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給水塔
JR中央本線日野春駅に残る、蒸気機関車用の給水塔。(山梨県北杜市長坂町富岡)2003年1月撮影
今や観光用でしか走行していない蒸気機関車。
かつては機関車の主力として日本全国で走っていた。
蒸気機関車による定期旅客列車の運行は1975年に終了した。
中央本線の日野春辺りまでは1964年に蒸気機関車による運行を終了している。
この給水塔は明治後期から1964年まで活躍していた。
下部はレンガ上部はコンクリート。
給水塔への水は、遥か戦国期に武田勝頼が新府城建設のために作ったと言う用水を利用していたと言う。
蒸気機関車、それは石炭火力によって水を気化させた力で車輪を動かすシステム。水がなければ何もできない。
日野春は平坦な甲府盆地から七里岩の台地上に登り、ちょうど一息ついた場所。
列車はさらに富士見まで高度を上げる。
日野春。
この名前、なんか素敵だなと昔から思っていた。
調べていないから、なぜこんな地名になったかはわからない(笑)
ここからの景観も素敵だ。八ヶ岳、茅ヶ岳、釜無川の谷を挟んで鳳凰三山、甲斐駒ケ岳と素晴らしい。
国蝶オオムラサキの生息地としても知られている。
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韮崎から日野春を経て富士見辺りまでの車窓風景は、中央本線で一番素敵な風景だと思っている。