コピユニダンサーに届け! 表情管理入門

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はじめに


「うわっ、踊ってる時の私、仏頂面すぎ……?」


コピユニ初心者の方をはじめ、ダンスの練習動画を見返した時にこう思うことは多いのではないでしょうか?
ステージで踊ってる時は楽しいので何やかんやニコニコできたけど、なんか、なんか違う……とか思ったり。ニコニコするだけでなく、曲に応じて表情を使い分けできるパフォーマーって魅力的ですよね。

そもそも表情管理とは元々Kpop界隈で使われている言葉らしく、パフォーマンス中の表情が緻密に管理されているという意味らしいです。要するに『顔面に関する表現力がある』ということですかね、ひとまずここではそういことにします。

自分は、ダンスに関しては不得手な分、表情で戦えるようになりたいぜ!という野心を抱えながら踊っております(戦えているかは置いといて……)。
そこで、自分なりに表情管理について考えてきたこと、意識した方がより良くなると感じたことを列挙してみました。少しでも参考になれば幸いです。

※割とありきたりなことしか書いてないです。もしなんか期待してた内容と違うな~と思ってもご了承ください。
※当然ですが「これができないとダメ!」的な意図ではありません。自分の経験談や失敗談が、少しでも誰かの参考になれば嬉しいな~くらいの意図です🙇

【超基礎編】


1.振り、フォーメーションの不安をなくすこと


「いやこれ表情の記事じゃなかったんか〜い」とツッコまれそうですが、大事なところです。「一週間前に振り入れやフォーメーション覚え終わったぞ!ゼエゼエ」みたいな感じだと、脳内のキャパを表情にまで割くことができず、無意識に表情が消えてしまいます。表情に力を割くのは、寝ながらでも踊れるぜ!くらいになるまで動きを身体に染み込ませてからです。

【基礎編】


2.鏡の前で笑顔の練習


ここからが直接表情に関与する内容です。まず踊るときの表情の基礎は『笑顔』です。鏡の前でダンスの振りを確認するのと同様、基礎練だと思って鏡の前で笑顔を練習しましょう。脳内でイメージする『笑顔』に近づけるようにすると良いと思います。ここで、恥ずかしがらず自分が思っている以上にオーバーに表情筋を使って動かしましょう。これは元々の顔立ちや表情筋のつき方とかによるのですが、口角を横に広げるのではなく、上に上げる(目元に近づける)意識をすると、口角が上がっているように見えやすいと思います。口角って意外と上がっていないんですよね。特に意図がなければ、基本的には口角上げで踊り続けるようにすることで、初心者あるある「さっきまで仏頂面で踊ってたのに途中でなんか思い出したように表情がつく現象」が改善する気がします。また、3.で後述する目線にも気を配ることで、『貼り付けたような笑顔』を避けやすいのかなと思います。

3.目線


黒目の動きというのは思っている以上に観客に見られています。目線を合わせる先はカメラだったり正面だったり観客だったりと様々でしょうが、意図がない限りは視線をキョロキョロと動かすのは避けた方が良いと思います。観客の姿を目に焼き付けるのは良いですが、極端にキョロキョロと視線を動かしすぎるのはまた別です。「観客席に友達いるかな~」「やばい次のフォーメーション忘れたw」みたいな邪念はなくしましょう。ここで1.でお伝えした「不安をなくすこと」が効いてきます。
慣れてきたら、目線を表現の一部として活かせると一気に雰囲気が出ると思います。流し目をする、演者同士で目を合わせるといった場面では、顔の向きだけでなく目線まで気を配ると「おお~」って感じになると思います。

4.間違えた時に「やべ……」って顔をしない


表情管理に関するものなのか微妙ですが、結構大事な気がするので入れました。本番に振りやフォーメーションを間違えることは多々あるとは思いますが、その瞬間に「やべ……」って顔になっちゃうことありますよね。表情がスッと消えたり、目が泳いだり、半笑いになるアレです。反射的なものなのでなかなか直しにくいとは思いますが、常に堂々と表情を作り続けましょう(難しいけど)。正直観客としては、恥ずかしがってヘラヘラしている姿が見ていて一番「アッ……」てなるので……。

【レベルアップ編】


5.自分にスポットが当たらない場面こそ気を抜かない


ここからはやや難易度が上がる気がします。今までが『振り入れ』に値する段階であれば、以後は『精度上げ』といったところですかね。正直表情に限らない精神論的な内容が多くなりますが、あくまで自分のお気持ち表明記事なのでご了承ください。
コピユニの多くの楽曲は、複数名で踊ります。すると、自分にはスポットの当たらないシーンというのが多かれ少なかれあると思います。ここで、「自分のパートじゃないから~」と気を抜かないようにしたいです。
あなたがAというキャラの役を踊っているとします。Aが歌うパートは少ないかもしれません。ですが、観客の中にはAを激推ししていて、別のキャラのセンター曲にもかかわらず、端っこにいるA役のあなたをずっと目で追っている方がいるかもしれません。また、ラブライブをよく知らないけど見に来ているあなたの友人・家族は、ほぼあなたのことしか見ていません。そのような方々がいるのを頭の片隅に置いておくと、自分のパートじゃなくても常に気を抜かず踊りたいと思うはず……です、多分。

6.歌詞の意味を考えてみよう


正直観客に伝わるか否かといわれると、ほとんど伝わらないと思いますが、こういうのを考えるのは(二次)創作の楽しみなので私はやっています。いわゆる解釈ってやつ、オタクが大好きなやつです。というのも、多分声優さんたちがパフォーマンスをするとき、歌詞の意味とか情景を考えながら演じていると思うんですよね。コピーまではいかずとも、疑似体験するならば考えておいて損はないのでは?と思います。主にストーリー性のある楽曲に有効な気がします。声優さんのライブ映像を見ればわかると思うのですが、切ない曲調の失恋ソングをニッコニコで踊ることは多分してないですよね、そういうことです(?)。

7.声優さん、キャラのパーツごとにみる。眉毛、目、口角


声優さんのコピーに重きを置く人は特に重視したいです。まず振り入れするとき同様に、本家映像を見てみましょう(ここでは一旦声優さんのライブ映像とします)。曲によると思いますが、様々な表情をしていると思うんですよね。その表情を見るとき、パーツごとに見てみましょう。例えば「この振りの時は、この歌詞の時は眉毛を上げて目を見開き、口はそこまで開いてない笑顔だ!」みたいな感じです。ダンスの練習をするときに、脳裏でパーツごとに分解して見た表情をイメージしながら踊ってみましょう。多分何も意識しないよりは「え、めちゃくちゃ(声優さんの名前)みたいな表情になってる!」ってなれる気がします。
声優さんのコピーには重きを置いていない人でも、表情の参考としてはめちゃくちゃ勉強になると思います。声優さんたちはパフォーマンスを生業とする人たちなので、何らかの気づきは得られるのではないでしょうか。

まとめ


正直自分の表情管理に関する記事とか書けるほど強みを持った人間ではないしな……と思っておりましたが、ありがたいことに表情に関しては褒めていただく場面が多いのと、自分のコピユニ生活も多分後半戦(なんなら延長戦?)なので遺せるものは遺したいという想いから、本記事を書くに至りました。これを読んだ人のうち一人でもいいので、表情管理に関する何らかの気づきが得られたり、参考になったりしたら幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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