丹沢にて 1993
もうだいぶ昔になるけれど、一時山登りに出かけていたことがあった。上った山は大した山ではないけれど、それでもその風景は素敵だった。
丹沢には5.6回以上出かけた。最初はバカ尾根と呼ばれる大倉尾根を馬鹿正直に登った。ダラダラと長く単調な尾根、長い階段まである。何度か登るとさすがに疲れる上に飽きがくる(笑)
一度、スーツ着たおばさんがバカ尾根で休憩しているのを見たことがあり驚いた。冗談半分で、スーツ着て登る男がいると言う話は聞いたことがあったが…(笑)
バカ尾根が嫌になって、林道を歩くことにはなるが大倉から鍋割山ルートに変更した。
鍋割山には鍋割山荘があって、鍋焼きうどんやおでんがうまいと、日帰り客にも人気の山小屋だった。
バカ尾根に飽きた私は、まず鍋割山に登り、小屋で鍋焼きうどんなどを食べ休憩を取り、ここから鍋割山からの尾根道(鍋割山稜)を塔ノ岳へ向かい、バカ尾根を下って帰るパターンが多かった。面倒だと塔ノ岳はパスしてその手前でバカ尾根に入って下るようなこともあった。
この鍋割山から、塔ノ岳へ向かう途中の尾根道で撮影したのが以下の写真。
天候の良い時は素晴らしい展望が開けるが、天候が今一つでも幻想的な風景を見せてくれる。
再び訪ねたい鍋割山稜。しかし、体力があるかどうか、それが問題だ。
※撮影はフィルムカメラPENTAX Z20。レンズはPENTAX 28-80mm。
※塔ノ岳、鍋割山への入山口「大倉」は小田急線渋沢駅よりバス利用。