蝦夷地の駅で
タイトル画像は函館本線比羅夫駅。
阿倍比羅夫蝦夷征伐ゆかりの地名。
函館本線銭函駅。
かつてのニシン豊漁で漁師の家には銭函が積み上げられていたとか。
そのあたりが地名の由来。
根室本線昆布盛駅。
アイヌ語のコンプ・モイ(コンブのとれる湾)に由来の地名
こんなところで生まれ育っていれば、私の髪の毛もふさふさだっただろう。(笑)
室蘭本線虎杖浜駅。
虎杖(イタドリ) が生えていたことが由来。
ここには虎杖浜温泉があり、温泉に入るために下車した。
ただ、隣駅が登別なので温泉としての知名度は…地味。
宗谷本線塩狩駅。
天塩地方と石狩地方の境にあたるので塩狩。
天塩はテシュ(簗)、石狩はイシカリベツ(曲がりくねって流れる川・美しくつくられた川)から。
むかし近くの塩狩峠での鉄道事故があり、それを題材に作家の三浦綾子が小説「塩狩峠」を書いた。
かつて駅近くに塩狩温泉ユースホステルがあって、そこを利用したときの写真。
東釧路駅は根室本線と釧網本線の分岐駅。
釧路とはクシュル(通路)やクスリ(温泉・薬)クッチャロ(のど)の意。
池田園駅。函館本線(砂原回り)。
地名由来は、明治時代に池田さんがこの地の開拓に尽力し、公園化しようとしとしたことからついた駅名。
この駅も、すぐ近くのユースホステルに宿泊した際に利用。
残念ながら本年3月に駅は廃止された。
暮らしている人はそうは思わないでしょうが、
旅する者としては、
北海道は冬がいい。
2000年~2010年に撮影