超個人的観点からの公演感想

「GO TO黒ヒゲキャンペーン」終了致しました!

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今回は、役者二本、作演出一本やりました!
ええ、大変でしたとも!
でも、色んな想いがあったので、頑張りました。作品別に、超個人的な想いを書いてみます。

「晴れときどき、おかえり」

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作演出は僕です。
にったまとこころちゃんとなつみという3人の役者を請け負った時に、さてどうしようと考えて、マジで2週間は何も浮かびませんでした。

これはいよいよ三角再演か…?等と迷走してた時に、ふと、「劇団ごきげんよう」っぽい事やりたいな…って思って、つらつらと書き進めてみたら完成しました。

僕の祖母は去年の9/22に亡くなって、ちょうど一年になるんですけど、その時期に盆と、七社宮のお祭りが重なってまして、去年、祖母の葬式の合間に、その辺りを歩いた時にアレコレ思ったことを書いたのです。

小さい頃、沢山の祖母との思い出が詰まったこの場所で、もし奇跡なんてものがあるんなら、ほんのひとときでも、また祖母と話せたら良いのにな。なんて考えながら。

舞台では奇跡も許されますよね。きっと。

「他愛のない日時と影と光」

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ゆっことの二人舞台です。いや、ホントに緊張しました。なんせ、ゆっこの作品に出るのは、ちょっとした目標だったのです。

ゆっこの作品には、文学性があります。日常を描いた作品なのですが、節々に美意識がきちんと宿っている。そして、確固たる「大切なもの」が存在している。それがなんなのか、体感し、表現したいなとずっと思ってて。

だから、オファー来たときめちゃめちゃ嬉しかったですよ。内心よっしゃー!!とか思いながら「いーよー」とか軽い感じで言うんです、僕は。

ひろみさんって役は、セックスが嫌いで、男が好きで、って役です。それをセックスが好きで、女が大好きな僕が演じるのですから、深く深く役に落ちていく必要があります。

でも、不思議と、落ちていけば落ちていく程、自分との共通点が沢山見付かっていきました。言語化しずらいとこですけど。

僕とゆっこ、気が合うんですよ。多分、どっかで2つに分かれたんだと思ってるですけど。多分、大切にしてるものが似てる。譲れないものが。

舞台上で飲む酒は極上でしたね。台詞も想いも距離感もどんどん溶けていきました。もう、あの時間は忘れられそうにないです。

「新しい性活様式」

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脚本まっつん、演出にったま、役者は僕とよっしーという、安定して何か起こる布陣の作品です。これ、ホントに色々考えさせられました。

コロナ禍演劇であるところの設定としてはほぼ満点やろって作品で、まっつんの着眼点には改めて感心させられました。

僕とよっしーが恋人役ってのは、僕的には色々思うところあります。
周りから見てれば「お前ら付き合ってんの?」って感じでそもそもつるんでるからです。映画だってカラオケだって遠出だって飲みにだって2人で行きます。時々周りに勘違いされます。

前に東京の友人と3人で飲んだとき、「2人はセックスしないの?」って聞かれて、いや普通に既婚者やろとかツッコミ入れながらも、「大切だからせんよ」とかなんとか返したんと思うんですけど、今思うと結構デリケートにソーシャルディスタンス取って付き合ってきたのがよっしーです。そっち方面に意識的に行かないようにしてるというか。

これは別に倫理的な問題というよりは、我々がその距離感を求めてそこにいる、というような感じです。なので、長年それをやってると、舞台にもそれが現れるのです。

今回は透明な壁が真ん中にありましたけど。
壁が無くてもきっと越えられなかった壁はあったし、壁があっても、越えた壁はきっとあった。そういう関係性を見せられたんじゃないかな…と思います。主旨と違うとこで。

だらだら書いてみましたけど、やっぱ僕は、人と人との関係性を観察するのがとても好きみたいです。

特に今回は、私的な思いと、役的な思いが交錯した作品が多かったです。この辺のコントロールがもっと巧くなれれば、僕も作者、役者共に一皮剥けるんでしょうけど、意識的にそこに留まっているのかもしれません。

実感を大切にしていますから。

お客様初め、感謝が残る公演でした…。ホントにありがたかったです。

あと、総合Pのなつみが凄すぎて、ホントに頭が上がりません。学ぶとこしかなかったです。

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ご来場ありがとうございました!!

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大入り感謝です!!

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