見出し画像

60歳でFIRE(継続雇用選ばず定年退職)という道もある 

定年退職後、半年経ったので、
振り返ってまとめてみた。
(表題の写真、日能研と出題校の秀作である。)
掲載日:2024/10/09

多くの人が、
60才定年→年収大幅減継続雇用を選択する中、
キッパリ定年退職。
これもFIRE。
Financial Independence, Retire Early、
経済的自立と早期リタイア。


そもそも、
自分が働き始めた数十年前のゴール(定年)は
60歳だったが、
いつのまにか(継続雇用名目で)
65歳になって、
今更に
70歳迄先延ばしが検討されている。 
今、サラリーマン(月給とり)の諸兄へ。 
この先大丈夫か?と考える。

 ↑以前4月に載せた文中に、

過去文中抜粋

と記した。
「相当額の年収減を受け入れての継続雇用」
を九割方の人間が選ぶ理由が、
他の具体的ビジョンを持っていなかったから
             だと感じている。

自身の退職間際に職場の方々、老若男女に
①②③をレクチャーする機会があったが、
ほぼ全ての方が理解してなかった。

①退職金額 ←理解していない
②年金額  ←理解していない
③継続雇用時
 の賃金体系←理解していない

継続雇用を大半の方が選択する理由は、
『自分の事』を何も知らないから、
ビジョンが持てなかったのだろうと痛感した。
幸いにも、
自身の属した企業は、福利厚生も手厚く、
少し調べれば
上記情報は全て手に入るにも関わらずである。
漠然と働かされている様な。

貴方自身は、①②③
大まかでも理解しているだろうか?
(特に今現在40代以降の方々)

今を一生懸命生きている中で、
そこまで考えが回らない…とは考えずに、
知っているから、知らないから…どうだ
と言う話ではなく、

第三者に
自分の人生を委ね過ぎる事は
危険ではないか?


  と言う問いかけである。

自分の人生は、自分で決める。

そのためにも、先ずは知る事から。

ゴールが勝手に先延ばしされるマラソンを、
いつまで走り続けるつもりか?

を自分に問いかけてみてほしい。
勿論、そのマラソンがとても面白く、
出来得る限り走っていたい方もいるだろうが、
その方もその方なりのビジョンを持っているから走り続けたいのだと思う。


自分自身は、二十代後半から、
永い時間をかけて、ビジョンを創ってきた。
  結婚💍
 (ツレが…)出産🤰
  住居🏠
  子達の進学📚
等のステージが変わる毎に、
また、
会社🏢や社会📄の制度が変わる毎に、
都度都度見直して、今がある。


因みに、
定年退職〜公的年金開始年齢迄の
今の身入りは、蓄財からの切り崩しで、
大卒新入社員の初任給並みの額でここ数年をこの状態で楽しもうとしている。
年金の切下げ、切上げ支給等はするつもり無し。
これもビジョンの一つ。
(最下の図参照)


少し遠い未来、個人年金が切れる80代からの、
物価上昇織り込みの対策
平均余命からみたツレ独り身期間の対策
夏までに終わらせた。
これもビジョンの一つ。
(最下の図参照)


FIRAの切り口を経済的側面は勿論、
それ以外の切り口で考えてみる事もお勧めする。

やりたい事は?、やりたく無い事は?

得られるもの、削られるものを比べて、
   継続雇用 < 定年退職
となったからキッパリ辞めた。


現役時代の通勤列車内の車内吊り広告

(日能研と出題校の秀作である。)

【問題抜粋】
働かなくても生活をするために十分なお金が国からもらえるとしたら、あなたは
 働きますか?
 働きませんか?
どちらか一方を選んだ上で、その理由を具体的に答えなさい。

小学生(中学受験生)に
答え説明を求めている。
大人として、若しくは親として、
答えを持っておく事は、
ビジョン創りの足掛かりになる。

※今や車内吊り広告は死語に等しい?

これを見た時(今から約7年前)、
既に自身のビジョンは
60歳で定年退職、
継続雇用はしない…と決めていたし、
理由の説明も持ち合わせていた。
当時の職場のミーティングで、
この日能研車内吊り広告を周囲へ問い掛け、
ブレーンストーミングを行って貰ったが、
色んな考えが出て面白かった。
一つ言える事は、多くの人が、
多分その時初めて具体的なイメージを持ち、
言葉に出した…という事。
種が芽吹く事を望む。


これを、更に一歩前に進める為に、

①②③
大まかでも把握•理解する事を、今お勧めする。


因みに、②の年金については、
現在の年金3階層の内、
1階部分(国民年金)は、満額で80万円弱/年で、月に直すと7万円弱。
これでは生活が苦しい。
夫婦2人なら15万円程度/月になるが、3号被保険者の制度見直し等が叫ばれているので、今後は注意が必要。
2階部分(厚生年金)も、
対象企業枠の拡大が決まったが、
給与水準が高くなければ、
年金額も高く無いので、
自身の厚生年金額(予想)が幾らぐらいか、
労務厚生担当に聞いてみると良い。

ここまで見てきて、
1階、2階だけで安泰とならない事はほぼ確定しているので、
若い時から
3階部分(DC年金、iDeCo 等)、
4階部分(財形年金、個人年金 等)を
やっておくことを強くお勧めする。

街頭インタビューなどでよく見かける
「年金が少ない。もっと欲しい。」は、
ある意味、収めてる額が少ない等で当然の結果でしか無い。
何十年間も備える期間があるのだから、絶対無駄にしてはいけない。


60歳でFIRE(継続雇用無しで定年退職)し、
この半年、
•九州往復ロングドライブ
•台北🇹🇼単独渡航 & 連れ立っての徘徊ツアー
•富士山🗻単独登頂
•キャンプ🏕️は平日に複数回
•人生初、ハローワーク通い
•20年先の10年間の為の資産形成や相続対策
その他色々やってきた。
この先も色々と。


最後に、
今、世間が騒いでいる儲け話(投資)は、
•既に手遅れ(遅い)か、
•プロパガンダだと考えた方が良いと思う。
本当に美味い話は、公にならず、騒がれず、
密かに何処かで蠢いているもの。
儲け話は、他人から振ってはこない。
自分で掘り当てるもの!
リスクも自己責任。


【図:リスク毎のビジョン(金銭)】

先ず、リスクは何か?何処か?
どのリスクにどう対処しなければならないか?
多くの対処方法の内、
低リスクで
なるたけ高リターンなものは何か?

これ全てクリアしたら、
60歳でFIRE

貴方は何歳迄働き続けますか?

いいなと思ったら応援しよう!