蟹
三浦半島江奈干潟。
干潮時は干潟の浜が広がり、あちこちにカニの穴があり、そこから多くの小さな、そう甲羅の大きさが小指の爪くらいしかないカニが、数多く姿を現し、はさみのある手を一斉に広げたり閉じたりして、こちらを威嚇してくる。
向こうは威嚇しているのだが、あまりにも小さいので、ただただかわいい(笑)
満潮になると、そんな小さなカニは姿を消し、道路の淵の隙間から甲羅の大きさ2~3センチほどのやや大き目のカニが姿を現す。
上からのぞき込むと、道路の側面のひび割れの中に消えていく。
これらのカニはまるで保護色で、目を凝らさないとその姿を認めることが難しい。
カニ、目が飛び出したりしているので結構面白い顔をしている。
近寄ってよく見れが模様がグロい。
それでも小さいから、そんなに気持ち悪さはない。
これが、ズワイやタラバくらいの大きさだったら、グロくて怖いだろう。
干潟のカニにとって、ズワイやタラバ(実際にはカニ仲間ではないらしい)を目の前にしたら、巨大な怪獣でしかないだろう(笑)
干潟のすぐそばのバス停の先で、満潮になった干潟を見つめていた鳶。
何か獲物でも探していたのだろうか…。
海辺の岩の上に腰かけて、穏やかな水面とカニをみているだけで、なんかほっとし、面白い。