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アナログはかっこいい キハ52運転台

キハ52の運転台 下の写真の右の車両
キハ52形2連 糸魚川駅にて 2010年3月7日

キハ52は勾配区間用の気動車。
JR大糸線は長野県の松本と新潟県糸魚川を結ぶローカル線。
松本ー南小谷間は電化されているが、南小谷ー糸魚川は非電化。
非電化区間は2010年3月12日までキハ52形気動車が走行していた。
3月12日をもってキハ52のJRでの運用はすべて終了した。
その翌日からキハ120系気動車に置き換わった。
ラストラン1週間前に糸魚川を訪れ、南小谷までキハ52に乗った。

使い込まれたアナログな運転台が渋くてかっこいい。
発車時の重々しいエンジン音もかっこいい。
軽快さを微塵も感じさせないところもかっこいい。

マスコンを戻し、惰性で走るときの肩の力が抜けたような走行音が心地よい。

鉄の塊、愛着のわくアナログな運転台、生き物のようなエンジン音。
子供のころから何度か気動車には乗ったが、この時がとりあえずの乗り納め。
とはいうものの、その後、飯山線や、トキてつの気動車には乗っている。
でも、気動車の世代が違う。
今の気動車は、軽快すぎる。