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【ポケカ】福岡の大型自主大会「むしのしらせストライク杯」でタコ負けしたガブリアス使いのお清め記録

こんにちは!福岡でポケカプレイヤーしている「ガブリアスの人」ことクライスと申します。

今回は先日開催された「むしのしらせストライク杯」に参加した際の振り返りや反省、各対面毎のプレイング等をまとめてみようと思いました。

むしのしらせ杯とは

福岡の天神にて開催されている大型自主大会で、毎回約130名規模で行われている人気の大会になります。
スタンダードレギュレーションで純粋に勝ちを目指す「ストライク杯」や、様々な特殊レギュレーションにて開催される「テクニシャン杯」等があります。
特徴としては、公認ジャッジ資格やイベントオーガナイザー資格を持った方たちが主催して下さっており、ちょっとしたトラブル(カード落とした等)や判断に困るルールへの対応がものすごく手厚いので、大人数の大規模大会にも関わらずかなり安心して参加出来る大会だなという印象を持ちました。

参加にあたり

実は前日まで九州に台風の影響があり少し開催が心配でしたが、当日はなんと快晴で無事開催。
環境読みに関しては今回初参加だった事もあり雰囲気やレベル感が分からず、一般的なTier表通りかなーと思って参加しました。
「リザードン」「ドラパルト」「タケルライコ」「レジドラゴ」辺りがシェア率高めと判断しました。

戦績

それでは戦績の方を見ていきましょう!

①パルキア先2-6❌
②レジドラゴ後0-3種切れ❌
③レントラー先0-2投了❌
④ライコポン先0-2種切れ❌
⑤アルセウス先6-3⭕️
⑥ライコポン先0-1種切れ❌

えー、まさかの1勝5敗でタコ負け致しました🤣笑
ちょっとだけ自信あったのでこの結果は流石にメンタルきましたね。。。
お祓い行ってこようかな。笑笑

マッチアップ別振り返り

前回のくろいまなざし杯参加記録と同様に、覚えてる限りで各マッチアップ毎にレビューと振り返りを行なっていきます。
ただ内容が不甲斐無い結果に終わった対面が多かった為、そこまで多くは語れませんのでご了承ください。
また、使用デッキのリストに若干の変更があったので事前に変更点や注目ポイント、採用理由等にも触れていきたいと思います。

グラードンのARがかっこいい。

こちらが今回の大会で使用したリストです。

メインアタッカーのガブリアスとカースドボムを併せて戦っていくのは前回と同様。
変更点としてはサブアタッカーをイイネイヌからグラードンにした点になります。
採用理由としてはタケルライコやトドロクツキ等、たねexメインのデッキに対してサイドレースで遅れを取らない様に打点を求めた事が理由です。
マグマパージで最大240ダメージが出せるのでたねexはほぼ全て1発で倒す事が出来るのが強みですね。

イイネイヌを抜いた理由としては、安定感の向上を狙っての不採用が挙げられます。
使用感として実質2色エネ要求の為どうしても安定感が欠けてしまう事、打点170がどうしても低いと感じてしまう場面が多く現環境において力不足が目立ってしまった事が大きな理由となりました。

その他の細かいプレイング等は別の記事で触れていますので宜しければそちらもご確認下さい。

1回戦vsパルキア

恐らくゼロの大空洞不採用型のオリジンパルキアVSTARをメインアタッカーとしたデッキ。初手がイマイチで初動の展開が不十分な中、げっこうしゅりけんを警戒しフカマルを3体場に展開。
しかしそこからアメ→ヨノワール→カースドボム、手貼りで育ったかがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんで3体のフカマルが全滅。
次の番辛うじて引いた夜のタンカでフカマルを回収、プラスでポッポとヨマワルを展開して備えるもスターポータルでゲッコウガに水エネルギーが3枚揃い、更に2度目のアメ→ヨノワール→カースドボムをフカマルに決められる。
そのまま2度目のげっこうしゅりけんでポッポとヨマワルもきぜつしサイドを取り切られ敗北。
最近PTCGLにて流行の兆しを見せているデッキタイプの様で、対応力に欠けていたと経験不足を実感しました。

