商用可能レシピで逆に不便になる理由
こんにちは!
料理系の教室開業プロデューサー
もりこずえです。
今回は商用可能な料理レシピが講師にとって
逆に不便になってる件についてお話しします。
なぜ商用レシピが不便になるのか?
商用可能レシピは忙しくて時間がない講師にとってはメリットがありますが、いい使い方と悪い活用方法があります。
私がよくご相談いただく内容は「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」など協会の決まり事がある中で、他の教室との差別化で困っている人が多いです。
ライセンス、認定付きのレシピがあるがゆえに講師活動がやりにくくなるパターンが意外に多いです。
動画でみたい方はこちらから↓
商用レシピってなんなのか?
商用可能なレシピとは、学んだレシピをレッスンや販売など商用でも使って良いという権利付きのレシピのこと。
お料理系の講師業をしていて忙しい先生にとってはレシピ開発の時間など短縮できるのでとっても助かるコンテンツですよね。
ただ、講師業を始めたばかりの先生が使うときは要注意!
商用可能レシピには決まり事が結構あることが多いのが落とし穴。
よくある決まり事としては、レッスンの最低価格が決まっていること。(1レッスン4000円〜など)
↑これって、講師経験が少ない先生にとってはハードルがかなり高い!
でもレシピを発行する側としては必要なことで悩ましい…。
起業初期で講師実績がない状態で
「このレッスンはこの価格です!」
ってなっても、講師のプレッシャーも半端ない💦
「自分にはまだこんな金額いただけるだけのスキルがない」と思って一歩踏み出せずにモジモジしている人がかなり多いのが現実です。
選ぶ生徒側もたくさん同じ協会のレシピが学べる教室があるのなら、よほどの理由がない限り、実績がある教室の方を選ぶことは当たり前のことですよね。
商用可能レシピをどう活用したらいい?
最大のポイントは、レッスンの価値をレシピだと思わないようにすること。
すでに人気なレシピだということだけで発信しても、
他のお教室との差別化が大変になることは一目瞭然。
人気なフレンチレストランをイメージしてほしい。
高級なこだわり食材を使ったお料理。
そのお料理を提供してくれるウェイターさんが
超塩対応で笑顔もなく、
「高級なこだわり食材を使っている◯◯でございます」
っとお伝えするサービスなのか、
ウェイターさんが会話の中から
お客様の嗜好に合わせて食材の説明や
料理人の想いやお料理が仕上がるまでの
ストーリーまで語ってくれたらどうでしょう?
同じお料理を提供するけれど価値は全然違う。
レッスンも同じこと。
使用するレシピ、価格、
レッスン形態、サポート内容
などなど、全て同じだったとしても
講師の伝え方でレッスンの価値は変わってきます。
起業初期は特に、レシピそのものだけで
差別化することが難しい。
たとえ、レシピが魅力的で売れてもすぐに
コピーされてしまうことだってあります。
講師のお仕事はレシピの伝言ゲームじゃない。
たとえ周りのお教室が同じようなことを
していてもレッスンが終わる時に
「先生のレッスンを受講できてよかった!」
って思ってもらえるようなレッスンスキルが必要です。
もし、伝えられるレシピはあるけれど
レッスンする勇気がない。
レッスンしているけれど自信がない。
そんな風に思っていたら、
「自分の中の◯◯すべき」
を取っ払って、
伝える練習をしてみてほしい。
一緒にお菓子やパン作りをするもよし。
今夜の晩ごはんを一緒に作るもよし。
「教えられるレシピがない…」
なんてことはない✨
お子さんに炊飯器でごはんを炊く方法を伝えるのも実は勉強になります。
自分が当たり前にできることを「伝える」ということを日々の生活の中でも意識していくことから初めてみてくださいね。
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