ハシリヤンに対する個人的見解2
爆上戦隊ブンブンジャーに登場する敵組織、ハシリヤンについて語っていきます。
常槍鋭一郎
評価:地球人としても大人としても悪者としても爆下げな本部長
彼はハシリヤンではなくISAのリーダーである本部長のポジションで真っ当な人間ですがハシリヤンと協力関係にあったのでここで紹介したいと思います。
ISAは宇宙人を取り締まる組織みたいな感じで警察に近い感じです。調さんみたいに良い人もいるに入るのですがトップの常槍本部長は残念ながら悪人です。性格は非常に冷酷で誰であろうが平気で切り捨てます。シャーシロを裏の世界の人間としか見ていなかったりスピンドーの弱体化を見て切り捨てたりとかなり邪悪です。
風格だけは格好良さげなのですがやったことというと官民一体(の割にはディスレースの活躍が大きかった)民衆扇動くらいです。スピンドーとの握手に失敗したりドヤ顔でハシリヤン利権は我々だけのものとか言ってたりと格か低い感じなのがなんか残念な点もあります。
ブンピンクとの政略結婚をスピンドーに提案したりスピンドーとグランツの主従関係にうんざりしたような顔をしたりするためノンケの可能性が高いです。
内藤雷汰
評価:人間としても大人としても悪者としても残念な爆下げの社長
大也とは中学生時代からの付き合いで経営ノウハウを教えた恩師みたいなおじさんです。ライトニングテックという世界的に有名な大企業の社長さんです。ニコニコした顔で子供は宝だーとかブンブンジャーは子供の希望のように子供好きでいいようなおじさんの顔がある一方で、本部長との繋がりやブンブンキラーロボの生産など、ハシリヤンと繋がっている不穏な点がいくつかありました。
そして終盤の44話にて彼の本性が明かされました。
大也の資産が突然ライトニングテックに譲渡されたことを知った大也は内藤さんに出会うのですが、優しかった内藤さんはいませんでした。そこにいたのはつまらなそうな顔をした醜い大人でした。彼は人は他人の不幸を見て幸せを感じる、人の悲鳴が幸せを作ると大也の目指す子供の悲鳴に駆けつける大人像を真っ向から否定してきました。さらにブンブンキラーロボの開発にも携わっており、自ら開発したゲキトツバスターを搭載したブンブンキラーロボによってブンドリオは意識不明の重体に陥りました。
このときの内藤さんは演者の長戸さんの演技力の高さもあって圧倒されましたね。まあ彼の悪党としての格はここがピークでしたが。
続く45話で内藤さんは大人としての厳しさを教えただけとスピンドーに語っていましたが、この年で私は大人ですよんふふーはちょっときしょいなーと思いました。中二の女の子が背伸びするとかならまだしも高齢でこれはちょっと…。46話ではスピンドーに聞いていませんがねをしました。この聞いていませんがねの真意はよくわからなかったのですが、恐らくはブンブンキラーロボを量産したのにヤルカー軍団の案を採用されたことに不満を感じたとかなのでしょうか?内藤さんとしては利益としてスピンドーを地球に永続させたかったって形なのでしょうかね?真相は分かりません。余裕はなくなってきましたが。
そして47話。ここで爆下がりします笑
ブンブンジャーが世界の敵呼ばわりされた中で、キャンプの時にブンブンジャーに助けてもらった甥っ子の千二くんが単身でライトニングテックに乗り込んできました。おじさんならブンブンジャーは悪くないと言えるよね?千二君にとっては内藤さんはいいおじさんだったのかもしれません。しかしそんな甥っ子の純粋な願いにも嘘で返します。ブンブンジャーはそうやって騙そうとしているだけだ、ハシリヤンのお偉いさんは悪くないと。甥っ子の希望を踏みにじるなんて酷いですね。しかしここで彼に天誅が下ります。世界中に量産していたはずのブンブンキラーロボが始末屋に全て破壊されました。甥っ子がブンブンジャーを応援している中で内藤さんは大焦りで悲鳴を上げていました。ここは結構気持ちよかったですね。甥っ子のハンドルを握るどころか逆に自身のハンドルを見失った内藤。子供を散々見下していた内藤が一番子供っぽかった、子供達の希望であるブンブンジャーが勝利したことで内藤は子供に負けたんだなという感じで素晴らしかったですね。
※一応常槍の秘書として舞美さんがいるのですが彼女に関しては掘り下げが少なすぎるため今回は省略させていただきます。
グランツ・リスク
評価:出番が少ないながらも忠臣としての誠意を見せてくれた爆上げな悪者
スピンドーの忠臣にして大番頭。ハシリヤンにおけるNo.2的な存在です。寡黙な性格で常に落ち着いており、スピンドーに強い忠誠を誓っています。
初登場した時は渋いイケボと格好いいデザインで僕好みの悪役が出たなあって感じでした。戦闘能力も高く最終回前の46話時点で苦戦した描写が一切ない強敵でもあります。
ただ登場したのが終盤のため出番が少なかったり、スピンドーが前線に出るタイプだったため存在感は薄めでした。しかし最終回の46話で彼の掘り下げが来ます。彼はどうやら隷属だったところをスピンドーに拾われたらしくそれ以来スピンドーに忠誠を誓ったとのことでした。スピンドーの自作自演の可能性もあるのかなと僕は思いましたが仮にそうでもグランツの忠誠はブレなかったのかなと思います。
こういう背景があるからなのかは分からないのですが意外にもハシリヤンの幹部の中ではまとも寄りで、サンシータに対する態度もそこまで酷くはなかったです。
弱体化してスピンドーをみて切り捨てた常槍とは異なり、懸命に支えようとしていたところも中心としての好感度が高いキャラだなと思いました。
出番は少なくとも印象に残してくれたいい悪役だと思いました。
ワルイド・スピンドー
評価:宇宙を牛耳る策略と弱体化してもなお下がらない格を持つ総大将の名に相応しい爆上げな悪者
本作のラスボスにしてハシリヤンの総大将で一番偉いスピンドー様。モチーフはマイケル・ジャクソンて肩についているお猿さんのサルカーもマイケル・ジャクソンの愛犬のバブルス君が元ネタ。てかポゥとか言っているのでもはや確信犯である。
性格は残忍かつ冷酷で悲鳴を好む。
戦闘能力は高いが格闘程度でそこまでだが本作の彼の武器は策略であろう。ブンドリオを騙した手口、
地球のお偉いさんとの黒い関係性の結びつきなど頭がかなり回る悪役だったりする。
そんな彼ですが一つだけ欠点があります。それはギャーソリン不足です。ギャーソリンがないと生きていけないと言っていた彼ですがそれは本当でギャーソリンがキレると立つのも難しいレベルで大きく弱体化します。実はサルカーはギャーソリンの溜まり場的な役割を担っていたのですがシャーシロの手によって破壊されます。それによりエネルギー切れが起き始め、スピンドーはヨボヨボになりました。ギャーソリンがないと生きていけますなくてねと言っていたあたり実はかなりの高齢の可能性はあるかもしれないですね。ただ弱体化してからのスピンドーが格好良かったんですよね。
ブンブンジャーを本物の悪者と褒め称えグランツが手を貸す中でも一人で立ち上がろうとする内藤さんにはなかった余裕がスピンドーにはあってそこがとても格好良かったですね。47話のスピンドーグランツは内藤常槍と真逆の立場になっていて、スピンドーとグランツの株が一気に爆上がりした回でした。
次回は最終回でブンブンジャーが終了しますが果たしてどうなるか。気分爆上げで楽しみに待っていたいと思います。今回はここまで。