しかしここからが地獄の始まり。。。笑

2回戦vsレジドラゴ

初手が余りにも悪く初動ほぼ動けず。
お相手も手札が悪そうで1ターンの猶予があったがサポートを引けずフカマル2体、ポッポ1体の展開に留まる。
そこから博士の研究+レガシースターで必要札が揃った模様で相手先行3ターン目にトライフロストで全滅、たね切れで敗北。

3回戦vsレントラー

以前交流会で対戦させて頂いた方と再戦する形に。
かなりユニークなデッキを組まれている印象で、今回も予想は的中。
レントラーのつきさすがんこう、スナッチアーム、ビワ、クセロシキのたくらみ等を駆使して徹底的にハンデス(相手の手札を減らす)戦法を取ってくるスタイルでした。
初動はそこまで悪くなかったもののサポートを全く引く事が出来ず、ガブリアスとピジョットを育てるもデヴォリューションで退化され、そこからスナッチアームでガブリアスとピジョットが山札下に戻され、ビワでふしぎなアメがトラッシュされる等復帰手段を悉く潰された為投了。
どないせえっちゅうねん。笑

4回戦vsライコポン

とにかくたねポケモンの展開が出来ず、そのままたね切れで敗北。
ボール系、なかよしポフィンも一切引けずでした。

5回戦vsアルセウス

アルセウスをメインアタッカーにサマヨール、ヨノワールのカースドボムを併せて戦っていくタイプのデッキ。
漸くこちらの初動が安定した動きを見せて1ターン目から理想盤面の展開、対してお相手は初動が振るわず遅れ気味の展開。
カースドボムと併せてピジョットが倒される等油断出来ない試合展開ではありましたが、ガブリアスがハイドロランダーとソニックダイブを駆使して大活躍し無事勝利!
対戦後にお相手さんのアルセウス愛や構築のアイデアを聞かせて頂き、改めて一つのデッキを極める事の楽しさを実感出来た対戦になりました。

6回戦vsライコポン

以前別の場所で対戦させて頂いた方と再開する形に。ご無沙汰しております。
先行でポッポスタートするも他にたねポケモンがおけず、そのまま返しの番でポッポが倒されたね切れ敗北。
特に言う事はありません笑笑

総括

冒頭にも述べた通り、あまりにも不甲斐ない試合結果だった為久々に落ち込みましたが、「ここで落ち込んでたらガブリアス使いの名が廃る!!!笑」という事で何とか次に繋がれば、と色々考えた結果とても多くの学びを得た事が分かったので、ここからは今回の大会を通して感じた事や考えをまとめていきたいと思います。

あくまでガブリアスデッキを使った立場からの目線なのでお役には立ちづらいかも知れませんが、デッキ構築の際には参考になる内容もあるかと思いますので宜しければ引き続きご覧下さい。

【環境読み】
詳細は不明ですが、決勝トーナメント進出メンバーのデッキは「リザードン」「ドラパルト」「ルギア」「パルキア(大空洞)」辺りが占めており、概ね予想通りだと感じました。
個人的な感想としては、Tier上位のデッキだけでなくユニークなデッキ選択をされている方も多かったという印象を受けました。
私自身が対面しただけでも、「レントラー」「アルセウス」と言ったシェア率低めなデッキと当たった為、純粋に使いたいデッキを持ってきた方も一定数居る事が分かりました。
マイナーデッキを形にして大会に持っていくという点では自分の考えと共通する部分があるので、そういう方が多いのはなんとなく嬉しいですね。

【マナフィは必要か】
今回の結果から検討すべき大きな点の1つに、「マナフィを採用すべきではないか」というものが挙げられると感じたのでここで細かく考察していきたいと思います。
ここまで読んで下さっている方々の目線からすると、「マナフィを採用していれば最初2戦の負けを防げたんじゃないか」と思われるのが普通だと思います。
正直私も2戦目終了時点で「マナフィ入れるべきやったか…?」と心底思いましたし、もしマナフィ教なるものがあれば是非とも入信して毎日熱心にお祈りしようと思ったくらいです。笑

