20代から夢中になったボーイズ・グループは、永遠に色褪せない。
はじめに
私は 小さな頃から両親の影響を受けて、気付けば洋楽が大好きな子どもとして育っていた。
英語はおろか、日本語もろくに話せない年頃なのに、親戚や、祖父と父の会社の集まりなどで 生意気にも洋楽を歌う。
そんなガキ娘は、大人から見たら可愛げがなかったかもしれない。
幼稚園、小学校の時などは
周りと好きな音楽が全く合わなかった。
チェッカーズや少年隊、光GENJI、といった人たちに憧れる女子の仲間には入らず
部屋の隅で 家でいつも聞いている ローリング・ストーンズや ビートルズ、マドンナやシンディ・ローバーなどなどの歌をひとりで口ずさんでいた。
無理をしてカラオケに付き合って取り繕っていた頃の私
中学以降、邦楽では サザンオールスターズにはまり、他には当時流行っていた日本のロックやポップスもそれなりに聞いていた。
でもやはり特に大好きなのは洋楽だった。
そして大学、社会人になるとある変化が起こる。
高校までと違って 洋楽を聴く機会が少しずつ減ってきたのだ。
とはいえ、まだそれでも当時は 多くの若者も洋楽を聴いていたと思う。
けれど サークルの飲み会、合コン、会社の飲み会などなど、
そうした飲み会の二次会にはカラオケがつきもので。
みんなそのカラオケのために、歌を用意するようになっていたのだ。
話題の曲をチェックしたり、シングルをレンタルしたり。
それでもカラオケ当日には誰かと曲が被るものだった。
つまらない合コンや、退屈な会社の飲み会で
メタルロックを声高に歌ったこともある。
そんなヘビメタほしまるは、周りからものすごい白い目で見られた。
今となっては懐かしくもある。
ボーイズ・グループに恋をした
そんな社会人を経て結婚して。
夫の転勤先の海外の国で、私はとあるボーイズグループに恋をした。
恋に落ちた。
たまたま観ていた音楽チャンネルがきっかけだ。
それからは彼らの歌がテレビやラジオで流れるととても嬉しかった。
その頃は、日本の友だちに聞いても、誰も知らなかったのに。
帰国する頃には爆発的な人気になっていた。
彼らの名は Backstreetboys(以下BSB)。
アメリカ フロリダ出身の5人組だ。
私は20代後半で初めてアイドルのようなボーイズ・グループに恋をして今に至る。
そして同じような熱量で 恋をして今に至る ボーイズ・グループがもう一組いる。
2001年にイギリスでデビューした4人組、 Blueだ。
翌年、日本のデビューが決まった時には泣いて喜んだ。
あれから20年程経っても、彼らが歳を重ねても
思い出は決して色褪せない。
BSBとBlueの代表曲
BSBといえば、ドラマで使われた I Want It That Wayを一度でも耳にしたことがあるだろう。
I Want It That Way
公式ライブバージョンはこちら
そしてBlueは、近年特に結婚式で使われる曲として知られている The Gift をご存知の方も多いかと思う。
この曲はもともと、槇原敬之さんが提供してくれた曲で、槇原敬之さんご自身も「僕が一番ほしかったもの」
というセルフカバーもしておられる。
そんなBlueは今年 結成20周年を記念して
改めて収録したThe Giftのビデオを2つ、日本語訳を載せてくれている(1つはメンバー登場)のだ。
そしてこちら
BSBも、そしてBlueも、とても日本のことを思ってくれている。
彼らはとても温かい。
そんな彼らの魅力が伝われば...と
BSB、Blueのスキな曲を 3曲ずつ
合計 6曲紹介したいと思います。
お付き合いくださるかたがひとりでもいらしたら嬉しいです。
Backstreet Boys/ Incomplete
YouTube
前作「Black And Blue」を引っ提げて大規模な世界ツアーを終えたのち、BSBは暫くの活動休止期間に入りました。
ソロで活動し始めたメンバーもいる。
もしかしたら、BSBは本当に解散しちゃうんでは?
そんな不安はファン仲間たちにも私にもありました。
活動再開、アルバムリリースの知らせがどれほど嬉しかったことか。
この曲はそのアルバム「Never Gone」におさめられています。
アルバムの一曲めで、シングルでもある曲。
それまでのBSBといえば 歌う、踊る、だったけれど
このアルバムからは ロックや新しい試みが見られ始めました。
このIncompleteも ケヴィンのピアノイントロから始まり、ニックもギターをならす。
BSB第2章の始まりとしても印象的な曲はやはり思い入れもあり、とても好きです。
Backstreet Boys / In A World Like This
(紹介の最後に写真あり)
アルバム「Never Gone」を最後に
メンバー最年長 ケヴィンが BSBから脱退しました。
喧嘩別れなどではなく、あくまでもケヴィンのしたかったことを優先させたかったという理由。
その中には家族と過ごす時間を守りたいということも含まれていました。
二枚のアルバム「Inconsolable」「This Is Us」は四人が様々な人たちと組んで曲作りもしました。
また、New Kids On The Blackとのジョイントライブなどもこなす中、
ケヴィンが次回作から復帰の嬉しいニュース。
このケヴィン不在中はファンもやはり寂しかったです。
メンバーにとっては長男的/父親的存在だったので。
やはり精神的支柱は必要だなと改めて思いました。
何より5人そろってこそBSB。
このIn A World Like Thisは とても爽やかで
心地よいメロディ。
気持ちが晴れやかになります。
歌詞も、そしてミュージックビデオに込められた意味も
実はとても深いのです。
そんな作品を歌いこなせる歳になったんだなとしみじみ思いました。
(聴いてる、同世代の私も...)
