『書いてしあわせになる』 京都くらしの編集室 京都ライター塾 第10期講座レポート(全6回)
これは、京都在住ライター 江角悠子さん主催の、書くことを仕事にしたい方のための講座「京都ライター塾」(動画視聴コース)のレポートです。
書くことを仕事にするだけでなく、その先の『書いてしあわせになる』という、江角さんの思いをお伝えできたらと、思います。
第1回 ライターは何をしている?
「書ける」は武器になる!~ライターに必要な素質は
SNSなどが発達し、書く場所は増えています。
ライターが必要とされ、活躍できる場面は、たくさんあるのです。
また、ライターにも様々なジャンルがあります。
ここでは、自己表見のための、作家(小説家、エッセイストなど)ではなく、
他者から依頼された文章を書く商業ライター(美容ライター、映画ライター、グルメライター、旅ライターなど)を指しています。
では、ライターに必要な素質ですが、以下に三つあります。
①伝えたいという情熱を持っている人
書く以前に、自分の中に「伝えたいこと」が、軸としてあること。
例えば、面白いと感じていること、素晴らしい人を紹介したい思いなど、 上手な文章を書くよりも大切なのです。
これがないと、書いていても、やがて行き詰ってしまいます。
②読者のために書ける人
自己表現のためではなく、読者にわかりやすく、関心を持ってもらえる文章を書くこと。読んでくれる人に伝わることが大事です。
③人の話が聞ける人(コミュニケーション能力の高い人)
わかりやすい文章を書くためには、人から話を聞いて、素材や情報を集める必要があります。相手の意図を汲み、情報を引き出す力も必要です。
コミュニケーション能力が決して高くない私にとって、③は大きな課題だな、と感じました。
自分と向き合う
ライターになって成功しても、しあわせでなければ人生は苦しい。
本当にやりたい事を見つけて実現するため、自己分析ノートを書くことを
おすすめします。
そして、この講座を終えた3か月後に、どんな自分になっていたいか、
できるだけ具体的に書き込みましょう。
また、ライターとして活動するための、屋号・ビジネスネームを考えましょう。分かりやすく、覚えやすいものにすると検索されやすくなります。
情報発信をしていこう!
ライターである自分を知ってもらうために、情報発信をしましょう。
江角さんの仕事の8割はブログ経由で、残りの2割は紹介とのこと。
当の私は、ブログを書き始めてすぐに、恐怖心がわいてきて、今はほったらかし・・(汗)
やはり、同じ思いの方は多いようで・・
ブログが書けない理由あるある
〇何を書いたらいいかわからない
〇思っていることが言語化できない
〇私なんかが書いて意味あるの?
〇私より詳しい人がいる
〇周りの人になんて思われるか怖い
〇間違ったことを書いたらどうしよう
〇うまく書けないから書かない
これらに、江角さんはこう答えています。
ブログを書くことの効用とメリット
①考える習慣がつく
②自分と向き合い、自分が何を考えているかがわかる
相手の意図に沿った記事を書こうとして、客観的な情報ばかり書くのではなく、自分の主観も交えて書けるように練習する。
③知識が定着しやすくなる
④アウトプット前提なので聞き方が変わる
⑤物事のいいところを見つけられるようになる
見方を変えると、いい面がみつかり、ポジティブになる。
これらに気を付けて書くことで、自分を知ってもらい、似た感覚の人が集まり、応援してくれる人が増えます。それは、やがていろんなチャンスや仕事へとつながっていくのです。
書いてもいい!と自分に許可を出す
潜在意識がイヤといっていることはできません。
潜在意識は書き替えることができます。
例えば、自分は目立ってはいけない、ガマンすればいいと思っていた人が
子供の頃の思いを、母親にぶつけたら、母が謝ってくれた。
すると、ブログで発信できるようになった。
自分に、書いてもいい!と許可を出せたのです。
あなたは、輝いてもいい!目立ってもいい!ぜいたくしてもいい!
自分に許可を出しましょう。
まとめ
第1回は、単に書くということ以前に、どうして書きたいのか、
何を伝えたいのかという、自分の軸を作る重要性について、江角さんは話されたと思います。
書くことへの恐怖心、思い込みといった壁を取りはらうことができる。
今のままの自分にも、書く意味がある。
そんなふうに思えた、初回でした。
第2回までの課題
・自己分析ノートへの記入
・第1回の講義の内容をレポートにまとめる
ブログを書くことをイメージして、1000~3000字くらいでまとめる
・毎日、何かしらの発信の練習