では、一旦マナフィというカードについて触れていきたいと思います。

マナフィ。かわいい。


メリットとしてあげられるのは以下の通り。

①ベンチ狙撃耐性の向上
②HP70でなかよしポフィンに対応
③サーチ手段が豊富(各種ボール、サポートの「カイ」等)


基本的に①目的で採用されるカードで、HPが低めのたねポケモンを多数展開する必要のある2進化がメインのデッキでは必須級の性能を誇ります。
②と③のお陰でほぼ全てのデッキに気軽に採用出来るのもこのカードの良いところですよね。

「じゃあ採用しろよ!!!」てめちゃくちゃ聞こえてきそうですね。笑
まさに仰る通りだと思います。

実は私、ここ数ヶ月間くらいの間マナフィ不採用のリストを使い続けており、理由として現環境におけるマナフィの下記デメリットが目立つ様になってきたからと考えております。

①ベンチ狙撃「しか」対策が出来ない
②ドラパルトex、カースドボムの登場
③ポケモンなのできぜつでサイドを取られる

ひとつずつ見ていきます。

①ベンチ狙撃「しか」対策が出来ない
要するに、「環境的にマナフィでは対策出来なくなってきた」という話です。
ここが何よりも大きな点だと感じます。
個人的な話にはなりますが、私がポケカを始めたのがちょうど強化拡張パック「レイジングサーフ」発売後のタイミングで、当時の環境は「リザードン」「パオジアン」「ロスト」「ミライドン」「サーナイト」「ミュウVMAX」がしのぎを削っていた様にうっすら覚えています。
その中で猛威を振るっていたのが「かがやくゲッコウガ」で、環境上位の2進化デッキに対抗出来るパワーカードとして君臨する形に。
その為必然的に「げっこうしゅりけんが撃てるデッキ」=「パオジアン」「ロスト」「パルキア」等も相対的に環境上位に上がってきている印象があり、ある意味「ベンチ狙撃全盛期」の様な状況でした(れんげきウーラオスが居たのも影響が大きかったかもしれません)。

しかしカードプールの増加に伴う環境の変化により、たねex特有の安定感とカードパワーの両方を兼ね備えるポケモンが増えてサイドレースは更に加速、「げっこうしゅりけんが撃てるデッキ」は元々攻撃までに若干時間を要したり、やや安定感に欠ける部分もある影響で使用者数が減少した様に感じます。
結果的にベンチ狙撃という選択肢を取らずにサイドを取り切れるデッキが増えた事が要因として挙げられると思います。

②ドラパルトex、カースドボムの登場
①の延長にはなりますが特筆すべきポイントだと思ったので別で記載させて致します。
正直これがマナフィ不採用の決定打になったかも知れません。
「変幻の仮面」「ナイトワンダラー」でそれぞれ登場以来今もなお環境トップの使用率を誇っておりますが、これらもマナフィで防ぐ事が出来ないダメージをベンチに与えてきます。
「ドラパルトex」の強さは言わずもがなですのでここでは詳しく触れませんが、ワザ「ファントムダイブ」と「かがやくフーディン」の特性「ペインスプーン」の組み合わせ等で簡単にきぜつさせられてしまいます。
特に脅威なのが特性「カースドボム」を持つ「サマヨール」「ヨノワール」です。
これらも既に高い採用率を誇っている為詳細は触れませんが、マナフィの特性で防げないだけでなく「ヨノワール」であれば特性だけでマナフィがきぜつしてしまいます。
1戦目で負けた要因がまさにここにあると思っています。

