※ネタバレ※映画「スペル(2020)」☆3.5
こちらnoteでお繋がりいただいている蒔萌々子さんの影響を受けてはじめてみる。
何らかの備忘録として綴ってみたい。
映画クワイエットボーイを観た。
この映画はブードゥー教がベースにある内容になっている。
ブードゥーについて調べてみた。
なんだ聖書の一説と似ているなぁと思ったのは、カトリック教と習合しているからなのか。なるほど。
悪魔的だけど、悪魔や幽霊といった存在は登場しない。
ひたすら尋常ではない人間が織りなす恐怖。そして痛々しい。もうやめて、という感じ。
チョロッと可愛らしい超常現象はあったけれど、他は音響や演出で醸し出される恐怖が素晴らしい作品だ。
閉鎖的な田舎のじわじわとした恐怖映画が好きな方にはおすすめ。
ゴスペル調のシーンもあっていい。
2009年版の映画もあるらしいから今度そっちの方も観てみよう。
旧約聖書も調べる。
やっぱりあった。
映画の中にもこれに似たシーンがあった。
その過程が結構グロい。
「ブードゥー人形」で検索すると、可愛らしい人形がずらっと販売されている。
結局のところ藁人形的なことなんでしょ?と思う。
ゾンビパウダーも調べた。
映画の中で呪術師が吹きかける粉が気になったので調べてみる。
ゾンビパウダーは、ヒキガエルやトカゲなどの毒を原料として精製され、生者に与えることでゾンビを生み出すことができる、と信じられているもの。
でも劇中で吹きかけていたのは生きている主人公に対してだった。
動きを封じるものだったからこれはまた別なのだろう。
粉について調べている場面もあったんだけど、ちゃんとみていないので後で戻ってみたいと思う。
これを言っているエロイズの方が明らかに傲慢にみえる。
学問や知識、経済力を持つ者は傲慢。
貧困や無学、平民は質素で謙虚。
アイデンティティの闇を考えさせられるような映画でもある。