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「八月の銀の雪」

ミタカブックスさんのノートに紹介されてる、この本の表紙が忘れられず、購入。
「月まで三キロ」も良かったけれど、父を思い出して泣いてしまった。電車の中で。
で、表紙の絵は「海へ還る日」という章のイメージ画。凄く素敵だし、お話も素敵。
シングルマザーの女の人が、定年後再雇用された博物館職員の宮下さんとの交流を通し、再度人生を立て直そうとする物語。クジラがいい味出してる。(笑)お母さん!頑張って👍
ところで、私は自分の目で見て感じた事しか信用してない。学生の頃、やばそうな人がクラスにいたとしても、実際に話してみて、自分の判断で決める。そのせいで今度は私がイジメにあったりした事もあった。
ま、負けなかったけれどね。
これは子供のうちだけだと思っていたが
大人でも、噂しか確認取れない人に対して、ある事ない事吹聴して、他人を淘汰していく人の何と多いい事。みんな心に余裕がなく、目立たずで生きていきたいのね。表題の「八月の銀の雪」の主人公がまさにそんな感じの男性。
留学生の女の子はそう言った事を逆手に取って、(それだけではないが。)日本で自身の研究を続けていく。
2人が出会えてほんとに、良かったと私は思いました。伊与原 新さんのファンになりました。他のお話も素敵です。


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