hostel DENの今後の取り組みと展望
皆さんこんにちは。
はじめましての方が多いと思いますので、簡単に自己紹介です。
hostel DENは、「DEN」本来の意味である「書斎や趣味の部屋、隠れ家のような部屋」から転じて「ゲストに自分の家のようにリラックスした時間を過ごして欲しい」というコンセプトを持ったホステルです。スタッフは、ほぼ全員外国人で、外国人が考えるおもてなし・サービスを提供しています。欧米のようなフレンドリーで親しみやすい接客、ルールを破ってもゲストのリクエストを受け入れていく柔軟さ…、外国人が考える外国人が喜ぶおもてなしを実践しています。
また、日本初のムスリムフレンドリーなホステルとして、ゲストに無料でご利用頂ける礼拝室をご用意しています。都内のハラール認証を取得した飲食店マップをゲストに紹介する等、ムスリムのゲスト向けのサービスを提供しています。
Think Global,Stay Local
これまでは、hostel DENはインバウンドの観光客をターゲットに戦略を立てていましたが、Covid19の影響を受け、hostel DENの方向性を変える必要が出てきました。これからは、「Think Global, Stay Local」をミッションに宿業に取り組んでいきます。
翻訳すると「国際的に考え、地域に滞在(留まる)する」という、ちょっとわかづりにくい意味になりますが、これをhostel DENでは
「国際的に考えて、地域を元気づける」
と訳します。この「Stay」という単語には、他動詞として「〜を元気づける、を指示する」という意味もあります。
〔物理的に〕~を支える、~を支持する
〔精神的に〕~を支える、~を元気づける
意訳すると「広い視野を持って様々な取り組みを行い、地域を元気にする」となります。グローバル基準で物事を考え、世界の成功事例を参考に地域を元気にしていきたいと思います。
宿として新しい価値観・役割が求められている
ホステル・ゲストハウスの良さは、新しい人たちとの出会いや交流です。
コロナ時代では、この良さをサービスとして提供できないので、宿業界は大変苦しい状況にあります。しかし、何もせずにアフターコロナまで待つというのも大変厳しいため、何か新しいことにチャレンジする必要があります。
コロナ時代になり、オンライン × 〇〇というインターネットを介して、新たなサービスを提供する動きが様々な業界で出てきています。
例えば、和歌山県の熊野にあるゲストハウスでは、「オンライン宿泊」というサービスが始まっています。先日、参加させていただいたのですが、とても楽しく最後には熊野に行きたくなるような仕掛けがたくさんあり、とても参考になりました。
宿としてオンラインを通じて、新たなサービスを提供することも進めて行きたい一方で、オフラインでの宿としての新たな役割を探ってくという作業も同時に進めて行きます。
取り組み①:マイクロツーリズム
星野リゾートを展開する星野さんがかっこいいワードを出していたので、参照させていただきます。
マイクロツーリズムとは、自分の家から10分、15分、30分、1時間の範囲を観光してみる。観光事業者も収束後の需要が戻ってくるときに、まずそこを狙ってみてはどうかという提案です。
まず、地域の人たちに認知してもらうには、「食」が良いと考えましたが、hostel DENでは飲食許可が取れない構造でしたので、そこを諦めて主に以下の2つの取り組みを行っています。
1. フードトラック誘致
現在、フードクリエイター集団のPORTEさんとフードトラックのプロデュースをしています。日替わりで様々なフードトラックの方に美味しい出来立てのご飯を提供してもらっています。Take outがメインなので、コロナ時代には合ったビジネスだと思います。フードトラックの詳細は、また別記事で書きたいと思います。
2. パンの代理店
山梨県にある野菜パンの店 ド・ドゥさんからヘルシーな美味しいパンを仕入れて、PORTEさんとDENで新たにブランディングをして、パンをプロデュースするというプロジェクトも進めています。パンに合うコーヒーやジャムなども販売予定です。「食のエンタメ化」をテーマに、地域の人が笑顔になれるような仕組みを考えています。
このように、宿との関係人口を増やすことがリスク分散につながると考えていますので、地域の人たちにも認知していただけるように、フードトラックやパン事業を始めることにしました。
3. オンラインストア開設
これは2の延長線上にあるビジネスですが、オンラインでも物販を含めてパンなどの販売を進めていきます。また、hostel DENのコンセプトの一つでもある、ムスリムフレンドリーとも繋げていきたいので、ハラール関連のグッツや食材販売も視野に入れて動いてます。
取り組み②:フロント無人化&リスク分散
コロナ時代では、宿にお客さんを呼ぶことがほとんどできないので、売上が上がらないためどうしても「コスト削減」が必要になります。売上が戻るまでは、極力コストのかけない運営が大事になりますので、フロントが無人でも機能するように、少し設備投資を行います。
金沢でホテル経営をしている、よしおかたくや(@takuyayoshioka)さんの「ホテル運営もリモートワークしてみた」の記事がとても参考になります。
これまで、インバウンドの観光客をターゲットとして取り組んできましたが、これからは国内の観光需要だけでなく、フリーランス、出張、長期滞在、車中泊など国内でも細かくターゲットを分析して、それに合ったプランの作成など行っていきます。
取り組み③:SNS発信
これに関しては、全く真新しくもないですがコロナ時代になり、より一層オンラインでの情報発信が大事であることが露呈したため、これからは宿としてしっかり情報を発信して行きたいと思います。
SNSや提携サービス
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◯ HafH:hostel DEN
*定額制住み放題サービスのHafHの提携先
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*31日から住めるスマホ完結型賃貸アプリのNOW ROOMの提携先(申請中)
最後まで読んでいただきありがとうございます。これからはNOTEの場をお借りして、宿について様々な切り口で書いて行こうと思います。もしもこんなテーマで書いて欲しいなどのご要望がありましたら、コメントに残していただけると幸いです。
改めまして、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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