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第20回イベントレポート『木こりによる森講座・しがらみ造作』

 7月18日(月)、梅雨が明けて、カラッとした夏空の下での活動となりました。

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 前回見つけたツボミは、可愛らしい小さな花をオープンして接客中です。

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 今回はお子さま連れで初参加のご家族をお迎えし、夏の森に入ります。
 やる気満々の子どもたち!!

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 沢の入り口付近の様子です。
 2週間前あんなに流れてた水が、完全に干上がってます。

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 土中環境改善の講師として、今回は、木こりのずーやんこと三木一弥さんを招聘しました。

 日々、森と向き合い、誰よりもこの森のことを知るずーやんの言葉には一言ひとことに強いリアリティがあって、ぐんぐんと森の世界に惹き込まれてしまいます。

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 山があって、谷がある、、、そんな、当たり前のことが、妙に神秘的で、かけがえのないことに感じられて来ます。

 谷が何ゆえ重要なのか?、、説明を聞くうちに地面の中の水と空気の流れにイメージが膨らみます。

 ○ 土中には、毛細血管のように張り巡らされている水と空気の通り道があること、、谷にある沢の地下には動脈のような太い血管が流れていること、、。

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 ○ 護岸という名目で周りをコンクリートで固めてしまうと血液の流れを遮断して土が病んでいってしまうこと、、。

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 ○ 自然の力を活かして借りることで、地形も安定して健全さを保てること、、。

 ○ 『山は盛れ、谷は掘れ』という鉄則、、。

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 様々なことを学びながら、沢に入っていきました。

 水がほとんど残ってない沢の様子も、地下に思いを巡らせて観ると、感じる不自然さが強くなりました。

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 水が残ってる所に来ると、私たちの気持ちも元気になって来るのを感じます。

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 本日のお手入れ箇所の近くまで登って来たところでランチタイム♪

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 頭上を何やら赤いものが過ぎって、梢にとまりました。(写真中央)

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 カワトンボの仲間でしょうか?!

 渓流などに棲む生きものが来てくれたのは嬉しいのだけれども、未だ棲息できる所まで沢が復活していないから、申し訳なく複雑な想いにかられました。

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 ちょうど午後からの作業に入ろうとした所で、鍼灸師のYさんが駆けつけてくれました!

 最近、ホタルの会には、鍼灸師の方々が何故か続々と集まって来ております。
 森の見えない土の中と、人間の身体には、驚く程の共通点があるのだそうです。
 そのことについては、いつか詳しくレポートしてみたいと思ってます。

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 今日のビフォー。
 前回お手入れした更に一段上の場所です。

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 ずーやんのレクチャーを受け、いざ造作開始!
 わしゃわしゃしてて、やりがいがありそう!

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 大人も子どもも力を合わせて、皆んなで〝しがらみ〟づくり。

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 ナナフシさんがやってきて、〝しがらみ〟に擬態をし始めました。
 応援ありがとー!!

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 お姉さんは階段(足掛かり)づくりに夢中!

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 弟さんは、横に張り出し過ぎてるアオキの枝のカットにチャレンジ!
 ノコギリを使うのは初めてとのことですが、私からの注意事項は一つだけ、「自分の身体は切らないでねー」

 かなり硬くて太めの枝を自分で選んで挑戦したのでちょっと苦戦しましたが、最後まで諦めずにやり切りました!

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 いつも感じることですが、森に来た子どもの成長ぶりは素晴らしい。朝来た時とは別人のようにイキイキ逞しくなっています。

 おかけで人も風も通りやすく、気持ち良い空間が広がりました。

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 本日のアフター。

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 いつの間に作ったのか、お姉さんが葉っぱのお面をプレゼントしてくれました!

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**◎ 参加された方々の声 **

♡ I.Oさん(女性)

「気分良く、気持ち良く、あっという間に時間が過ぎました。
 階段づくりに没頭して、無心に、何も考えない時間が良かったです。
 子どもがバランス良く動いて、最後まで体力がもって凄いなと思いました。
 ありがとうございました!」

♡ M.Oさん(女性)

「フツーに楽しかった。
 枝を切るの楽しかった。
 階段つくって、落ち葉とか敷き詰めて、こうやって山をつよくするんだなぁー、って思った。
 川の石を取ったら、水が流れてくれるのが楽しかった」

♡ J.Oさん(男性)

「みみずがこわかった。
 のこぎりではじめて木を切って、つかれた〜」

♡ A.Hさん(女性)

「初めて子どもと一緒にやりました。
 森が、子どもを、子ども本来の自然な姿に戻してゆく様子が見れて楽しかったです。
 子どもと大人が一緒に一日を過ごす、ということが、純粋にスゴいことだと思いました」

♡ Y.Iさん(男性)

「森は、イイ暑さでした。
 子どもたちと一緒にやるって初めてだったのですが、昔の人は〝子どもは子どもの仕事、大人は大人の仕事、老人は老人の仕事〟があると言っていて、森の中ではそのそれぞれがあって、ちゃんと機能していました。
 そして、森がつくられていく、、。
 10歳の子が、造作中に、『こうしとくとぉー、100年後にこの森はぁー、、、、』とか語ってくれて、こうやって脈々と、大切なことが受け継がれてくんだなぁー、と思いました」

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 参加していただいた皆さま、本当に一日お楽しみ様でした。

 ホタルさん、そして活動に興味を持たれた方、是非一度、森に来てくださいネ!!


◎ 8月のイベントは、8/18(水)、8/29(日)の予定です。

 9月以降のイベントは日程が決まり次第、告知します。

 一人でも多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

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 『枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会』は、任意団体です。公益社団法人 国土緑化推進機構の支援を受け、緑の募金事業として活動して参ります。

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 さらに2021年4月からは、一般財団法人 セブンーイレブン記念財団様の〝2021年度環境市民活動助成〟の助成を受け、活動を推進していくことになりました。

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