第二回イベントレポート『作業道・しがらみ・炭作り』
ホタルの会に、今回は初めて子どもたちも参加してくれました。そのことを喜んでくれたのでしょうか?!、恩方の森は、これ以上ないぐらいの青空で出迎えてくれました。
集合場所での様子です。
森の入り口に着いた途端に、無邪気に走り周る男の子(2さい)お姉さん(年長さん)、その姿を微笑ましく見守るお父さんとお母さんの家族4人での参加です。
そして、森に一歩入ると、この気持ちはどんどんあふれてきました!
今回は沢の入り口付近から作業開始です。
数日前に降った雨が残っていて、沢にはまだ水が少し残っています。
まずは流れを滞らせている枝のお片付け。
「あまり低い位置だとまた雨の時に流れてしまうので、少し高い位置に置きましょう」
と説明するや否や、おーっと、お姉さんがいきなり斜面を登り始めました!
大人たちも夢中になって来ました。
詰まった枝を取り除いて運びます。
水溜りになってた所が、堰を切ったように流れ始めます。
斜面を登る時には、一歩一歩、シャベル(関西ではスコップと言います)で段を作り、なるべく自然を壊さないようにします。
そこに炭を入れ、落ち葉などの有機物を入れると地面の呼吸口になり、雨水の浸透口になり、菌糸や植物もやって来て、山が元気になっていきます。
、、、、とよく見たらいつのまにかお姉さんが先導して開拓し、大人が後を着いてってるーー!!。
あっという間に造作を覚える子どもってすばらしい!
子どもも大人も一緒にスコップ(関西ではシャベルと言います)で枝を置くための大きめの段を切り、炭を入れます。
枝を置いて、
〝しがらみ〟が一つ。完成しました。
既に大きな戦力に成長してるお姉さん!
活躍が期待される弟さん!
いつの間にか、シャベルを持つ手つきがプロっぽくなってます。
皆んなで力を合わせて、スッキリした沢になりました!
〈ランチタイムに炭作り!〉
身体を使った後のご飯は美味しい。
森の中で食べるとなおさら美味しい。
炭作りです。難しいことは何もありません。
焚き火です。
実は、濡れて冷たくなってしまった手袋を乾かすために起こした焚き火だったりします。
本当はこれがやりたかったのよ〜、と、内心思ってる大人もいます。
焼きマシュマロ、一度食べたら病みつきです。
今回はこれを見越して、カバンの中にカリントウを隠し持って来た(?!)お父さんもいました。カリントウって、焚き火で炙るとムチャクチャ美味しくなるんですねー!
どこか懐かしい味、、、、柔らかくなって、香ばしい甘さの、そうだ!、これは子どもの頃に食べた給食の〝揚げパン〟の味だあー!
満面の笑顔で集合写真。
午後からの作業が待ち遠しい皆さんです。
午後は少しだけ上流へ。
水はほとんどありません。
率先して枝を片付け始めたお姉さんさんでしたが、どこか不安げなご様子。
「ねえー、これやると、さわにみず、くるのぉー?、、、、それで、ほたる、とぶのぉー?」
「そうだよ、ほたるさんに、ぜったいきてもらうから、ちからをかしてね!」
俄然、元気になって張り切り始め、ノコギリの使い方を真剣に教わってます。
張り切り過ぎて突然何故か、急な斜面を登り始めました!
スッキリ片付きました。
沢はきっと、気持ちよくなって嬉しくなって、「早く水を流したいよー!」と、願ってるような感じがしました。
「クリがあったよー、これ、うめる、森にプレゼントするの。そしたら森がげんきになるよ!そしたら、いつかホタルがとぶよ!」
沢が復活しホタルが飛ぶことを信じる気持ちがうれしいー!
子どもも大人も一緒に
皆んなで
沢の復活を願い
無我夢中での造作
森も喜んでいる
と
実感しました。
次回三回目は、3月29日(日)です。
力を貸してくださる方、お待ちしております。