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ネーミングセンス
それは金魚から始まった🐠
子達がまだちいさな子供だった頃、
地元のお祭りの金魚すくいで金魚を獲ってきた。
情操教育の一環として、水槽やポンプ揃えて
飼い始めた。金魚達に名前は特に付けていない。
餌やりや掃除、水換えの手順を覚えて、それなりに愛着も湧いているんだろうなぁ…と思えた。
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旅行好きな家族なので、家を長く開ける事もあったが、タイマー式の餌やりやポンプ稼働で、何度も無事にやり過ごせていた。
↓
あるお出掛けからの帰り。
玄関入って子の第一声『お魚さん浮いてる!』
やっちまった、
涼しい玄関で、ジャロジー窓も開けて風通し良くしてたが、暑さに耐えられなかったか?
丁重に庭木の根元に葬り、供養。
ザリーとサリー🦞
時を置いて、
近所の田圃から🦞ザリガニを子が獲ってきた。
ツレ曰く『前後ろが判らない程泥だらけだった』
との事。比喩では無く、本当だったらしい。
この地に居を構えた一つ、子供にザリガニやカエル、蓬や野蒜を採る経験させたかった…が叶えられた。
子達は🦞ザリガニに名前をつけた。
ザリーとザリー…。
どっちがどっちかは区別が曖昧のご様子。
微笑ましく見守った。
🦞エピソードONE
また、お祭りで金魚すくい。
広い家では無いので水槽に金網で間仕切りして、ザリーとサリーとシェアハウス。
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ある朝、水槽を見ると、ザリー?(サリーか?)が、金魚の尻尾とシェイクハンド。
美味しく頂きました…の顔してた。
丁重に庭木の根元に葬り、供養。
🦞エピソードTWO
ある朝、水槽を見ると、細かい点々がうじゃうじゃしてる。なんだ? よく見ると小っさいザリガニ。ザリーが♂、サリーが♀だったらしい。どっちがザリーだか判らんが。
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過去の反省から、水槽を増やして飼い始めた。
スクスク育つ小エビ達。餌もお口に合う様、細かく砕いて与えた。
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あれ?数減ってないか?でも、死骸は無い。
お前ら、ご兄弟を頂いちゃってない?
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勝手に放流する事は出来ないので、成り行きで飼い続け、自然の淘汰で2匹に戻り、いずれ寿命でザリガニ飼いは幕を閉じた。
今、ザリガニの獲れた田圃は住宅地になってる。
ムムとスタ🐹
子達が小学校に上がった頃、
『毛の有る動物が欲しい…。』との仰せ。
ペットショップへ行き、🐹ハムスターの同性(♂♂ or ♀♀)で2匹を頼んで飼い始めた。
彼等なら、長期不在時でも預け易い。
お名前は ムムとスタ。
今度は、毛並み等の特徴で区別がつく。
子達は大喜びで、お散歩と称してリビングに解き放ち、行方不明になり、泣き叫び、
ある時は、床に餌をばら撒き、ハムスター掃除機…と言って、餌を貪らせていた。
🐹エピソードONE
ある朝、目を覚ますと、ケージの中に小ぶりのウィンナー的なものがモニョモニョ???
よーく見るとハムスターの赤ちゃん!!
おいおいペットショップ、同性じゃなかったんかい!?、それともハムスターは雌性先熟等の性転換スキルが?聞いた事ないし。
まぁ、出来ちゃったのはしょうがない。
もう少し大きくなったらケージ買い足して、ハムスター団地状態で飼おう。
暫くは授乳?ある?と思うので、一つのケージ。
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ある朝、目を覚ますと、子供達がいない!
(あ、ハムスターの子供達ね)
どうやら、親が食べちゃったみたいだ。
調べると、子が弱い や 親が栄養不足 等の条件下では、リセットの意味で産んだ子を食べちゃう例があるらしい。餌が足りんかったか?結構頬袋膨らましてたよね?
それともストレスですか?
↓
とりあえずケージ分けて、引き続きムムとスタを買い続けよう、
🐹エピソードTWO
時おかずして、分けたケージの一つにまたミニウィンナー!早すぎ!ネズミ算!!
栄養摂ったら即次ですか!!!
今度はきちんと育つとムムとスタ達は判断した様で、ミニウインナー達は安泰。
↓
ある日、子達とケージを見てると、ミニウインナーの1匹が、巣から下に落ちてしまった。
慌てるムム(スタ?)、そこら辺を走り回る。
感極まったか、パニックったか、
突然回し車に乗ってクルクルくるくる…。
↓
そぉーじゃないでしょ!
赤ちゃん(ミニウィンナー)助けようよ!
なに回し車回しちゃってんの!!
子達と腹を抱えて笑った🤣
色々あってミニウィンナー→ミニハムスターまでは育ったので、即、ケージ買い足してハムスター団地状態。
引き取り手探し、方方に声を掛けて、それぞれ旅立って行った。
勿論、単体での里子。複数だと増えちゃう。
親世代のムムとスタ。
ハムスターの寿命は短く、毛並みもボロボロ、息も絶え絶えになったムムとスタ。いずれ寿命むかえる。
先達同様、丁重に庭木の根元に葬り、供養。
子達に『また何か飼う?』と聞いたが、
もう大丈夫との事で、我が家の家族の季節の1ページが終わった。
我が家の梅の木の根元には良いネーミングセンスの方達が眠っている。
これらの経験から得たもの、学んだ事
•子達は、生と死を学んだ(朧げながら性も?)
•子達の独特なネーミングセンススキルを知る
•家族の季節の楽しい時間
•未だに残るケージが物置に…。
情操教育の一つになったと思っている。
今現在、子持ちとなった子達に、ペット飼いたいか聞いた所、飼う予定は無いとの事。
経験から導き出した答えなのだろう。
孫達の情操教育は、別の方法で…。