昔の人
最近若い子と恋愛の話しをすることが多くなったので、ふと自分の恋愛を振り返ってみたくなった。
いまとなってはどうでもいいし、元気でいてくれるならなによりです!ぐらいの感覚ですけど。
二十代前半で5年間付き合った人がいた。
顔も容姿もタイプだった。自由でなんか頼りなくて。
付き合ったのは、流れ。なんだか流れ。そう、流れで一緒にいる時間が増えた。
その人といると、なんか緊張した。安心感はなかったな。
でも好きだった。たぶん。
風俗にもいくし、浮気もされた。
バレバレだった。部屋に女を連れ込んだ空気満載。
観察眼は強いので、物が移動されていること、いつもと同じ場所にないことなどを敏感に察知さした。
私がお勧めして、大好きだった映画をその女と観てたことは、私の大切にしていた映画を汚されている気分だった。
私も依存体質だったから、どーしよーもないこんな奴でもいなくなったら悲しい気分になるな!という幻想に苛まれていたのかもしれない。
時々思った!私の人生を生きなきゃだめ!
そう思い立つと、行動にすぐ移す私は、彼の部屋から自分の荷物を運び出し、自分の家に逃げた!
するとどーでしょ。追いかけてくるではないか。
はい。もと通り。
ここから、彼が私の部屋に転がり込んでくる。
はぁ、私は一人で生きると決めたのに。
私が追いかければ逃げるくせに、私が逃げれば追いかけてくる。
恋愛ってめんどくせー生き物だ。
あっけなく終わりを迎えるのだが、最後の電話では彼が泣いていた。
はぁぁぁぁ?泣きたいのはこっちなんですけどぉぉぉぉ。振ったのお前だよね?お前が私から逃げたよね?
結局さ、愛だの恋だのは幻よ。
見えないから手に入れたくなるもんだよ。
見えないものを欲しがるんだよ。人間は。
て、悟った25歳のわたし。
そこからは、男なんて皆同じ。同じことしかしないし。相手が変わっただけで、やることは一緒よ。
恋愛の波に疲れ切ったわたし。
あんなに疲れた恋愛はなかったな。
別れたあとも何回も夢をみた。
夢をみて悲しくなっては、同期君に電話して
「あいつはなんなん?ムカつく!」と話した。
「俺が莫になってやるよ~(笑)」なんてなぐさめてくれたっけ。
どこまでも振り回された記憶しかない。
相手があることだから自分本位じゃいかない恋愛だけど、結局自分次第なとこもあって、相手が悪いんじゃなくて、自分の考え方、捉え方、生き方次第なんだよね。
あわないとわかっているのに、くっついていったのはわたし。
依存した生き方をして、辛い付き合いにしたのもわたし。
じぶんはじぶん!な恋愛を選ばなかったのもわたし。
彼は自分の好きなことをして、好きなように生きていたんだな。
それに対して、羨ましかったのかもしれないな。
子供の頃に愛着がうまく形成されないと、男に依存する女性ってたくさんいる。
好きでもない相手に抱かれたり。セックスするその一瞬で自分を満たそうとする。
幻想なのに。。。
DV男から離れられない女性も一緒。優しさは一瞬なのに。
子供はたくさん抱っこして、あなたが大切なこと、親が1番の味方であることを伝えておくべき!
じゃないと、自分の身体を自分の物と認識が薄れる。
もっと自分を大事にする恋愛をしてほしい。
老婆心ながら、切に願う、、、
なつき。