皆んな人それぞれ、これも多様性の素晴らしさだなあーと考えてる私。

ちなみに、このまま植木鉢を置く台にすると、この木のエネルギーが植木に伝わって元気に育つのだとか。

しかし森好きの方々だけあって、皆んな木のことに詳しい!

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間伐直後で陽の光が入り、明るくなった森の斜面ですが、、、、

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雨の後、湿ってるように見える所も少し掘ってみるとカラカラに乾いています。
本来なら表土は落ち葉が堆積して腐葉土の層をつくり、しっとりフカフカとして欲しいとこですが、長年暗かった所では下草も育たず、降った雨が地面に染み込まず、表層を流して来た結果です。

コツコツと手入れを進めることで、山が元気になり、降った雨を受け止めて、土の中を通りながら浄化され、力のある水になって沢から湧き出す日に想いを馳せました。

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ひと回りして御神木のマザーツリーの所まで下りてきました。
社会的距離の2m以内に近づくので、マスク着用しての集合写真です。
(マスクの下の笑顔をご想像ください!!)

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ウッドデッキでお昼ごはん。
色んな森を見て来た直後で、このエリアの心地良さも倍増!!

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去年の台風の豪雨で、自然が自らの力で沢を復元させた場所。壮大な営みに圧倒されます。

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今日はここ。
前回3月6日に手入れをしたすぐ先の所で、倒木を片付けながら進めます。

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斜面へは、一歩一歩、足掛かりを作りながら入ります。
先頭はシャベルで溝を切り、2番手は炭を入れ、3番手は枝葉を詰めて行く。
参加2回目になると見事な連携プレー、開始直後からバッチリのチームワーク!!

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小雨が降り始めましたが、全く気づいてない!(笑)

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小さな〝しがらみ〟も、一歩一歩の〝足掛かり〟も、積み重なり〝自然の力〟と合わされば、ホタルが飛ぶ日に向けての大きな一歩です。

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スッキリ、気持ちの良い景色が現れました!!

 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

**◎ 参加された方々の声 **

今日一日を振り返って感想を分かち合いました。

♡ Kさん(男性)
 「〝しがらみ〟と〝足掛かり〟づくりに夢中になった。理屈で意味は分かってたけど、やってみると『コレ絶対いい!、意味があるなぁー』って実感した」

♡ Mさん(女性)
 「山には結構行っているのですが、山づくりはこんなこともするんだと体感することが出来ました。足掛かりやしがらみというものを初めて知りました」

♡ Iさん(男性)
 「あらためて体力使うなーと感じました。これは運動にもなるし山のためにもなるし、一石二鳥です!
 だけど、無理して辛くなるのは良くない。
 自分のペースでやるのがいい。
 それと、長靴は長い方が良いと思いました」

♡ Kさん(男性)
 「午前中の森を見て回ったのが楽しかった。
 山の道が出来て行くのをフェイスブックでいつも見ていたが、今日は実際に見ることが出来て良かった」

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参加していただいた皆さま、本当に一日お楽しみ様でした。

ホタルさん、そして活動に興味を持たれた方、是非一度、森に来てくださいネ!!

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