看護師が患者を嫌いになるわけないと思うか?
こんにちは。
この話の結論を言えば、私は看護師として「患者との関わりが嫌い」です。嫌いになったというのが正直なところです。自分でも看護師は向いてないと思っています。けど、いいと思うんです。人それぞれだから。
救急外来担当の日は非常に憂鬱でした。次から次へと来る急患、救急車からの電話もひっきりなしで忙しいのは当たり前。
みなさん、中の様子を見たことないかもから知らないかもしれませんが、中の看護師は何してると思いますか?ボケーっと見てるわけじゃないんです。みんな必死で検査に行ったり、処置をしてるから時間もかかるし、猫の手も借りたいくらいの状況。そんな中で待っている患者やついてきた家族からは「まだかかるのか」、「何時間おればいいんだ」と言われることもしばしばでもううんざりしてきます。それはこっちだってすぐ終らせたいが、そんなこと言う人と話したくないと思ってしまいます。
私の体感ですが、総合病院の救急外来待ち時間は3〜4時間が普通と思います。遊園地のアトラクション待ち時間みたいに「ただいま◯分待ち」と受付の時点で書いておきたいくらいです。そんなところへ来る患者、家族にはここは人気だからだいぶ待つ気持ちでおこうという心構えで来院してほしい気持ちです。まぁ、そんな人は極少数かもしれませんがね。
はじめからそんな気持ちがあったわけではありません。私も入職して3年目くらいまではやる気に満ちてました。毎日が勉強で、どうしたら患者の手助けになるだろう、できることをやりたいと思っていました。その勢いでACLS講習会のインストラクターやったり、学会参加したり、呼吸療法士の資格もとりました。
だけど、ここ最近は忙しさでメンタルをやられて、家に帰っても愚痴しか言わなくなっていました。やりがいどうこうよりも「患者が嫌いになった」ことも含めて異動を希望したわけです。
手術室に異動して今までと変わったことは、経験のない分野なので一からのスタート=転職とほぼ一緒と思った。あとは患者がずっといるわけではないので、看護するとは何だろうと違和感しかなかった。
今まであんなに愚痴ってたのに移動したら愚痴を言わなくなった。むしろ手術手順や、器械の名前を覚えたり新しいことを勉強するのが楽しいと思えました。
というここ最近の自分の心境の変化をつらつらと書きました。
人と話すのが好きという看護師さんは良いかもしれませんが、少なくとも私はそうではありませんでした。黙々と業務をこなしていく方だったので手術室の器械出しが合ってる気がします。
今、手術室で働いて4ヶ月目を迎えますが患者と関わる機会は入室して麻酔導入されるまで、あとは退室前だけです。前の病棟よりも忙しい感じもなく、患者との関係構築とかいう問題はありませんので非常に精神的に楽になりました。
手術室ではたらくデメリットは新しいこと(手術手順、手術器械など)を覚えていかないといけないことです。これに関してはどの職種に関しても新しいことをやるということは苦労があると思います。
何があってるかあわないかはやってみないとわからないため経験は大事だと思います。それで性にあうなら良いと思います。また時間をかけるのも大事と思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
自分を大切にしてくださいね。自分あっての人生ですからね。