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【世田谷美術館】民藝展に行ってきました
世田谷美術館で4月24日から始まった、「民藝MINGEI」展に行ってきました!
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100年前に思想家・柳宗悦が提唱した「民藝」の考え方を「衣食住」に沿ってひも解き、解説する本展は、コンセプトも展示の仕方もシンプルで、とても分かりやすかったです。(多くの展示品に丁寧なキャプションがついているので、平日にじっくりとまわるのがおすすめ)
飾っておくための芸術品ではなく、使うために作られた工芸品の中に美を見出すことで心豊かに暮らしを営んでいく。そのこと自体を民藝と呼ぶのだというふうに解釈しました。
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ラダーチェアと子供用のいすがとてもかわいかった
今回の展示、器を目当てに行ったのですが、衣服の展示に心を掴まれました。特に心に残っているのが、刺子の稽古着(サイズ的におそらく子供用)。
生地を丈夫にするための刺子が美しい模様を描いていて、親から子への愛情が一針一針に込められている様子を想像し、胸が熱くなりました。
あたたかそうな青田五良の紬ショールや、
蝶と小花の模様がかわいらしい沖縄の紅型着物も、その独特の風合いと美しさに心奪われました。
最後の章では5つの工芸品(丹波布、八尾和紙、小鹿田焼、倉敷ガラス、鳥越竹細工)の作り手の方へのインタビュー映像が展示されていたのですが、
それぞれが置かれている状況や、制作に込める想いなどが、当たり前だけど各人違っていて、見ごたえがあったし、実際に作られたものに触れてみたいと強く思いました。
一番最後のMOGI Folk Artディレクターのお二人の自邸の愛蔵品の展示はため息ものでした。展示の中に入り込んで、もっと近くでじっくりひとつひとつを見たかったなぁぁぁ。
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暮らしの中に落とし込んだ展示
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最後には、様々な工芸品を購入することができる特設ショップもあるのですが、せっかくなので、気になったものは産地まで足を運んでじっくりと見てみたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