第五回イベントレポート『沢の整備・穴掘り』
〝梅雨の晴れ間〟とまではいきませんでしたが、6/25(木)雨の合間に、枯れ沢を呼び戻すための造作を進めました。
今回は2名での開催となりましたが、「少人数だから逆にやれることもある!」と、男二人、勇んで沢に入りました♪
朝まで本降りだった雨も集合時間にはすっかり止んで、森の入り口では鮮やかなアジサイの花が迎え入れてくれます。
雨あがりのアジサイって、好きだなぁー!(^。^)
シャワーを浴びたばかりの貴婦人みたい。
沢に入る前に、まずは炭を準備。
炭は、山を元気にするために、とても大切な役割りを果たしてくれます。
沢の入り口に来ました。
普段は枯れている沢ですが、雨の後なので水が流れています。
けれど、この沢には魚が棲めません。
これは数日だけの景色なんです。
もしもトンボさんがやってきて、知らずに卵を産んだとしても、ヤゴになることが出来ません。もちろん、ホタルさんも、、、、。
雨後の一瞬の、沢のせせらぎの音に、胸が締めつけられました。
沢を登りながら、水の流れを滞らせている枝などを見つけたら取り除いていきます。
雨の直後だからこそ、すぐ気づけて出来る造作。
でも、慣れて来ると誰でも、水が流れてなくても詰まりそうな所が分かるようになりますよ!
沢を登っていくと、先頭の金子さん(ニックネーム〝かねごん〟)が何かを発見した模様、、、、
何かのタネでした!
誰かが食べた実が、消化されずに排出され、柔らかい部分が雨に流されてタネだけ残っています。
きっと大型の哺乳類だ!!
イノシシさんかな?、、
おサルさんかな?、、
それとも去年出会ったことがある、あの可愛いアナグマさんかな?、、
想像がふくらみます。
それにしても、植物の生存戦略には頭が下がる、、、、こうやって、木の子どもたちが広がっていくんですね!
去年直撃した台風の豪雨で、一夜にして表層を崩落させて現れた谷。
今日はこの上まで登ります。
一年近く経ち、少しづつ深く削れて水の通り道が出来ています。
豪雨の時には深さ1m近くも一気に押し流し、その後もちょっとづつ、ちょっとづつ、雨の力で硬い粘度みたいな層を削って、沢を復活させようとしているようです。
しかしこのペースで、いったい何十年かかるんだろう!!
まるで、〝五劫の擦り切れ〟みたいだなぁーと思いました!
かなり急な斜面ですが、足掛かりを作りながら登ります。
上からの景色。
この辺りに穴を掘ります。
先に、掘った土を置く場所をつくって置いてから、、
気合い十分!、掘り始めました!
かなり固い!!
交代で掘り進めます。
この穴が土中の水と空気の呼吸口になり、この場所に沢が蘇るための、きっかけになることを信じて老骨に鞭!!
「無理せず休む?」と、根を上げそうになる私に、
「休むために働くんです!」と、かねごんはいつも笑顔で元気いっぱい、楽しそう!
穴に入って集合写真♪
掘ったら炭を入れ、、
有機物を入れて、
完成〜〜〜!♫
足腰ガクガク、痙攣しそうな心地よい疲労感に
包まれました!
いつかここが、
『日本の滝 名所百選』に選ばれますように!
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枯れ沢復活&ホタルの会、次回は6/28(日)に開催します。
皆さんの参加をお待ちしてまーす!