第三回イベントレポート『溝堀・しがらみ造作』
「平日だったら参加できるよ」という嬉しい声から実現した第3回平日イベント!
森に元気になってもらいたい!という気持ちいっぱいの新しい5人のメンバーが加わって沢のお手入れをしました。
朝10時、集合場所での自己紹介。
皆さんが持ち寄って来たそれぞれの夢が重なり膨らんで、森に入る前からワクワクウズウズが広がります。
雲一つないミラクルな青空の下で、写真右側の大きなクヌギさんが、そんな皆んなを嬉しげに見守ってくれてるように見えました。
里山の春です。
梅の花が満開です。
沢に下る前に、前回のイベントで作った炭を袋に詰めました。
森を元気にするため、とても重要な役割を担っている土中の菌糸は、炭が大好きなんです。
去年の台風の豪雨で地形が大きく変わった斜面を観察。
土砂崩れは、自然災害ではなく、ただ〝山〟が生きてく上で自らの身体を健全化するための自然の営みなんだと実感します。
今日の活動場所。
斜面には枯れて倒れてしまった大きな木が横たわり、わしゃわしゃと胸が痛む景色。
一歩一歩、足掛かりを作りながら斜面に入ります。
この時の一歩のために作る〝足掛かり〟も、大地の呼吸口になって、やがて山が元気になることに繋がっていきます。
歩きやすい道は、イノシシさんやシカさんやアナグマさんや、色んなけものさんたちも選んで通るようになります。同じところを皆んなが通るようになれば、その周りは踏み荒らされず、土も固くならず、小さな花々も安心して咲き誇ることが出来ます。
自然の中に人間が入ることにも意味がある、人間の存在にも役割がちゃんとある、、、そんなことを感じる楽しい一歩です。
太い丸太も見る見るうちに片づいていきます!
倒木から払った枝で〝しがらみ〟を作ります。これが、楽しい!
まるで芸術作品みたいな美しいしがらみが出来てます。
ランチは移動せずに同じ場所で。
知らない人が見たら、何十年もここで生きて来た山の男たちにしか見えない!(笑)
沢でのランチが気持ちいい!
これ、ガスも火も使わず
太陽の光だけで料理が出来ちゃう!「エコ作」
めっちゃ美味しいサツマイモ料理を振る舞っていただきました!
今日が初対面とは思えない、この一体感!
午後も同じ場所、反対側の斜面に入りました。
何をやるにも本当に楽しそう!
ほぼ終日、大きな笑い声が谷に響き渡ってました。
わしゃわしゃとした斜面に果敢に踏み入り、
綺麗に積んで、
とっても美しい景色になりました。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
**◎ 参加された方々の声 **
今日一日を振り返って感想を分かち合いました。
♡ Eさん(男性)
「貪欲で働きたがりの人ばかりで、凄い進んだ。
山を下りる時の、非現実から現実への切り替えが心地良かった。
またみんなとやりたい!」
♡ Iさん(男性)
「斜面で笑い過ぎ、あぶなかった。
やらされてるわけじゃなく、自分でやりたいから来た。だからやっぱり長く続ける!
楽しくやることが長く続けるコツ。
毎回来れないが継続してやりたい」
♡ Aさん(女性)
「こんなに自然に長く触れるのが久しぶり
でハマりそう。
あそこが沢になったらどんなに楽しいだろう、とホントに思った。
この活動を、色んな人に知って欲しいと思った。きっとこの活動なら気軽に楽しく入れると思うから友だちいっぱい誘いたい」
♡ Kさん
「今まで生きてきて、こんなに山に手を入れたことはなかった。こんなに長く自然の中に入ってたのも初めて。
朝から宝の山だと言ってたが一日ずっとそうだった!。綺麗な枝、持って帰って夜なべしてイヤリングとかキーホルダー作りたい」
♡ A.Mさん(女性)
「高田さんの本を読んだばかりで、森の視点が違うなと思った。
一日作業して、見えてくるものが違ったので、森に触れるというより森と対話する、という感じが一日凄くしてた。
自分たちで作っていける、生きてる間に作れないとしても、それはそれでロマン。
出てる水を見てて、出たいと思ってると感じた。
一日にして出来ないからこそ面白い!
自然の時間に合わせるということを実感した」
♡ Tさん(女性)
「森の手入れで今まで何回か来てた。
自分で作業が出来る、普通のハイキングではできない、人の山では勝手に出来ないことが、ここに来たら出来る。それが凄い魅力。
初めての人でも気楽に友だちを連れて来れる」
♡ Hさん(女性)
「森を通して新しい人と出会えた。
一緒に造作して、イメージも一つになって、幸せだった」
参加していただいた皆さま、本当に一日お楽しみ様でした。
ホタルさん、そして活動に興味を持たれた方、是非一度、森に来てくださいネ!!