③ポケモンなのできぜつでサイドを取られる
この点も②に付随する形にはなりますが、マナフィはポケモンなのできぜつした場合当然サイドを取られます。
要は「ヨノワール」が居た場合サイドを3枚以上取られる可能性が上がってしまう事に繋がります。
ガブリアスデッキに当てはめてお話しすると、中打点で複数ワザを当ててサイドを取っていく性質上、相手のサイドを取る選択肢を増やしてしまうのが終盤サイドレースに追いつけない要因に繋がってしまい、そのまま敗北するケースが増加してしまう恐れがあります。

長々と書きましたが、以上がマナフィ不採用の理由です。
あくまで個人的な考えにすぎないので、採用する事が間違っているとは一切思ってないです。
地域によっても環境は異なるので、その辺りは上手く環境考察して臨んでみて下さい。

【フェザーボールの安定性】

もうひとつ改めて考えないといけないなと感じた点として、「フェザーボールの採用価値」について気になったのでここで触れていきます。

下半分は木製なんですかね?

非常に分かりやすいテキスト。
効果はいたってシンプルで、にげるエネルギーがゼロのポケモン1枚を手札に加えられます。
ピジョットの採用率増加やエースバーンexの登場により再評価されているカードとなります。
ガブリアスデッキにおいてはピジョットだけでなくガブリアスも1枚でサーチする事が出来る為、盤面構築に貢献してくれる1枚です。

しかし今回の大会で、「これがハイパーボールだったら…!😭」という場面にかなりの数遭遇したのが事実。
個人的にサポートの「カイ」1枚でガブリアスとピジョットを持ってこれる動きがかなり強いと思っていたのですが、カード単体として考えた場合どうしてもサーチ対象の狭さが目立ってしまいます。
その為実は1ターン目に引きたくないカードでして、理由としてはルール上1ターン目は進化が出来ないのでフェザーボールを使った場合ガブリアスorピジョットを手札に加えてそのまま番を終わる形が多く、相手からしたら「次はほぼ確実に進化してくるだろう」と容易に推測が出来ます。
その結果ナンジャモ等の手札干渉カードを使われてしまった場合完全にフェザーボールが無駄になるケースが出てしまうからです。

ハイパーボールであればガブリアスやピジョットは勿論、かがやくゲッコウガやキチキギス等もサーチする事が出来、次に繋げる準備が可能です。
またこのデッキにおいてサマヨールやヨノワール、ガバイトをサーチする手段が無くほぼピジョットの「マッハサーチ」に頼る形となります。
その為終盤の「ボスの指令」や妨害目的の「ジャミングタワー」を同じ番に揃える事が難しいという状況に陥りやすいのです。

以上の理由から、フェザーボールに頼る比重は少し軽くした方が安定しそうだなと感じた次第です。
強力なカードである事には変わりないので、例えばハイパーボール3枚にフェザーボール1枚という構築ならかなり強く使えるかなとも思いました。
その辺りは実戦で色々試してみて下さい。

最後に

如何でしたでしょうか?
どちらかと言うと考察記事の様になってしまったので想像以上に長くなってしまいました。
読みづらい部分もあるかと思いますが何卒お許し下さい🙇‍♂️

一つ言える事としては、こうやってあまり使われていないカードを使ってデッキを組み、どうやったら勝てるのかああでもないこうでもないと考えながら勝ちを目指すと言うのが一番面白いのではないかな、と個人的には思います。
昔から「人と被りたくない」という思いが強く、他のゲームをやる時も大体使用率低めのキャラクターを選ぶ事が多いので、それが今でも如実に表れてるんだろうなと感じます。
有名選手の中でもイトウシンタロウ選手が自ら考えたオリジナルのコンボやデッキをCL等の大舞台で持ち込み、周りをあっと驚かせてそのまま勝ち上がっていく姿をよく目にします。
ああいう姿は非常に憧れますし、あのような自分や対戦相手のみならず見ている周りの人たちをも楽しませる様なプレイヤーになりたいと思っております。

というわけで、今後も構築やプレイング等の面でガブリアス好きに役立つ情報を発信出来たらと思います。
改めてよろしくお願いいたします。

それでは!

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