劇団の一年を振り返ってみる
どうも、こんにちは。こんばんは。おはようございます。黒ヒゲキャラバン、絵戸キリコです。
2020年は凄まじい年でしたね。色々あったとは思いますが、やっぱコロナが断トツのインパクトです。皆さん、本当に1年間お疲れ様です。
我々イベンターにとってもまた、葛藤と試行錯誤の日々でした。そんなわけで、1年をざっくり振り返りしてみたいと思います。
3月15日「あした、Stardust」
主演女優、力がいわき市を離れる、ということで、全身全霊で書いた脚本でした。
大尊敬してる小沢健二さん、岡崎京子さんをリスペクトして書いた作品で、ここ数年実験的に試してきた手法を全てつぎ込みました。
ですが、コロナ禍の流れに巻き込まれ、無観客公演を余儀なくされました。ですが、色んな方々の協力により、配信公演として皆さんにお見せ出来ることが出来ました。
結果的に、普段見にこられない遠方の方々にも見てもらえたりして、広く黒ヒゲの名前を知ってもらうキッカケにもなりました。
個人的には書きたい戯曲の方向がハッキリとした作品でした。僕は「街とそこに住んでいる人達の匂い」が好きなんだな、とハッキリわかりました。
今後の台本もそこにピントを合わせた作品を書くことになりそうです。人生であと何本の作品書けるかはわかりませんが…。
10月18日「GO TO 黒ヒゲキャンペーン」
コロナ禍における演劇を模索、といった観点から作られた短編演劇集です。
小さな集会所で、20分、1公演7人×6ステージといった公演で、パッケージから試行錯誤が詰め込まれました。
初の総合Pのなつみの世界観がしっかりと詰め込まれていて、全体的にまとまりのある公演となりました。痒いところに手が届く、細部へのこだわりに満ちていました。
脚本家の成長も大きく感じられる作品たちでした。「自分が書きたいものを書く」ところから、「それをどう見せるか?」という所を思案する場面が沢山ありました。
そして、黒ヒゲとしては久しぶりの大入りでした!やっぱり何だかんだで、沢山のお客さんに見てもらえるのは最高でしたね。
2021年2月7日「HiQ! 組曲」
そして時は2021へ。
黒ヒゲのアイコン、よっしーを中心に書いたドタバタコメディーです。
やっぱり暗い話が多い今現在、エネルギーに満ち溢れた公演をやりたい、といったシンプルな発想から作っております。
課題はまだまだてんこ盛りですけど、面白くなってまいりました。
かなり性的に踏み込んだ内容になってるし、視覚的にも過激な事となっております。それが正解かどうかってことは置いといて、とにかく前向きなエネルギーのみが残ればいいかな、と日々頭を悩ませております。
2021年の黒ヒゲは、手堅く、されど果敢に行けたならな、と思います。
やっぱり、挑戦してこその黒ヒゲだし、されどお客さん達への安全、満足感にはキチンと向き合えていけたら、と思います。
役者、スタッフの募集もしております!こんな時代だからこそ、仲間がいる有り難みを強く感じます。
演劇は1人では作れないものだから。
それでは皆さん、2020年ありがとうございました!2021年もよろしくお願いします!
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