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無職とコーヒー
無職なのに日々忙しい。
すごく矛盾を感じる言葉にも思えるが、
求職活動が大変なのか、
面接対策なのかと思ってくれる人は
とても優しく想像力が豊かなのだと思う。
でも違うの、
やりたいこと、体験したいことが多すぎるのだ。
今回は新しく踏み入れた趣味
コーヒーについて少し書いてみようと思う。
解ってます。
妻も子もいるのに無職で、
何新しい趣味なんかやってんだよ。
働けよ。
ごもっともです。すいません。
でも自分の人生に少しでも楽しみを増やしたいっていう願望
これはちょっと大切にしたいのです。
じゃあ、まぁ何故にコーヒーか。
それは「よく飲むから」
自分で書いててもすごくアホっぽいなと呆れる動機ですが、
よく飲むからこそ、
ふと、気づけばいつもこのコーヒーを手に取ってる。
もう飲まなくなったな、
あまり得意でないなと無意識に選択している部分に気づいた。
そして、
「あれ?自分の好きな味ってなんだ?何が好みなんだっけ?」
実は出会っていたプロ
実は一つ働いていた会社で出会っていた人に
コーヒー関係で働いている人物がいた。
副業というか本業というべきなのか。
僕のことを「ドラ○も〜ん」と呼び、
すぐに泣きついてくる
「のび太君」のような干支が一回り上の取締役だ。
そんな彼のことを僕は尊敬している。
自分の領域では圧倒的な自信を覗かせる面もあれば、
「出来ないことはできる人に任せる!だから頼んでる!」と言える柔軟性。
そして、
兎に角いじり倒しても罵倒しても許してくれる懐の深さ。
そんな彼のエピソードで笑ったのが、
コーヒー関係の仕事をしていく中で、
大手の会社に就職して焙煎から勉強してみよう。
そういうものがあった。
結果としては、
「不採用」だったのだが、
最終面接で責任者とした会話で、
「責任者より僕の方が詳しかった」と感じたのだが、
結果を聞き、
本社にその理由を聞くという、
おおよその求職活動者では考えもつかない強引さで理由を聞き出していた。
本社「責任者からは、あなたはとても素晴らしいですが、
絶対にこの会社では満足せずに辞めてしまうことになると思う。
なので当社としては雇用が難しいと判断させていただいた」
と言われたそうだ。
このエピソードを強がりだ、と感じる方もいるかもしれないが、
話を聞いた時、彼からはそういうのを感じなかった。
何故なら、しっかりと評価されているし、
話してくれた時には、その業界内でも評価する側でもあったから。
新たな楽しみ
自分の好きな味を見つけてみたい。
そして、割と面白い人が多いんじゃないか?
という部分がコーヒーを通して僕の中で繋がりだしたわけだが、
それだけでは興味から抜け出せなかった。
もうひと押し。
それが、とあるミュージシャンを通して知ったカフェでの体験だった。
そのミュージシャンもミュージシャンの枠を超えている。
人間的に、考え方なども、もちろんミュージシャンとしても尊敬する人なのだが、
その方のYouTubeでおすすめのコーヒーショップを紹介していた。
僕はとあるタイミングで今年そこを訪れた。
スタ○で注文するのすらしどろもどろになるレベルのものの知らなさなのだが、
コーヒーを飲むぐらいならオーダーは簡単だろう!
そう考えていたのかもしれない。
オシャレな空間に圧倒され、
意気揚々と「アイスコーヒー!」とだけオーダーするつもりが、
「豆の種類はどうされますか?」とカウンターを受け、
少し自分を小さく感じたのだが、
そこでの「時間」がすごく焼き付いている。
言い換えれば「空間」にもなる。
オーダーを通してから席に案内され出来上がりを待つわけだが、
そこにはオシャレと括ってしまったのが恥ずかしくなるぐらい、
特別な時間を感じた。
チェーン店と同じなのだが、
仕事をする人もいれば、カップルもいた、コーヒーの香りも感じるが、
「ゆっくりとした時間を作る為にコーヒーがある」
と感じたのだ。
自分の好きな味を探求してみたい、
面白い人や、空間を作れる人と交流してみたい。
そして、ゆっくりとした時間を作ってみたい。
この三つが結びついてしまい、
コーヒーを飲みにいく、そして、
自分で淹れてみるという趣味が出来上がってしまったわけだ。
夫婦の時間?
まぁ、それも多少はある。
子供中心だし、会話もないし、最近あまり仲良くないし。。。
コーヒーを通して出会った人
とまぁ、そんなこんなで始まった趣味ですが。
やったことと言えば、
入門用セットのようなものを買い、
豆はキッカケを作ってくれたお店でポチり、
とりあえずペーパードリップ。
苦味のある味で酸味が少ないものを美味しいと思う傾向があるので、
とりあえず色々お試し中。
淹れ方にも少し慣れてきてその時間を楽しめるようになってきた。
そして挽き方、淹れ方の種類・レパートリー的なものにも少し興味が・・・
気になったお店に突撃を行ったが、
出会った人はこんな感じ
1.趣味を満喫するおじさん
ジャズ喫茶のオーナー
オーディオオタクで自分で作っちゃったりもする。
近隣の県からもオーディオオタクが集まってくるぐらい有名らしく、
中にはタモ○倶楽部でしか聞いたことがなかった
「My電柱」を持ってる人も来るとか
その他の趣味で絵画を描いており、
お店に飾られている絵は全て自分で描いている。
(サインがオーナーだったり近所の風景だったり気づかなかった。)
売り物かと思っていたぐらい上手いが、
半身麻痺を患ってからのリハビリで始めた趣味だそう。
2.説明が丁寧なお兄さん
県庁所在地駅近のおしゃれカフェのオーナー
物腰は柔らかく、おっとりした方かと思えば、
仕入れる豆は原産者に会いにいくぐらいの積極性の持ち主、
自身で撮った写真などを使い、
どういう環境で育てているのかなど面白いお話が聞けた。
特定のメニューに関して、
グラスの種類での感じ方を楽しんで欲しいということで、
一つのコーヒーを異なるグラスで出してくれるなど工夫があり。
(香り広がり方の違い、味の感じ方も変わるんだなと面白い体験ができた。)
3.兎に角普通のおじさま
本当普通の接客を行う普通のおじさま
かと思えば、
地元地域でイベントを精力的に行うおじさま。
見えない商売気?地元愛?
キッチンカーもあるぐらいだから実はバリバリなのか?
4.ビジネスモデルの複合
美容室、カフェ、障害者雇用施設の複合。
イケおじさんがオーナーっぽいのだが、
あまり交流ができなかったのでもう少し掘り下げてみたいところ。
豆が2のお店から仕入れているらしい。
と、まぁ、新しい趣味割と充実してんなと
やりたいこと知りたいことが多くて楽しいのですが、
マジで働いた方がいいよ自分。
それではまた次のnoteで。