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うねり:三浦半島荒崎海岸
風浪はその場所で吹いている風によってできる波。
うねりは風浪が風の吹かない場所まで伝わった波。
遠方の台風などでできた波が長い距離を伝わってきたような波。
三浦半島荒崎海岸。
時として荒波が押し寄せる海岸、だから荒崎と呼ばれるのだろう。
7mはあろうかという波が磯の岩に砕け散っていた。
絶対波が来ないであろう場所であるにもかかわらず、その波の高さ、砕け散る音に、どうも足がすくむ一歩手前になった。
不思議なほど風がない。
これで強風が吹いていたら、安全だとわかっていてもさらに恐怖を感じていたかもしれない。
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一時間は荒崎海岸にいたであろうか。
とても高い波が数分続いたかと思うと、しばし海が静かになる。
波も小さな波が打ち寄せるだけ。
ところが、数分ののち突然水面が盛り上がり、大きな波となり磯に轟音を立てて砕け散る。
横に長く盛り上がる波は、まるで津波のよう。
これがまた数分続いたのちに比較的静かな海に戻る。
ある意味こわい。
うねりを知らずに、波はあまりないなと思い海岸に近づいたところ突然海面が盛り上がり、波に飲み込まれることだってあり得る。
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沖の方をみると海が荒れているようには全く見えないし、風もほとんどない。
しかし海岸に近づくとうねりが目立つようになり浅瀬に乗ってとても高い波になる。
こんな波に飲み込まれたら、と思うとぞっとするのだが、怖いもの見たさであろうか、しばし、海岸に立ち止まって動かなかった。
※2024年11月撮影
※神奈川県横須賀市