脇本平也『宗教学入門』を読む 第2回
第一章「宗教学の立場と分野」
2「宗教学の歴史的成立」
研究の方法と研究の対象によって学問の性格が規定される
1870年代に(狭い意味での)「宗教学」が成立
①宗教に対して自由な立場からの研究態度が熟してきた
②数多くの宗教が資料の形で整備されてきた
唯一絶対であったキリスト教(中世ヨーロッパにおいて)が、
14世紀のルネッサンス
16世紀の宗教改革
17世紀の自然科学の勃興
18世紀の啓蒙思想・合理主義の台頭
などによって批判(学問的な意味で)の対象となる。啓蒙思想・合理主義の批判として、
19世紀の歴史主義、実証主義の潮流
へと続いていく。それが、歴史的な事実を実証的に研究することにつながる
キリスト教以外にもさまざまな宗教が世界中には存在することが(大航海時代以降)発見されたことがトリガー
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