唐突に始まる行動生態学講義
うちの彼氏は行動生態学を専門にしていたので、
たまに唐突な講義が始まる。
それが結構面白いのでこれからこっそりまとめていこうと思います。
※あくまで普段の会話の流れで唐突に始まったものを後日まとめてるので、これが絶対正しいというものではありません。
ふーんそうなんだくらいに思ってもらえると嬉しいです。
〜ハーレムのオスって楽?〜
動物の中には一夫多妻のハーレムを作る子たちがいますよね。
ライオンとかトドとか。
狩とか子育てはメスの仕事でオスはほぼ寝てるだけ。
何ならライオンなんてたてがみが熱くてバテてる始末。
オス楽すぎない???と思ったらとんでもないとのこと。
ハーレムの主になれるオスは一握り。
弱いオスは見向きもれないしなんならすぐ死ぬ。
一度もメスと番になれないまま死んでいくオスの方が多いのだそう。
メスばっかり働いて!なんて思っていたけどオスはオスでかなり厳しい世界でのし上がらなくちゃいけない。
オスの苦労はメスとはまた違い、露骨に力で決まってしまう。
めっちゃシンプル故に残酷。
子供を残せないオスが多い方が子孫を残す上で効率悪いのでは?とも思うけれど、
弱いオスのために限られた卵子を使うより、一夫多妻となろうとも強いオスの遺伝子を継いだ方が子孫繁栄のためには合理的なんだそう。
有象無象に使う卵子は無いと言うことですね。
これまためっちゃ合理的であるが故に残酷な野生の世界。
楽してるように見えて、実は全然楽な道は通ってこなかったオス。
人間に当てはめてみると、家で何にもしないお父さんも外では仕事で露骨に能力の有無が問われて評価されてく中で揉まれているのだとしたら
ちょっと優しくなれそうかなと。
動物を見て学べることがたくさんあると思うと
なるほど行動生態学って面白い。
行動生態学を学んでいくと男が浮気する理由とかその辺まで説明できるようになるそうなので
また唐突に講義が始まることを楽しみに待とうと思います。
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