Note to Self 2020/02/20
こんにちは。
読みにきてくださってありがとうございます。
我が家は、2019年10月より、
市内国立大学の留学生のホームビジットの
ホストファミリーをしています。
2020年2月20日、
中国出身の留学生と最後のランチをしました。
翌日早朝に帰国する彼女。
最後の食事をどうしたいか聞いたら、
なんだか遠慮がちに見えたので、
「遠慮しないで。
日本での最後の希望を叶えたい。
それで私も嬉しいから。」
と伝えたら、
「回転寿司に行ってみたい」
でした。
確かに…車も自転車も無ければ難しい…
私や息子にとって
回転寿司は行きたい時に行ける場所で…
彼女の希望を聞くその瞬間まで
全く気付きませんでした。
ということで、
最後のランチは回転寿司に行きました。
彼女が、お皿を取る度に、
一つ一つ写真に納めていく様子を見ていて、
"これほど回転寿司を喜んでくれるなんて、
一緒に来てよかった😊"
と思いました。本当に可愛いです😂
実は、彼女の帰国は当初予定していた帰国日直前で、帰国を一旦延期することになりました。
中国国内では、新型コロナウイルスが猛威を奮い、状況は日々悪化していました。
1月29日に一緒に夕食を食べた時には、 2月11日に帰国の予定でしたが、
中国国内での大流行、空港利用など帰路での感染の危険を鑑み、中国への帰国を延期することにしました。なので、彼女の帰国はしばらくないと思っていました。
帰国は急に決まりました。彼女と彼女の親御さんとで熟考されたのだと思います。帰国の3〜4日前のことでした。
連絡をもらった時の驚きは今でも鮮明に覚えています。とにかく、どこか隙間時間に会いたいと、帰国前日のこの日にランチすることにしました。
翌日の予定を聞くと、早朝に家を出るとのことでした。 (彼女は国際交流会館という大学の留学生用の寮に住んでいました。帰国を延期したことにより、寮を出て友人の家で生活していました。もちろん、我が家で生活することも提案しましたが、日本ではまだ全国で緊急事態宣言は発令されていなくて、大学に通うことを考えると我が家からでは遠くて、友人宅の方が都合が良かったかと思います。) 翌朝、空港バスのバス停まで彼女を送りたいと思ったのですが、平日で、息子の登校準備もあり、見送りには行けないことが、その時の会話でわかりました。
急な帰国の決定で、実感が持てなくて… なんだか、お互いいつも通りのランチで過ごしていました。
実は、今回の3人の留学生の中で彼女が1番年下で、彼女と食事をした回数が1番多くて、レポートやスピーチ原稿の日本語の訂正を何度もしたのも彼女でした。彼女の帰国に関しても心配しました。
そして、私の日本のお母さんです、と言ってくれたのも彼女でした。
彼女との別れを実感したのは、この数日後でした。彼女からのLINEが無くなり…もうLINEすることも無いのだと理解して、寂しくなりました。
今回の中国出身の彼女と、先日の韓国出身の留学生との別れ、あまりにも対称的でした…
"ホームビジット"というシステム通りだと
"我が家に招き、食卓を囲んで
家庭料理とおしゃべりを楽しむ国際交流"
になるけど…
時には留学生の希望を聞いてみて…
聞いてみると、
その希望は案外安価で楽だったり…
することもあるので
"ホームビジット"という言葉に
囚われなくてもよいのかも…と思いました。留学生たちのホストファミリーになることに、留学生たちにいろいろな経験をさせてあげて日本の良い思い出を作ることに、できることから始めてみようと思います。
転勤族の私が、
ここの郷土料理を食べたいので、
ついでに留学生も一緒に外食
とか…
一緒に外出した時に、
せっかくなので
情報誌に掲載されているお店で外食
外食を好まない息子がいるので、
私の外食欲求が高まった時に
留学生にも声をかけてみる
など…
ちょっと我が家流も取り入れています。
今期の留学生にできなかった今後の課題の、家庭らしさ・家族団欒を、来期の留学生にはより多く体験させてあげたいと思います。
我が家のホストファミリー経験、
これからも留学生を受け入れながら
学んで慣れていこうと思います。
最後に自分の希望を話してくれた彼女、
約4カ月間だったけど、
私には新しい家族でした。
読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?