徳本峠
徳本峠と書いて「とくごうとうげ」と読む。
昭和の初期、電源開発のために現在の国道158号線となる道路が作られ、釜トンネルができるまでは、上高地に入るには島々宿から島々谷を経て徳本峠を越えていた。
もちろん車などが走れるような道ではなく、いわゆる人一人が歩けるような山道だ。
明治期には上高地(小梨平)、明神、徳沢に牧場があり、この徳本峠を越えて牧場に牛馬を運んでいたという。
峠にあるのが徳本峠小屋。
かつての北アルプスの山小屋の面影をとどめているという山小屋。
タイトル画像(徳本峠からの穂高連峰)と下の写真(徳本峠小屋)は1990年代に明神から峠まで登った際に撮影したもの。
私は、上高地側から峠に登ったが、島々から延々と歩いて登ってきたら、峠からの穂高連峰にさぞ感動したであろうと想像できる。
一度はその感動をと思いながら、来年こそはと思うこと数十年。
もう無理(笑)
体力に自信のある方はぜひ、昔のルートをたどってみてください。
峠についた時の解放感、そして感動は一生忘れないと思います。