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「子ども本の森 中之島」に遊びに行きました!

こんにちは!アンデパンダンです。

今回は大阪府にある「子ども本の森 中之島」に遊びに行ってきました!

建築家の安藤忠雄さんが大阪府に寄付された建物で、子どもたちと本の出会いを目的とした文化施設。入り口すぐ横にある青りんごのオブジェ込められた「青春」「熟さず青いりんごのままいられる大人に育ってほしい」の願いの通り、館内には子どもたちに向けたさまざまな工夫が施されていました。本との出会いが目的とされた空間のため、静かに本を読むというよりは子どもたちがお喋りしながら本を楽しめる、あたたかな場です。

ここには、あなたがみたことのない本がたくさんあります。

えほんだけでなく、ずかんも、じどうぶんがくも、りょうりの本も、
がしゅうも、がいこくごの本だってそろっています。

いつもはおとなが「ふむふむ」と
むずかしそうなかおで
よんでいる本だって、
あなたたちが
よめないとはかぎりません。

じっくりと、じゆうに、こころうごくままに本を手にとり、
あたらしい世界にふれてください。

かべぜんたいが本におおわれたくうかんで、
がめんがうごかない、かみの本のみりょくにであってください。

「こどもほんのもり」で、まっています。

こどもたちへ「子ども本の森 中之島」公式サイトより

もちろん、大人が訪れてもとても楽しめる施設です。この記事では館内の様子がわかる写真をご紹介しますが、ぜひ実際に訪れてみることをおすすめします!



数々の本棚と館内

一階 「ものがたりと言葉」の棚

こども本の森 中之島では「ものがたりと言葉」「未来はどうなる?」などなど12個のテーマに分け、選書が行われています。本棚もその通りに分けられ、テーマごとにジャンルのちがった本がとなりに並んでいました。ふだん手に取らない本も自然と目に入るので、本棚をながめるだけでも楽しくなりますね!

三階 「きれいなもの」の本棚付近

また、館内には本棚のすぐそばに椅子やテーブルなどが設置されているため、気になった本はすぐに座って読むことができます。中には本棚の空きスペースに直接座れるようになっている場所もあり、なんだかワクワクするつくりになっていました。

館内で発見した本の除菌箱(!)

ひっそりとした休憩室

休憩室

館内一階にある休憩室では、『星の王子さま』や『魔女の宅急便』などの物語の映像作品が上映されていました。円筒状の空間ではひんやりとした空気とちいさな音も響く静かさが気分を落ち着けてくれます。大人が十人も入らないくらいのスペースで、絶妙に居心地の良さを感じるサイズ感です。ここが気に入る子どもも多いのではないでしょうか。

休憩室。作品の中には空間を利用して見上げて楽しむものも!

足を止めて見る『言葉の彫刻』


ミヒャエル・エンス『モモ』からの引用。
「ものがたりと言葉」の本棚から。

館内で必ず目にするのが『言葉の彫刻』。本の中から短文を抜き出し、本棚の中に浮かぶように配置されています。関心のなかった本棚でも、こうして言葉を目にすることによって思わず足を止めてしまうような、印象的なしくみです。
すぐそばには引用元になった本とその著者の名前も書いてあるので、気になった言葉があるとすぐにその本を探したくなりますね。

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』からの引用。
「将来について考える」の棚から。


いかかがでしたか?
今回ご紹介したものは施設のほんの一部分で、子ども本の森 中之島にはまだまだ魅力がたくさんあります!
現在は予約制で1日4部、各回定員150名(予約枠100人、当日枠50人)で開館されているようです。
本当にすてきな施設ですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

青りんご

(写真撮影・執筆 文芸表現学科 柴田)

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!


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