以下、私のスマホに残してた ライブ時の画像です。
※撮影許可あり。スマホなので画質荒くてすみません
Backstreet Boys / Chances
(紹介の最後に写真あり)
2019年のアルバム「DNA 」に収録されている曲です。
ちなみに、この「DNA」からのDon't Go Breaking My Heartは 2020年グラミー賞 にノミネートされました。
Chances。
アルバムを手にしたときにこの曲がとても印象的だったんです。
このアルバム自体、とても落ち着いた曲も多く、ゆったり聞けるのですが
中でも特に壮大な部分もあったり、なんかミュージカルの曲のような、そんな印象を持ちました。
するとそののち解禁されたミュージカルビデオゆ観て納得。
やはりこういう世界観だったんですね。
まるで映画のような素敵なミュージカルビデオです。
☆
当時、アルバムのプロモーション来日のイベントに当選した時のラッキーな写真です
Blue / One Love
YouTube
もともとAll Riseでデビューしていた彼ら。
当時はMTVや友人が録画していてくれたものを見て、一目惚れしたのでした。
日本、日本のデビューはいつ?
そうこうしているうちに日本のデビューも決まり。
そこからは本当にあっという間でした。
来日イベント。
来日ライブ。
初めての来日イベントで間近で観た時は本当に
あまりの嬉しさに気絶するかと思いました。。。
みんなでこの One Loveのサビ歌ったんです。
目の前で唄ってくれたOne Loveは本当にみんな歌声がクールで。
Leeの高音ボイス半端ないね!
とか
メンバーの話題でみんなでワイワイ帰った記憶が。
その後、初来日ライブでも
もちろん One Loveやりましたが。
たとえ東京フォーラムでも それまでのイベントとはケタ違いの規模なので
鈍とビッグになるんだな、と思った記憶があります。
Blue / Curtain Falls
2004年に活動休止発表、翌年2005年には事実上の解散となったBlue。
その当時にSNSがあったなら。
世界中のファンと情報交換したり
気持ちをわかちあえたのになって思います。
SNSのない当時はホームページを持ってる人たちとしかやり取りしてなかったので。
その後はなかなかロスが癒えぬままでしたが。
さすがに私の周りのBlueファンが、ファンを辞めてしまった時にはショックでしたけれどね。
それでも復活は信じてました。
この曲・ミュージックビデオは解散後も何度観た/聴いたことか。
なんとも切ないですよね。
Blue Broken
(紹介の最後に写真あり)
YouTube
世界中のBlueファン、私も信じていたように
Blueは復活しました!
やはり全盛期(という言い方は好きではないですが)と比べると、ファンはそこまでめちゃくちゃ多いわけでないのかもしれません。
来日ライブですらそこまで埋まらなかったですし。
でもでもやはり彼らはちっとも変わってなかった。
この曲が収録されてる「Roulette」は
彼らの大人っぽさも落ち着いた色気もあり。
とてもカッコいいアルバム。
そんな中でもアントニーの歌い出しから始まるしっとりとしたバラードは
とてもしみわたります。
彼らとファンとの交流が収められてるのが良いですね。
この後 「Colours」というアルバムの際に来日ライブがありました。
奇しくも今年の終わりで閉館してしまう
新木場スタジオコースト...(泣)
登場した時から号泣でした...!
最後に
ここまでの暑苦しい長文 読んでくださった方々、ありがとうございます。
こちらと、こちらにも、with Spotifyさんの企画に寄せて聞かせていただきました。
記事/文章をお読みいただければ、一目瞭然かと思いますが、
楽器などの知識はほとんどありません。
「ここのイントロでギターのリフがあって」とか
「スネアドラムが」
とか
そんなレベルの話はできません。
でも、音楽が好き。
その気持ちだけは
誰にも負けない、そつ思っています。
音楽と友に歩いてきた私は
これからも音楽と共に歩いていきます。
☆
お試し期間からスタートして、
プレミアム(スタンダード)にして、
ファミリープランを経て
今は夫と プレミアムDuoを使っています。
もう何年も、Spotifyさんにはお世話になりっぱなし。
いつもありがとうございます。
Spotifyさんへの感謝を込めて書いたというのもあります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
今年のふりかえり2021、今から楽しみです。